Emily Smith ( vo, p, accordion/1981- )
Steve Byrne ( g, cittern, bouzouki )
Jamie McClennan ( fiddle, vo )
Duncan Lyall ( double-b )
Jonna Inge ( viola )
Sarah Murray ( cello )
Paul Jennings ( per )
Martin O Neill ( bodhran, shaker )
Brian Finnegan ( flute, whitle )
Andy Saunders ( french horn )
Hamish Napier ( backing-vo )
produced by Joe Rusby & Emily Smith ・ engineered & mixed by Joe Rusby ・ photo & design by Craig MacKay
様々な音楽賞を受賞しているエミリー・スミスの 2 作目にして日本デビュー盤。
2012 年 6 月にスヴェングのライブに行った際、ロビーで呼び屋さんによるCD叩き売りセールをやってましてね。 500 円ポッキリだったんで「うおおおおおこれ私のだ誰にも渡さんぞ!」と即ゲットしたんですよ。
エミリー作品はずっとほしかったけどなかなか入手できずにいたので思いがけず安く買えてラッキーでした。ちなみにそのセールではハウゴー&ホイロップやレイチェル・アンサンクなんかも同時購入しました。オホホ。
ぶっちゃけ初エミリーだったわけですが、これが実に完成度が高くて。
帯には「スコットランドの伝統を今に伝える期待の新人女性ヴォーカリスト」とあるし、収録曲も民謡っぽいものが多いからトラディショナルを中心に歌っているのかな、と聴く前は思っていたのだけど。
ふたを開けてみれば民謡歌手と言うよりかはシンガー・ソングライターでした。
収録曲のクレジットを見てごらんよ。共作やカバーもいくつかあれど、まったくのピン作品が 4 曲。歌詞はトラッドだけど曲は自分で作ったものも 2 曲。
中でもちょっぴり切ないメロディの 7 は秀逸! これは生涯のお気に入り曲トップ 100 には確実に入るよ。
その次のインスト 8 も心が洗われる~。自身のピアノを中心としたアレンジが施されているのだけど、バックで鳴っているストリングスがそれはそれは優美で…。
さらにその次の 9 は旦那でもあるジェイミー・マクレナンのコーラスが超・超・超効果的! これもトップ 100 に入れたい!
…なんだかお気に入り曲が後半に集中しとるなあ。
エミリーの声は萌えでもなければ姐御でもない、どこにでもいそうな普通の女の子といった感じです。自分で作詞作曲できてもちろん歌えてトラッドも時々歌う…、同郷のカリン・ポラートに通じるものがあるなあ。歌声もどことなく似てるし。
マリンキー(カリンが歌い手を務めているバンド)のスティーヴ・バーン、フルックのブライアン・フィネガン、バック・オブ・ザ・ムーンのヘイミッシュ・ネピア、 2002 年の全アイルランド・バウロン・チャンピオンに輝いたマーティン・オニール等に協力してもらっての編曲も無駄に凝り固めず自然の風合いです。
#1237 CARA DILLON 《SWEET LIVERTY》 … 2011/07/04
#1233 ALISON O’DONNELL 《HEY HEY HIPP… 2011/06/26
#1210 LOREENA McKENNITT 《AN ANCIENT … 2011/05/29 コメント(2)
PR
Category