2015/10/08
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テーマ: 社交ダンス(8732)
カテゴリ: こんなの欲しい
<フラゴナール>

南仏は花の栽培に適した温暖な気候ということもあってか、その花を用いた香水産業のメッカでもあります。

ガイドさんが話して下さった香水の歴史は16世紀に遡ります。





フィレンツェで財をなしたメディチ家からフランス王妃となったカトリーヌ・ド・メディシス。

彼女は当時最先端だった芸術の都からやってきただけあって、フランスに様々な文化をもたらすことになります。

一番有名なのはテーブルマナー。

それまで手づかみで食べていたフランスにナイフやフォークやスプーンで食べる文化をもたらします。

食卓用のこれらの食器を『カトラリー』と呼ぶのはここに由来するそうですよ。





彼女がイタリアから持ち込んだ文化はそれだけでなく、マカロンなどのお菓子や日傘や香水付きの手袋などのファッションもそうなんだそうです。







さて、このあと私たちは香水の直営店に行きました。

外国資本に買収されて化学物質を多く使用する香水が世界的に主流であるなか、伝統的な手法で天然の花だけを用いる製法を守っているブランドがここグラースに3つあるそうです。

ガリマール、モリナール、フラゴナール。

そのなかのフラゴナールに連れて行ってもらいました。





『フラゴナールって画家のフラゴナールと関係あるんですか?』

ガイドさんに思わず聞いてみたら大当たりでした。

ロココ絵画で有名なフラゴナールはここグラースの出身で、父親は調香師だったとのこと。

地元の有名人の名にちなんで創業者が命名したみたいです。





資格を持ったプロの調香師は世界に150人しかいなくて、フランスにはそのための学校が3つあるそうです。

3年学校に通ってそのあと7年修行を積み、非常に繊細な香りを嗅ぎわけるためにタバコやコーヒー、アルコールなどは一切禁止という修行僧のような生活を強いられるそうです。

ニンニク料理なんかもダメでしょうね。私には絶対無理だわ。餃子大好きだし。


IMG_3130.jpg




女性が興味持つのはわかりますが、なぜか大将が異様に興味を示し『もっと甘い香りはありませんか?』なんて買う気満々。

母親へのお土産も含めいろいろ買い込んできました。


IMG_3074.jpg


日本に帰ってきてつけてみたら、香り強烈なんですよね。

足首にちょこっとつけるだけで半径5mくらい一日中香り続ける気がします。

甘すぎて虫がたかりそう。

大笑い







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Last updated  2015/10/11 11:10:49 AM
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