エレヴァージュのメールマガジン、バックナンバーのまとめノートです。

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2012.02.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、

水曜日の日本酒のリストです。





実は、義侠の、

平成14年BY(醸造年)のものを、

火入れ(加熱処理)と、火入れしていない原酒と、

2種類置いています。




日本酒は、熟成しないと言われますが、

決してそんなことはありません。





2つのお酒は、



原酒の方は、エレヴァージュで買って、2年保存し、

ようやく少しずつ甘さとコクが出てきました。




もう少し、寝かせて、旨みを引き出しますので、

どうかもう少し待ってください~。






そして、

石田屋、開けて3か月目で、

ようやく円やかになってきました!。





ところで・・・、

エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、

ワインのコルクに替えて、5度の冷蔵庫に入れて保存しています。

(日本酒のコルクは、スカスカで、空気が簡単に入ってしまうので、

 気密性の高いワインのコルクに替え、瓶の中に残った酸素とゆっくり

ふれあい、どんどんお酒のポテンシャルが引き出されます)




そして、何度も何度も試飲して、

日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるように

しています。



やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、

時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン

湧いてくるのです。



日本酒をたくさん飲んでいる方でも、

エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、

ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。





                                      120ミリ(70ミリ)




◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 山田穂((2010 BY)     ¥1200(¥600)

 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と
常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいる
のです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できま
せん。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、
「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わい
なのではないでしょうか。


◎初亀 純米吟醸 "亀丸" 生酒(2010BY)          ¥1200(¥600)

 静岡県産です。いつも思うのですが、この地域の日本酒は透明感に溢れ、心の底
 から清らかさを感じます。この個性を引き出すために、エレヴァージュでは、静岡県
 酸の日本酒は、7~8度の温度帯で提供しています。ただし、他の地域の日本酒は
 基本的に10~11度の温度で出しています。冷やすことによって、よりこの透明感が
 くっきりしてきて、酸味が持つ立体的な輪郭が、迫力を与えるからです。


◎獺祭 純米大吟醸 槽場直詰め 無ろ過生原酒(2011 BY)      ¥1200(¥600)

 山口県産です。獺祭というと、ただクリアーで、すっきりした味わいの、個性のないお酒と想像
 されるかもしれません。特に、最近どんどん個性的で、複雑な味わいを持った蔵が増えて、お客

 この槽場直詰めは、獺祭の真の力が出ていると思います。正直言いまして、感動しました。
 とてもクリアーな味わいの中に、ミネラルの細かい粒子が輝き、余韻までとてつもない上品さ
 で抜けていく・・・。純粋なのに、決して軟弱ではありません。シャンボール・ミュジニー村の、
 「アムルーズ畑」のワインのように、その芯の強い輝きは、なかなか出せるものではありません。
 獺祭が、ここまでやるのか!と、きっと驚かれるのではないでしょうか。


◎昇龍蓬莱 純米吟醸 槽場直詰め 生原酒 "雄町"(2010 BY) ¥1300(¥700)

 神奈川県産です。この蔵が生み出す日本酒は、ブルゴーニュの偉大なワイン、モンラッシェ、
 シュヴァリエ・モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュに匹敵、いや、それ以上の存在かも
 しれません。凝縮した米のパワーが、口の中で、パーッ!と一気に弾ける、そのパノラマの
 ような色彩は、見事としか言いようがありません。一度でも、こういうお酒を飲んだ方が、
 人生が豊かになるのではないでしょうか(羽交い絞めをして、無理矢理)。


◎王禄 純米吟醸 "渓" 直汲み 無濾過生原酒(2010 BY)   ¥1300(¥700)

 島根県産です。以前から仕入れたいと思っていましたが、なかなか機会がなかったの
 ですが、ようやくリストに載せることができました!。これほど厚みがあり、口の前後左右
 の味覚を、立体的に刺激するお酒は、なかなかないと思います。それだけ、酒質が厚く、
 コクが桁外れにあるのです。購入して、ずっと若々しすぎて、強すぎて、リストに載せる
 ことができなかったのですが、ようやく美味しくなり始めたので、こうしてリストに載せて
 います。その圧倒的な存在感を、ぜひ・・・。


◎黒龍 大吟醸(2010 BY)                       ¥1600(¥800)

 福井県産です。黒龍が、日本でものすごく人気があるのは、やっぱり水が清らかで、
「柔らかい」からではないでしょうか。いろんな日本酒がありますが、これほど、しっとり
「水のように綺麗な」味わいのものは、なかなかありません(静岡系も多少柔らかいです
が)。この大吟醸は、ズドーン!と豊かなのに、とても、優しい触感で、まさに黒龍の真骨
頂だと思います。


◎満寿泉 純米大吟醸 "雄町" 生酒 無ろ過(2010 BY)   ¥1600(¥800)

 富山県産です。この蔵は、日本酒の中で最も立体感があり、そして奥行きの深さ、
 さらに、偉大なモンラッシェのような輝きのある酸と、醸造酒としては最高レベルの
 完成度の高さがあると思います。この"雄町"は、開けたては少しハーブのような青さ
 が気になりますが、酸素と触れて、そのポテンシャルが発揮されると、どんどん複雑
 な甘さが湧いてきます。この奥行き、立体感こそ雄町の本領発揮で、深い迫力にきっ
 と感動するに違いありません。


◎秋鹿 純米大吟醸 7号酵母 生原酒(2009 BY)       ¥2200(¥1100)

 大阪府産です。今までこの蔵のお酒を飲んで、「美味しくなりそうなんだけど・・・、何か
 ある」と感じていました。この「何か」とは、熟成すれば、きっとうまみがどんどん出てきて
 すごい複雑になるのではないか?、という想いがありました。実際に、抜栓して、5度の
 冷蔵庫にずっと保管しておくと、な、なんと、こんなに複雑で、柔らかい味わいになるので
 はないですか!。この広がりのある柔らかさと、7号酵母の独特な魅力は、他の蔵では
 決して創り上げることができないのではないでしょうか。これはやはり、秋鹿さんならで
 はの味なのでしょう。素晴らしいです。


◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2009BY)           ¥3200(¥1600)

石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも
織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく
上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているの
でしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、
この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。





青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、今まで「物足りないな~」と
感じることが、多かったように思います(でも、お燗したら、おでんに合いそう)。しかし、この"斗壜
取り"を飲んでみて、認識が変わりました。しっとりした触感の中から、ふくらみのある甘さが出て
きて、本当に素晴らしい味わいだったのです。それ以来、ずっと「欲しい!、欲しい!」と思っていて、
今回ようやく手に入れることが出来ました!。「田酒」の最高峰のお酒、これこそ彼らの真髄では
 ないでしょうか。優しさだけではなく、奥に秘められた強さを感じます。ブラボー!。


◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2010BY)        ¥3600(¥1800)

 富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い
 領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを
 飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、
 ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えて
 いるのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。


◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY)   ¥3600(¥1800)

 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような
 存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、
 しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒
 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。


◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY)        ¥5500(¥2800)

 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは
 ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美
 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ
 ど、完成度がとても高いです。


◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2008 BY)        ¥5500(¥2800)

 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも
 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。
 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も
 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな
 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。
 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。




以上です。

ワインバー エレヴァージュ

吉田 岳史

東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル  2F     

TEL(FAX)03-6419-3889

ノーチャージ 
営業時間:19時~4時まで。
(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)
日曜日と祝日は、休ませていただきます。






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Last updated  2012.02.22 17:51:05


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