エレヴァージュのメールマガジン、バックナンバーのまとめノートです。

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2013.11.14
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では、


木曜日の赤ワインのリストです。


                                       120ミリ(70ミリ)

◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家)
                                    ¥2000(¥1000)

~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ
は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す
ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味
を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、


(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気
溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、
綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプ
ですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほど
です)


◎ジゴンダス 2009(サンタ デュック家)              ¥2000(¥1000)

 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も
 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質
 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です
 から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ
 ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。


 (シャプティエ)                            ¥2500(¥1300)


●ニュイ サン ジョルジュ レ ヴィーニュ ロンド 2004年
 (ダニエル リオン)                         ¥3200(¥1600)

 仏・ブルゴーニュ地方です。先日の試飲会で、あまりにも印象的だったので、すか
さず購入して、リストに載せました。彼が作るワインは、あまりにも果実味重視で、

別でした。2004年らしい、甘さと酸味が綺麗に寄り添うミネラルの美しさ、果実味
は決して重たくならずに、素直な葡萄の酸味がとても心地よく感じるのです。そして、
ニュイ サン ジョルジュらしい小気味よいミネラルの堅さが、透明感を含んでとても
瑞々しいのです。これは、本当にいいワインで、2004年の良さがここに凝縮している
のではないでしょうか。



●シャトー グランピュイ ラコスト 1975年     70ミリ¥3400

 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、3~4年前まで、タンニンが堅く、
そのわりには、内部(コア)の果実味が脆弱で、正直言ってバランスが悪かったのです。
しかし、ここ数年は、タンニンがほぐれ、果実味の自然な豊かさとバランスが取れて、本当
に美味しくなってきています!。グランピュイラコストは、もともとはタンニンが強く、骨太の
果実味で、熟成にとても時間がかかるのですが、この1975年は、ようやく本来の「美味しさ」
が出ています。

(木曜日の段階で、2.5杯残っています。ただし、もう賞味期限が過ぎるかもしれ
ません。また報告します)


★アルマン ルソー家
●シャルム・シャンベルタン 2010年      50ミリ¥3400

 2010年のブルゴーニュは、前々回のメールマガジンで伝えたように、
ふくよかで、柔らかく、ミネラルの白い空気のような輝きがとても素晴らしい
のです。今飲んで十二分に美味しく、しかも熟成する能力があるという、
本当に完成度の高いワインばかり、生み出されました。

 実際にルソーさんのワインのスタイルは、特に1990年代には、アメリカ
系の評論家から、「薄くて、物足りない」という批判を浴びたことがありま
した。しかし、その薄さがあるからこそ、テロワールの美しさが、浮かび上が
ってくる・・・。それは印象派の絵画のように、果実味の背景が透けて見える
からこそ、その本来の輝きや、美しさが際立ってくるのです。ベタ塗りの油絵
のようなワインでは、綺麗さや、輝きが発揮することはありません。

 そして、2010年のヴィンテージのスタイルと、ルソーさんのワインの個性
は、見事に一致しています。この年の彼のシャルム・シャンベルタンを飲む
のは初めてなのですが、本当に楽しみです。

(水曜日に開けて、味見しました!。ただし、ピーンと張りつめた酸味と
ミネラルがまた強く、まだ開いていなかったので、「飲みにこなくていい」と
ツイッターに書きました。そして、木曜日には、「開いて」美味しくなっている
と想像しています。2002年のヴィンテージにすごく似ています)





★フィリップ シャルロパン パリゾ家
●クロ サン ドニ 1993年             50ミリ¥3900

 4~5年前?に、このワインを味見したことがあります。その時の
鮮やかな思いでが忘れられなくて、今回リストで見かけて、すかさず
購入しました。クロ サン ドニという畑は、果実味の「ギュっ!」という
凝縮した鮮やかさと、黒土のようなムンムンとした「土の匂い」を感じる、
本当に完成度の高いワインだと思います。特に彼のこの1993年もの
は、まさに「クロ サン ドニ」とはこうあってほしい、という理想的な形に
仕上がっていて、何年ぶりに味見したのですが、心の奥を揺さぶる、
深い香りが、体の中に染み込んできます。

 ワインと言うのは不思議なもので、ただ葡萄を搾って、発酵させただけ
では、こういうワインにはなりません。果汁の背景に、「存在感があって、
また飲みたいと思わせる何か」がなければなりません。このクロ サン ドニ
は、やはり新世界のワインとは決定的に違う、「特別なもの」をふんだん
に持っているのを感じます。

 こういうワインを、毎日飲めたら、どれだけ幸せか、つくづく思います。

(水曜日にも味見しました!。全てが最高の状態で、もうこんなに
素晴らしくて、いいのでしょうか?。木曜日の段階で、どうなっている
かは、またツイッターで伝えます)


ワインバー エレヴァージュ

吉田 岳史

東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F     

TEL(FAX)03-6419-3889

ノーチャージ 
営業時間:19時~4時まで。
(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)
日曜日と祝日は、休ませていただきます。





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Last updated  2013.11.14 04:20:49


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