つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年05月05日
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カテゴリ: アート
こちらもGW明けまでの展示なので、ぼやっとし
ていると終わってしまう。

合掌土偶.jpg

とにかく国宝指定の八戸市風張1遺跡出土のこの
土偶を見たかった。

私は亀ヶ岡石器時代遺跡の遮光器土偶が大好きである。
絶対に宇宙人であると子どものころから思っていた。
半村良や高橋克彦の小説を手当たり次第読んだことを
思い出す。

それにしても、この合掌土偶。なんと不思議な姿だろう。

合掌は祈りの形なのだろうか、それとも呪術なのだろうか
と想像が膨らむ。

重文指定の絵画では、岩佐又兵衛と伊藤若冲、
奇想の画家二人の作品が重要文化財指定されていて、
江戸絵画ファンにはたまらない。

岩佐又兵衛の「弄玉仙図」は淡彩で描かれた掛け
軸の作品。弄玉(ろうぎょく)という女性が「笙」を
吹くと、鳳凰がやってくるようになり、しまいに
鳳凰に乗って飛び去るという話。上空にうっすらと
描かれた鳳凰が優美である。弄玉のとんがった耳も
印象に残る。


大感激。虫たちのユートピア。とにかく眺めていて
楽しくてたまらない。時間が経つのを忘れてしまう。
赤いムカデすらかわいい。ラストのカエルに至っ
ては、キャラクターデザインにしてほしいほど。

もうひとつ、東福寺の「白衣観音図」の巨大さにも

強さを感じる。

ここ最近ずっと見続けて、すっかり顔かたちを
覚えた運慶の大日如来も重文指定。

兵庫の円教寺にある性空というお坊さんの座像にも
びっくり。先日見た三井寺の円珍同様、とんがった
頭。この頭の中には円珍の遺骨を納めた壺が
入っていることがレントゲン撮影で確認された。

この日曜日、10日までの展示。






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最終更新日  2009年05月05日 06時05分51秒
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