あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

医療機器メーカーの社員らが手術中、無資格で他社製のX線装置を操作していた問題で、二つの病院が朝日新聞の取材に対し、同社員がX線を患者に照射したことを認めた。医師の指示については「なかった」「（医師本人が）覚えていない」と説明した。医療機器メーカーの営業担当者が手術室内に立ち入ることは、自社の機器の説明や不具合確認などに限って認められているが、他社製品の操作などは違法行為にあたる。厚生労働省によると、医療従事者以外による医療行為を原則禁じる医師法にも抵触する疑いがある。（編集委員・沢伸也、久保田一道） 

だいたい医師はそういう法律に疎い人が多い。
その2つの病院では人手不足を補うために、高い頻度でメーカー社員に自社製品の操作をさせていたのだろう。そのうち、なあなあになって、他社製品まで操作させることになったのだろう。メーカー社員がルール、法律を知らないわけはないので、1回ぐらいならばれないだろう、がズルズルと何度も操作させられることになり、今回の発覚に至った気がする。
モラルハザードである。