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数年前ぐらいからだろうか、園芸店にもネット上にも 「サンセベリア・スタッキー」
と称する植物が急速に出回り始めた。しかし私はその実物や写真を見て、疑念を抱かずにはいられなかった。どうも姿・形・大きさの異なる複数の種(しゅ)が混在しているのである。ネットで調べたところ、 S
.カナリキュラータ
( S. canaliculata
)、 S
.キリンドリカ
( S. cylindrica
)、 S.
スタッキー
( S. stuckyi
)の、少なくとも3種が混同されているらしい。
私は3年前に「スタッキー」と称して売られていたものを買って育てているが、本物かどうかわからないままに今日まで育ててきた。その株は、太い棒状の葉が根元からまっすぐ上に向かって何本も立ち上がっている。消去法で行くと、キリンドリカとは明らかに大きさ、樹形が異なるのでこれは除外。ではカナリキュラータかスタッキーかのどちらかと言うことになるが、今日になって某掲示板にて、その決め手を知った。それは、 葉の中心に一本の溝があること
。
で、この決め手を知ってから改めて自分の株を見ると・・・・

おお、ちゃんと溝が入っているではないか!!! ということで私の株は本物に間違いなし!? しかし他の葉はシワというかスジと言えるものは何本も入っているものの、それほどはっきり溝が確認できないので、今後の観察が必要。実は今まであまり大事にしていなくて(笑)、冬の間は玄関にほったらかしにしていて、かなり株が痛んでしまった。株全体の画像をお見せできないのはそのためでもある(笑)。
さて、このスタッキー(?)、成長が大変遅く、3年前に買って以来、根元に小さな葉が何本か出たのみで、あまり変化が見られない。今年は気合を入れて育てなければ。ちなみにスタッキーの画像は ここ
、カナリキュラータの画像は ここ
で見ることが出来ます。
8月9日追記
鑑定の結果、これはスタッキーではないことが判明。本物のスタッキーはもっともっと葉が太くて長く、全体的にかなり大きな株になる。また、この画像では葉に溝が入っているが、本物のスタッキーの溝はこんな浅いものではなく、成株では深さが1センチにもなる深くえぐれたような溝が入る。 こんなにもはっきりした違いがあるのに、依然としてニセモノのスタッキーが出回っている。園芸業者にももっと勉強してもらいたいものだ。
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