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私は鉄の包丁です
私は鉄の包丁を愛用しています。今使っているのは2代目です。
鉄の包丁ですから扱いをぞんざいにしますと直ぐにキレ味が落ちます。
横着を決め込んでラフな使い方をしていても錆びないステンレスの包丁よりは
程よく手間がかかってくれる鉄の包丁をこよなく愛しています。
野菜や果物など切った後すぐに水気を拭き取っておかないと錆が来ることもあります。
切れ味のセンサーはトマトです。トマトを切る時の切れ加減で解ります。
私は65歳目下加齢街道驀進 ( ? ) 中です。様々な面が有形無形に劣化します。
今朝、嘆く前にはっと気が付きました。
私は鉄の包丁です。砥石で研ぐと包丁は切れ味を回復します。
劣化してもへこたれずいろいろなシチュエーションの砥石を取り込み増やせばいいのです。
フィジカル面ではラジオ体操、気功、サイクリング。
メンタル面では… 私はものづくりですから図面に描くデザインに溺れず
これをもとに試作を重ね手でものを考えます。
安易に妥協をせず言い訳を持ち込まずイメージに関しては実現に向けて頑固に追求します。
センサーはその形の中に背骨が通っているかという視点から自然体に思いを馳せ読み取ります。
読み取りも感性という砥石で研ぎだすのに似ています。
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