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埋め立て地の整然とした街路を、西日が斜めに切り裂いていた。ガラス張りのオフィスビルが光を反射し、まるで巨大な鏡のように空を映している。その一角に、IBMのロゴが青く静かに輝いていた——論理と秩序の神殿。コンピュータの演算が、今この瞬間も、何百万もの問いに答えを返し続けている。
放送大学の建物は、その少し先に立っていた。
この建物には、不思議な静けさが宿っている。学生たちは、それぞれの台所や書斎や、深夜の布団の中で、電波に乗った講義に耳を傾けている。顔の見えない教室。孤独であることと、学ぶことが、この場所では矛盾しない。むしろそれは、最も純粋な知への渇望の形であるかもしれなかった。
そして——ステーキ共和国。
幕張大使館、と人は呼んでいる。
国でもなく、大使館でもない。しかしその扉を開けた瞬間、人は確かに何かの「外」へ踏み出す感覚を覚える。鉄板の上で肉が歌い、脂が爆ぜ、煙が天井へ向かって立ち昇る。
幕張という街は、夢と現実の継ぎ目に建てられた街だ。海を埋め、陸を作り、そこに未来を置いた。しかし土地の記憶は消えない。波の音が、ビルの谷間を通り抜けるたびに、ここがかつて海であったことを、静かに告げている。
ステーキ共和国に、夜が来る。

ステーキ共和国、放送大学、IBM(写真1+Google)
ステーキ共和国、放送大学、IBM(写真2+Google)
ステーキ共和国、放送大学、IBM(写真3+Google)
ステーキ共和国、放送大学、IBM(写真4+Artguru)
ステーキ共和国、放送大学、IBM(写真1〜4) コラージュ
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