つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2009年09月04日
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カテゴリ: アート
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過ごした自分は、まさに20世紀少年、
どんぴしゃである。
タイトルだけで、もう出かけなくてはという
気になってしまう。

原画の展示は少なく、ほとんど雑誌やプラモデルの
箱などの展示。だから、絵の鑑賞というより懐かしさを
味わうという展覧会だった。

アポロ月着陸、大坂万博が、当時、最先端の未来を

いたのだが、少年雑誌の中では、さらに過激な未来が
展開されていたのだった。そして、そのいくつかは
実現しているのだ。

おもしろかったのは、コンピューターが管理する社会。
人々はコンピューターによって指導者、技師長・教授、
技師、事務員、作業員と5段階に分類され、高層都市の
最上階に指導者が住み、最底辺の作業員は地下2階に
住むという未来。今、こんなことを書いたら、人権
問題にも発展するが、確か、当時の自分は、この雑誌を
実際に読んでいて、絶対に地下には住みたくないなと
感じた記憶がある。


サンダーバードのプラモデルを実際に作ったことを
思い出す。そして、大伴昌司のウルトラシリーズには、
本当に夢中になったものだ。

学校の図書館で読んだ、あかね書房、岩崎書店、
偕成社などから出ていたSF全集がある。あの筒井康隆の

出ていたことをはじめて知った。


弥生美術館の3階では、高畠華宵の六曲一双の屏風絵、
「移りゆく姿」を見ることができた。幕末から昭和
初期までの女性60人が四季折々を背景に描かれている。
これは、なかなか見応えがあり収穫であった。






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最終更新日  2009年09月05日 18時04分46秒
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未来はぼくらの手の中さ  
遊行七恵 さん
こんばんは
弥生の会員のくせに、出遅れてるわたしです。
昔のSFってけっこう「地下」がクローズアップされてたような気がします。「未来少年コナン」の原作「残された人々」もそうでしたし、松本零士の作品にもそんな設定が多かったと思います。

万博以後の世代のわたしは、アニメのSFから全てが始まったような気がします。 (2009年09月05日 23時30分54秒)

気になるSF企画  
panda さん
 実は、とても気になる展覧会です。
一村雨さんはノルタルジア溢れて満喫された様。
私は初めて出会う好奇心で行ってみます。 (2009年09月06日 00時01分03秒)

遊行七恵さん  
一村雨  さん
山の中が秘密基地になっているというシチュエーションも
多いですね。
子どもの頃、そんな絵をよく描いていました。
今回、雑誌で眺めて懐かしい思いでいっぱいでした。 (2009年09月06日 06時12分43秒)

pandaさん  
一村雨  さん
panndaさんなら、ジュブナイルあたりがツボに
ハマるのではないかと思います。
記事には書かなかったけれど、となりの夢二も
未発表の作品などあって、よかったですよ~ (2009年09月06日 06時16分32秒)

ショック!  
meme さん
今日行ったのですが、弥生の3階に寄るのを忘れました。
華宵の屏風見てません。
同じく眉村卓や筒井康隆の本やら出て来てやっぱり
懐かしかったです。
ここは、いつ行ってもノスタルジー満載ですね。 (2009年09月06日 18時32分44秒)

memeさん  
一村雨  さん
昔、NHKのドラマで、タイムトラベラーを見たことが
強烈に印象に残っています。
大林宣彦の「時をかける少女」も良かったですが。
そんなことを思い出させてくれる展覧会でした。
(2009年09月07日 00時54分28秒)

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