つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2013年01月22日
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カテゴリ: アート
エル・グレコ。はじめて見たのは、今回の展覧会にも展示されている国立西洋美術館の「十字架のキリスト」。はじめて見たときは、失礼ながらキリストが亡霊のように思えた記憶があり、それが永らくインプットされていた。その後いつだったか、大原美術館の「受胎告知」を見たとき、その激しい色遣いとダイナミックな表現に「これが17世紀の宗教画なのか?」と驚いたものだ。さらにこの絵の購入の様子を知るに至って、エル・グレコにどんどん惹かれていった。特に大きくデフォルメされた宗教画を見るたびに神秘的な

どうしてエル・グレコがこのような作風の作品を描いたのか。今回の展覧会を見てよく理解できた。教会で人々が見上げてもおかしくないように計算されているのだ。展覧会のラストは、3メートルの大作「無原罪のお宿り」。身近でしゃがんで見上げると迫真の描写に圧倒される。黄金の光を発する鳩から楽器を奏でる天使、ケルビム、そして潤んだ眼の聖母。ムリーリョの描いた人形のような聖母と異なり、生気に満ちあふれている。また「見えないもの」を見えるものと同じように描いたというエル・グレコの作風もよくわかった。

そんなエル・グレコも、若いころは「白貂の毛皮をまとう貴婦人」など、まっとうな?肖像画を描いていたのが、どうしてこれだけの変貌を遂げたのだろうか。もう何回か出かけてみたい展覧会だ。





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最終更新日  2013年01月22日 06時50分55秒
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