2021/09/25
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テーマ: 社交ダンス(9412)
カテゴリ: TVのはなし
ドイツからやってきた皇妃エカテリーナが、ロシアの血統であるロマノフ王朝の皇帝を倒して帝位についたことに反感を抱いていた者たちの物語です。





シーズン2から少し戻って1774年。

宮廷内部では皇帝に次ぐ地位にいたパーニン宰相が、エカテリーナの不在に付け込み皇太子パーヴェルを即位させるクーデターを起こそうとしていました。





皇太子妃ナタリアはパーヴェル以上に野心的で、ドイツから嫁にきた自分をエカテリーナに重ね、自らもいつしか皇帝になろうと目論んでいます。





ポチョムキンとのラブラブな遠征旅行中、秘密警察(のちのKGB?)からの知らせでサンクトペテルブルグに急遽帰還し危うく難を逃れますが、国内ではもっと大変なことが起こっていました。





オスマン帝国との戦争は続いていて、天候不順の飢饉などで国が弱体化していく中、地方では死んだはずのピョートル3世(エカテリーナの元夫)が生きていましたといった偽皇帝が30人以上出没します。

中でもコサック兵だったプガチョフ率いる反乱分子は、各地で砦を襲いながら農奴を開放して勢力を拡大していました。

プガチョフの乱です。





対策が後手に回ってロシア軍も大きな打撃を受けました。







ロマノフの血を受け継ぐ正統な皇位継承者としてエカテリーナの地位を脅かす存在になります。

内外からの敵にエカテリーナはどう対処していくのでしょうかというところがシーズン3の見所です。

シーズン2でナタリアが亡くなるところが描かれているにもかかわらず、また話が数年戻るのには最初違和感がありましたが、このいろんなことがありすぎた1774年をしっかり描きたかったんでしょうね。





ドラマの中に出てくる各部屋には素晴らしい絵画が所狭しと飾られています。

物語には関係してこないんですが、私の大好きなクロード・ロランの絵が背景にぼんやり写った時は思わず身を乗り出しました。


クロード・ロラン『港』1630年代-1640年代



ロシアには行ったことがありませんが、日本で開催された エルミタージュ美術館展 には何度か行ったことがあります。





エカテリーナ2世といえば個人的には エルミタージュ美術館を作った人 というイメージで、今回ドラマを見て彼女の生きた時代背景を知ることができてとても有意義でした。





エカテリーナ2世を演じたマリーナ・アレクサンドロワは、 坂の上の雲 にも出演されていたそうです。


シーズン1
シーズン2






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Last updated  2021/09/25 12:15:27 PM
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