わたしのブログ

わたしのブログ

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

公主6167

公主6167

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

御秀堂@ Re:救世主(01/18) 御秀堂: http://www.allkanpo.com/product…
Tory Burch ブーツ@ Tory Burch ブーツ トリーバーチ ハイヒールシューズ:http://…
unlalkeld@ payday online 1 #1895 <a href=http://paydayloansnowus.com/…
teewRoago@ online payday loan 19459 <a href=http://paydayloanonlinehere.…
Josette@ Instalatori sanitar The Zune concentrates on being a Portab…

Freepage List

2010.12.09
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 ブルードラゴンの巨体がゆっくりと渦巻く雲間から降りてくる。見た感じではどこにもダメージらしきものを受けた形跡はない。ニンファドーラ女王の渾身の一撃は、やはりそれほど効果があったわけではないようだ。 ビブラム

『さすがは稀代の魔法使いと言われた女王よの。しかし…… 効かん』

 ブルードラゴンは長大な首を振るって一声大きく咆吼する。大気が震え、世界が怯えたように振動する。ブルードラゴンは巨大な身体を水平にして一気に加速する。勢いをつけた前足の爪が振りかぶられ、核攻撃に匹敵する打撃が女王に襲いかかる。

「女王様、下がって!」

 飛鳥は重く湿った空気を蹴って走り出す。五階建てのビルほどもあるブルードラゴンと飛鳥では、その大きさにおいて対抗できるかどうかなど比べるべくもない。しかし飛鳥にはもう恐怖も逡巡もなかった。死ぬまで抵抗し続ける。その覚悟は飛鳥の中にあったすべての負の要素を払拭していた。

「させるかぁ!」

 飛鳥は一歩ごとに加速し、そのままブルードラゴンの腹部へ体当たりする。全身に金色のシールドを張り巡らしているにも関わらず、その衝撃は強烈なものだった。 五本指 靴

「ぐはっ!」

 飛鳥は数十メートルほど弾き返される。しかしブルードラゴンの突進も止まる。



 さしたるダメージを受けた様子もなく、ブルードラゴンの燃え立つ瞳が飛鳥を睨みつける。飛鳥は両足で踏ん張って空中を蹴る。吹き飛ばされた距離を一気に詰め、ブルードラゴンの頭上から殴りかかる。

「アタシは召喚された勇者、フェンドルフィンの藤堂飛鳥だぁ!」

 最大到達点から下降に移ると、飛鳥はさらに前傾姿勢になって走り出す。鉛色の空に飛鳥のシールドの光が、一条の流星となってブルードラゴンへと吸い込まれていく。

『なんと、他にも勇者が召喚されていたのか。それは捨て置けんな』

 ブルードラゴンは飛鳥へ炎のブレスを吐く。しかし飛鳥は、その猛烈な炎の柱を唐竹割りに突き進んで来る。ブレスが無効だと判断したブルードラゴンは首を振って身体を捻り、右前足の爪で飛鳥を叩き落とそうとする。かなりのスピードだったにも関わらず、ブルードラゴンの爪は正確に飛鳥を捉える。 mbt

「ぐっ!」

 飛鳥は上方からの強烈な一撃を受けて打ち落とされる。シールドを張っていても、その衝撃は飛鳥の全身を打ちのめす。飛鳥はオークたちの上空十数メートルでかろうじて体勢を立て直して踏ん張る。

「まだまだぁ!」

 オークたちの騒ぎを背に、飛鳥はブルードラゴンへ向かって空中を駆け上がる。ブルードラゴンは待ち構えていたかのように前足を振るってくる。飛鳥は両腕を上げて、ブルードラゴンの爪を受け止める。

「うりゃあっ!」
『なに?』 mbt靴 激安



「うああああああっ!」
『小賢しい』

 飛鳥の両腕にかかっていた力が急に抜けたかと思うと、飛鳥の真横に青い鱗の壁が迫っている。尻尾だ。まるでバットでボールを打つように、飛鳥は真横に弾き飛ばされる。

「ぐはっ!」

 飛鳥は目に見えないほどのスピードで、エスターの山肌へ叩きつけられる。全身の骨が砕けるような衝撃が襲い、飛鳥の身体はエスターの固い山肌に穴を穿つ。 ナイキ 通販



 女王が助けに行こうとすると、そこにブルードラゴンの爪が襲いかかる。

『よそ見をしてるでない!』
「きゃあっ!」

 ニンファドーラ女王は寸前にシールドを張ったが、その衝撃までは受け止めることができず垂直に打ち落とされる。女王も飛鳥と同じように、エスターの麓の地面へ穴を開けて墜落する。
 突然不気味な咆吼が聞こえ、ブルードラゴンが頭を上げる。そこに紫色の光の柱が襲いかかる。

『む!』

 ブルードラゴンは咄嗟に前面に青いシールドを張る。紫色の光はそれに当たって拡散する。

『お前が敵の指揮官か』

 青いエスターをバックに、赤黒い異形の人間が黒い翼を広げて浮かんでいる。

『むう…… お前は悪魔、いや、魔王化した人間か』
『そうだ。アスカと同じイスペリアが召喚した勇者、ガルド=ロバートだ』

 ガルドは小声で素早く魔法を詠唱し、前面に魔法陣を顕現させる。それはガザの街で作り出したものより大きく複雑だった。

『召喚された勇者が二人…… だと? なぜここにいるのだ』
『決まってるだろ。お前を滅ぼすためだ』 ダイエット スニーカー

 魔法陣の中央が前方へ向かって膨れあがっていく。ガルドはさらに詠唱し、前方に伸びる魔法陣のさらにその前方に、白や黄色の小さい魔法陣を現出させる。急速に前方へ細長くなっていく魔法陣は、白や黄色の魔法陣と合体しながらその色を赤く変化させていく。高濃度に圧縮され、さらにドラゴンに有効な雷のパワーと聖なるパワーさえも付加した魔王ガルド究極の魔光砲だ。

『逃げてもいいんだぜ? 追っかけるけどな』
『ふふ、笑止』

 ブルードラゴンはガルドの攻撃を避けるつもりはないらしい。ドラゴンの矜持なのだろうか、ここで逃げたらモンスター軍の指揮官としてのプライドが許さないのだろう。
 ガルドはニンファドーラ女王とブルードラゴンとのやり取りを聞いていた。このドラゴンは挑発すると乗ってくる。それは自分の強さに絶対の自信があるからだろう。ガルドはそれを利用したのだ。

『消えろ!』

 ガルドが咆吼し、伸びきった魔法陣の赤い光が一気に加速する。それは血塗られた真紅の槍が、ブルードラゴンへ向かってまっすぐ伸びていくようにも見えた。  ルブタン 靴





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.12.09 17:37:06
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: