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春風がふわりと吹き抜け、懐かしさを含んだ香りが鼻をかすめる。ふと顔を上げると、花見川区役所の桜が柔らかな陽光のもとでそよぎ、その薄桃色の花びらが風に遊ばれて歩道へと舞い降りていた。
区役所の建物は、桜を想わせるピンク色のタイルで覆われている。その淡い色合いは、桜と響き合いながら街並みに溶け込んでいる。行き交う人々も思わず足を止め、風景に見入る様子が見られる。老夫婦が枝先を指さし、母親が子どもを抱き上げ、舞う花びらを追いかける。その光景に引き込まれ、私も自然と足を止めてしまう。
「もう少ししたら、満開になるね。」
毎年桜は満開を迎え、やがて散りゆく。そしてまた春風が新たな季節を告げるように、花びらを運んでいった。


花見川区役所のサクラ(写真)
花見川区役所のサクラ(写真+BeautyPlus)
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