2022/07/07
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テーマ: 社交ダンス(8731)
カテゴリ: TVのはなし
18世紀はじめの中国、皇帝の座を争った兄弟を全て廃し、清王朝の第五代皇帝となった雍正帝(ようせいてい)時代のドラマです。

日本の大奥、 トルコのハーレム みたいな後宮がここにもあって、熾烈な派閥争いが勃発していました。

秀女選抜をパスした両家の子女がほとんどで、時には皇帝が見染めた官女とかもいますが、後宮の中でも家柄や親の身分が相当影響します。

これは持ち前の美貌と知性で側室から皇太后にまで上り詰めた女性の物語です。





主人公の 甄嬛 (しんけん)は、宮廷に入った当初、ドロドロの人間関係に巻き込まれたくなくて病気を装い皇帝と会うのを避けていました。

しかし皇帝が最も愛した故・純元皇后に容姿が似ていて、詩書に通じ、頭の回転が速く話術にも長けていたので皇帝のお気に入りになるのも時間の問題でした。

しかもダンスの名手です。

華妃 に早速目をつけられます。





兄が清軍を率いる将軍であったため、皇帝も気を使って無碍にはできないことをいいことに幅を利かせていたんです。

この人に目をつけられると大変で、あの手この手で陥れられそうになるんですね。

彼女のせいで命を落としたり身分を剥奪されたり流産させられたりした可哀想な女性の多かったこと。

そこに一矢を報いたのが甄嬛でした。

しかし敵は華妃だけではありません。





純元皇后亡き後、妹が 皇后 の座についていたんですが、この人もかなり陰湿な手口で頭角を表す側室を排除していきます。

自分の派閥に引き入れた側室たちを道具として使い、実子がいないので後ろ盾となっている第三皇子を跡継ぎにして皇太后になろうとしていました。

後宮には若く美しい女性ばかりですから、いろんな恋が芽生えます。

甄嬛の親友の眉荘さんは医者の温実初が好きになってしまうし、甄嬛も皇帝の十七番目の弟・果郡王と両想いに。







身分が上の方になってくると何かしでかしても謹慎ですみますが、答応や宮女レベルだと皇帝以外の男に見染められただけで死罪とかになるんです。

恐ろしいでしょ。こっちがなんとも思ってなくてもですよ。





全部で76話もあるので、その間に主人公もかなり浮き沈みがあります。

皇帝も冷酷ですが側室たちもしたたかでした。

パワハラにほとんど泣き寝入りの状況ですが、転んでもただでは起きない女性たちの生き方に共感する視聴者は多かったと思います。



『宮廷の諍い女』(きゅうていの いさかいめ)は、2011年から翌年春にかけて放送された中国ドラマです。

1ヶ月ほど毎晩見てました。おすすめです。






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Last updated  2022/07/07 07:33:55 PM
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