エレヴァージュのメールマガジン、バックナンバーのまとめノートです。

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2012.10.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
では、水曜日のデザートワイン、

食後酒のメニューです!(その2)


(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)


◎ピエール エルメさんが好きだという、

 ムスカ ド カップ コルス 2010年、入荷しました!。

 鮮やかな色彩で、キューン!と立ち昇る、

 酸味が素晴らしいのです・・・。



◎ナント、ジャック・セロスの、

「ラタフィア ド シャンパーニュ」が入荷です!。



(でも高くてすいません)




★ヴァン ド ナチュレル
◎ムスカ ド カップ コルス 2010
 (アントワンヌ アレーナ家)               60みり¥1300(30ミリ¥700)

 仏・コルシカ島産です。全く先入観なく、先日の試飲会で飲んだのですが、あまりに
 も鮮やかで、印象的な香りなので、びっくりしました。どうやら、ピエール・エルメさんが
 お気に入りらしく、彼のお菓子に共通する、キューン!という鮮やかな酸味にとても
 共鳴する部分があって、あぁそうかと、納得できるものがありました。この透明感のあ
 る輝きはなかなか味わうことができなくて、これはぜひ体験して欲しいと思い、リスト
 に載せました。


◎ラタフィア ド シャンパーニュ ”イレテ チュン フォワ VDN”  


 仏・シャンパーニュ地方です。発酵途中のワインに、ブランデーを加えて造るため、
 葡萄の自然な甘さが残ります。本来は、マールを加えるそうなのですが、実は、
 ニュートラルなアルコール(ウォッカみたいなもの)とワインの澱を加えるそうです。
 実際に味わってみると、マールのエグミ(嫌味とも言う)が少なく、旨みと複雑さが
 あるので、格好の食後酒と言えるのではないでしょうか。呑兵衛の人にとってよく

 ウォッシュタイプ(マンステールなど)にめちゃくちゃ相性が良いと思います。



★陰干し葡萄からのワイン
●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995
(クインタレッリさん)                     60ミリ・・・¥5800(¥2900)

 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、
 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気
 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、
 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの
 で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。



★ヴァン ド リクール
●ヴァン ド リクール 1909(ドメーヌ サン クロワ)         30ミリ¥2300

仏・おそらく南仏の地域の酒精強化ワインです。とはいえ、葡萄ジュースにブランデー
などを加えて熟成させるだけなので、ポートワインとはちょっと違うようです。ちなみに、
この1909年もの、想像以上に若く、信じられないくらいフレッシュです。実際に以前
は、ユーロでも300~400の値段をつけられる本当に希少なものらしいです。すでに
味見していますが、これから、酸素を含んでゆっくり熟成し、どのような複雑な味わいに
変わっていくか、本当に見ものです。


★ポートワイン

●グラハム トーニー ポート 40年            60ミリ・・・¥2800(¥1400)

 ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の
 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの
 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート
 の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。



◎オフリー キンタ ド ボア ヴィスタ 1924年 40ミリ¥9200(20ミリ¥4600)

 ポルトガル産です。これはラベルが全く剥げて無くなっていまして、その代わり、格安
で購入することができました。実際に、マイケル・ブロードベントおじいちゃんのコメントを
探してみると、この会社の古いものが結構見つかります。そして、1924年というヴィンテー
ジは、私は初体験なのですが、4つ★のめちゃくちゃいい年のようです。

(9月18日に、実際に味見してみました!。やはり、これぞ「ザ・ヴィンテージ・ポート」
と言えるほど、若々しく、凝縮した果実味の鮮やかさがあって、飲んだ瞬間に、これだ!
これこそ、ヴィンテージポートに求めていたものだと思いました。これに対して、トーニー
ポートは、熟成して溶けた柔らかい複雑さが特徴なのですが、まさに対照的で、ヴィン
テージポートを飲むなら、こういう強烈な果実味のを堪能したいと思います)

(10月24日に味見しました。やはり、立体感のあるギューン!という香りの中から、
どんどん奥行きと、深みが出てくるのが、ヴィンテージポートの真髄かなと・・・。この
1924年ものは、まだまだ鮮やかで、イチジクを噛んだ瞬間のような果汁がジュワっ!
と弾けて、長い年月かけて丸くなった自然な甘さは、やはり特別だなと・・・。ヴィンテ
ージポートの良さは、まさにここにあるのではないでしょうか)



★マディラワイン
◎バルベイト社 "ブアル" ヴィンテージ 1958
                             60ミリ¥6400(30ミリ¥3200)

ポルトガル・マディラ島(サッカーのクリスティアーノ ロナウドの出身地)です。
1958年は、そこそこ良いヴィンテージで、葡萄の溶けた、透明感のある酸味が、
マディラワインらしく、ふくらみを持った「アミノ酸の塊」になっています。この溢れる
ような熟成したブーケは、まさにマディラワインそのもで、このブーケを嗅ぐだけで
も、熟成したマディラを飲む価値があります。


◎ジョアン ロメオ テシェイラ "ブアル" 1863年
                             40ミリ¥9200(20ミリ¥4600)

ポルトガル、マディラ諸島のワインです。正直言って、ここまで古いマディラワインは、
飲んだことがなく、ぜひ飲みたい!と思い、今回購入に踏み切りました。3か月前に、19
00年ものを開けたのですが、今回の1863年ものは、さらに熟成を重ねているせいか、果
実味が融解して、奥行きが溶けた、途方もない立体感のある果実味です。と書きながら、立
体という言葉自体がナンセンスなほど、3次元の果実味が溶け、ゆらゆらとゆらめくほどに柔
らかく、そのブーケの巨大なスケールは、軟体動物を思わせるほど、とらえどころのなボディ
で、これ以上表現することができません。

一言で言えば、私はまさにこういう味わいを求めていて、余韻まで溶けて一緒に行ってしま
うほど、途方もない怪物だと思います。こういう経験は、初めてです。

(あまりにも素晴らしいので、2本目を買いました!)



★おすすめモルトウイスキー
◎グレンゴイン 1969年 オータム、
 2002年に瓶詰、気温が安定している秋に蒸留、蒸留所元詰め
 55,3%VOL                 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700)

 スコットランド、ハイランド地区です。この蒸留所は、麦芽にピート香をつけないこと
で有名で、だからこそごまかしの効かない、麦芽のしっかりした豊かさと、力強さが合致
して、のびやかな余韻を持っています。モルトウイスキー業界は、いろんな味わいの流行
を経て、どういう方向に行くのか、この蒸留所の味わいはその答えを示しているように
思います。素材(麦芽)の圧倒的な品質の高さ、そして、丁寧な蒸留、良質な樽、
それによって、こんなに上品で、力強い味わいが生まれるというのはまさにモルトウイスキ
ーらしい、良さがここに詰まっています。







以上です。

ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史








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Last updated  2012.10.31 19:20:00


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