つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2008年06月10日
XML
カテゴリ: アート
国立新美術館、ミッドタウンと来たので、六本木一丁
目の泉屋博古館に寄る。ちょうど「近代日本画と洋画
にみる対照の美」展の最終日であった。(6月8日)

ここはいつ行ってもガラガラだろうと思っていたのだ
が、この展覧会の最終日でもあったせいか、館内、け
っこうな人出で驚いた。ぐるっとパスで入場する人も
数多く見かけた。

タイトルから、同じ題材の表現が、日本画と洋画とで
はどう異なっているのか探るようなイメージを持って

う感じであった。

何回か見たことのある絵も多かったのだが、今回は初
見の作品で何点かいい絵に出会えた。

気に入ったのは、上島鳳山という京都円山派の日本画
家の作品で、「十二月美人」のうち青簾、七夕、こう娥の
3枚。夏にあわせた展示だ。最近、浮世絵ばかり見て
いたので、こういう気品溢れる美人画をじっくりと楽
しむのもよい。十二枚揃いで見たい作品だ。

小杉放庵の「金太郎遊行図」。大きな熊に乗る金太郎。
彼の描く金太郎は優しい子どもだ。そんな力持ちには
見えない。熊もウサギもかわいい。画面全体からほの


原田西湖の「乾坤再明」。第5回内国勧業博覧会出展の
作品とあった。これは大阪であった国内博覧会。以前、
竹橋で「揺らぐ近代展」を見てから、明治期のこのよ
うな神話を素材とした作品に強く惹かれるようになる。
岩戸開きをテーマにした作品のようだ。


小磯の真面目な感じがカチッと伝わるいい作品であった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年06月15日 09時24分05秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: