2005年01月05日
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カテゴリ: 小説&ポエム
麗菜も同様に感じていた。
哲にメールを送信し、一息つくと
夏休み前日の辛い頃を思い出していた。

「・・・ただいま・・・」

最後の学校が終わり、麗菜にとっては最悪で一番
憂鬱になる夏休みが始まる。
ギラギラ光る太陽が、私の白い肌を焼き焦がす。
誰もが喜ぶ夏休みに私だけが悲しんでいる。
家に帰ると、地下にあるせいもあるがとても

そこに一人の男がいる。
そう、一応私の父である。
私はこの男に購入されたロボである。
本来は黒い腕章をしていなければならいないのだが、
つけなければ学校やその周りにはわからない。
もちろん法律的には窃盗と同じぐらいの罪がある。
ロボが増えて以来犯罪率も大幅に減少し、
警察、政府ともに国民を完璧に信用するように
なっている。
一年の犯罪件数は1年で100件にも満たないだろう。
この家もそうだが、ろくに働かなくても、

このろくでなしの父も援助のみで生きている。
何もなしでここにいる。
この男が私を購入した理由が。。。
もちろん・・・
性欲の処理ため。

それをみて、自分の好みに成長していく私を買った。
人間には結婚せずに子供を持つことが許されている
反面『ロボ』といわれている私たちには人権が今だ
認められていない。
例え誰に殺されても、レイプされても、何されても
私たちには訴えることができないし、
相手も捕まえられない。
もちろん購入者が賠償金を得る為に訴えることは
可能である。
そんな秩序の無い世界で『ロボ』は必死に学習し、
人間に好かれようとなんでも努力し、
優秀になろうとする。
いつかは誰かがこの私たちにとって
無法の国をかえるだろう。
そんな社会の闇に乗じて、父と呼んでいる
男は私を強姦する。
ドラッグをやり、その勢いで自分が飽きるまで
強姦し、ドラッグを続ける。
そんな人にうんざりしちゃダメですか?
私はどぉすればいいの?
そうこうしている間にこの薄汚い野良犬が私の部屋に
入ってきた。
ドラッグで完璧に理性がなくなり本能だけで
動いている。まさにケダモノだった。
入ってきて早々に机の前に座っていた私を
私を床に叩き付け、歯槽膿漏が進行した生臭い口で
しゃぶりついてくる。
そう、一瞬、時間を早送りすればいいだけ。。。
私の体を全身嘗め回し、白い肌を腐らせていく。
何度体験しても慣れることの無い行為だった。
反抗するのももうずいぶん前に止めた。
ケダモノは激しく腰を振り、
「うぅっ」
とどもった声をあげ、力尽きた。
やっとおわった。。。
私にとっては歯を磨くことや
お風呂に入ることと同じぐらいの習慣となっていた。
まだ体に残るいかがわしい臭い。
それを振り払うかのように哲にメールを送った。
そぅ…3年間好きでい続けた人に勇気を出して
純に聞き出したアドレスを手に。

~続く~





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最終更新日  2005年01月05日 00時04分04秒
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