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番号札を手に取る。椅子に座り、コートの前を合わせながら、私はしばらく人々を眺めた。男性が書類の束を膝の上で何度も整え直している。若い母親が、膝の上の子どもに小声で何かを言い聞かせている。誰もが、ここへ来なければならない理由を、それぞれ胸の内に抱いている。
区役所というところは、人の生が剥き出しになる場所だと、いつも思う。引っ越し、離婚、死亡届、介護認定——日常の表側からは見えないものが、この窓口の向こう側で粛々と処理されていく。書類一枚が、誰かの人生の転換点を静かに記録する。
保険福祉センターへは、午後になってから行った。区役所から徒歩で数分、同じ敷地に寄り添うように建つそのビルは、どこか穏やかな沈黙をたたえていた。相談窓口には、女性が職員と向かい合って座り、何かを懸命に伝えようとしていた。職員は頷きながら、丁寧にメモを取っていた。
こういう場所が、まちの中にある。
それだけで、何かが保たれているのだと、二月の薄い陽光の下で、ふと思った。花見川は今日も、ゆっくりと、確かに流れている。
(文:Claudeによる)
花見川区役所と花見川保険福祉センター(写真1+fotor)
花見川区役所と花見川保険福祉センター(写真1)
花見川区役所と花見川保険福祉センター(写真2+fotor)
花見川区役所と花見川保険福祉センター(写真2)
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