つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2008年03月03日
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カテゴリ: アート
高井鴻山記念館.jpg



高井鴻山は、幕末維新の豪商で、文化人。幕末志士の援助
者であり、葛飾北斎のパトロンでもあった。

ここでは、高井鴻山の住宅や北斎のために作ったアトリエ
などとさまざまな資料を見ることができる。

興味深かったのは、高井鴻山が自身も江戸絵画でよく名前
を見かける岸駒に師事した画家でもあったことだ。ここで
は、鴻山が描いたデッサンや絵を眺めることができる。

それらの絵の中でも興味深いのは、妖怪を描いた数々の作

が精霊のような妖怪になっているものもある。どれも恐ろ
しげではなく、身近で親しみを感じる妖怪たちだ。

妖怪画.jpg

悠然楼という書斎。佐久間象山や幕末志士と天下を論じ、
万一刺客に襲われた場合の逃げ道をからくり仕掛けで作っ
てあったり、興味深い建物。そういえば、高橋克彦の「北
斎殺人事件」では、確か北斎は鴻山の同行を探る隠密であ
ったという話があった。

全国各地には、地元の歴史や偉人を称えた記念館が、数多
くあるのだが、ただ資料がどんと展示されているだけで、
すぐに飽きてしまうことも多いのだが、ここではそんなこ
ともなく、高井鴻山という人物にいっそう興味を感じられ






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最終更新日  2008年03月06日 05時57分04秒
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