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Syuu さんおげんきですか?
ごぶさたしています。そのごいろいろありました。
本来ならば肉筆でお手紙したいところですが、今年 10/1 に脳内出血 ( 左被殻出血 ) をし、若干の後遺症 ( ? ) らしきものが残っていまして思いの丈を肉筆でお手紙するのが困難です。
こうしてパソコンのキーボードをタイピングしていてもミスタッチはちょこちょこしていまして、しばしば訂正しながら文章を綴っています。
10/1 の夜 19:00 頃発症し、 10/3 近隣の総合病院に 17 日間入院していました。10 /20 に退院し、翌週の月曜日 10/23 からアルバイト先の一時保育室に職場復帰しました。改めて職場に復帰してやがて 2 カ月近くの月日が経ちますと「集団保育」という営みは瞬時にいろいろなことを判断決断されつつ仕事が展開されていて、正直そのテンポから置き去りになりかけている自分自身を感じることがときおりあります。
保育園の保育士になったのが今から 43 年前。当時就職した保育園の中で「職員と父母による文集をつくりませんか」という呼びかけ人になりました。
同僚に名編集長のキャラの方おりましたので私は原稿を集める足になって東奔西走していました。
文集は文芸誌みたいな香りもイメージもありましたので、かつて Syuu さんがつづられていたエッセイの中に『両性具有の彼方』という大変印象深いことばがありました。この言葉と出会ったのが今から 42 年前のことです。とても新鮮な響きを持った言葉 ( 概念 ) として今も強烈に印象を留めています。
当時はまだ男性保育者は社会的に認知されていない時代でした。「保母さん」に変わる「保父さん」という通称がありました。男性も女性も関わる集団保育への熱いイメージが『両性具有の彼方』ということばで表現されていたのだと記憶しています。
保育も教育も『仕事をしている錯覚』や『私仕事してます…的な思い込み』にいともたやすく陥れる側面を持った営みです。この仕事に付随してくる特性の一つです。
職場での子どもの不慮の事故の防止や安全対策に万全を期することは大変重要です。
が、これが濃密に配慮されるようになり『管理保育』の側面があまりに前面に出過ぎてくると『子供の育ちのダイナミズム』『育つということ』『育てるということ』などなど保育のいとなみへの『畏敬の念』や『感動』『葛藤』『 ( 幼い子供が抱く ) 不安と安心』などは熱く語り合う論議の遠い彼方に押しやられて、さして問題視もされない現場というものが増えてきています。とても残念に思います。
私は子どもの育ちに関わるものの一人として育ちの姿に感動や共感を永遠に忘れたくありません。
私は現在 64 歳です。古希までは後 6 年をきりました。
キャンプファイヤーの薪は盛んに燃えた後も熾火として燃え続けています。
熾火には熾火の役割や熾火にしかできない効用があります。
その効用をさらに見い出したいと思っています。
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