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「幕間 Vol.01 奥山の、しきみが花の名のごとや」は、麻布台ヒルズ内の「Gallery & Restaurant 舞台裏」で開催されている。この展覧会では、若手作家である石山未来と遠藤文香の作品が取り上げられます。タイトルには『万葉集』の中でも天平期に収録されている和歌の一部が採用されている。この句の多義性と登場する植物の文脈を源泉に、 現代を生きる若手女性アーティストのうち霊的な存在を意識した表現を紹介する展示である。
シキミ (樒)とは日本では「ハカバナ (墓花)」 「ブツゼンソウ(仏前草)」などの異名でも知られる植物である。八角に似た形をした日本固有種とされるこの植物は、根から種子まで全てが有毒で、果実は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
石山未来
は1998年に北海道で生まれ、2020年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業しました。現在は東京藝術大学院美術研究科の油画専攻に在籍しています。彼女の作品は、個人的な経験や日常生活からインスピレーションを受けており、色彩感覚が豊かで、観る者に深い感情を呼び起こすものです。石山は、絵画を通じて自分と世界をつなげる中間地点としての役割を果たすと述べています。
遠藤文香
は1994年に埼玉県で生まれ、2021年に東京藝術大学大学院美術学部デザイン科を修了しました。彼女の作品は、自然と人間の関係性やアニミズム的な自然観をテーマにしており、動物や植物をモチーフにした写真作品が特徴です。遠藤は、デジタル加工を用いて自然における人為の介入を模し、観る者に違和感を与えつつも自然の一部であることを感じさせる力を持っています。
(文:Felo Searchによる)
[会期]
2024/6/26(水)~2024/8/31(土)
Gallery & Restaurant 舞台裏(写真+Artguru)
Gallery & Restaurant 舞台裏(写真+Artguru)
Gallery & Restaurant 舞台裏(写真)
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