元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2024/05/31

再びロキシー
イチャンドン監督「オアシス」(2002)
この作品も観たかったのうまく捕まえられず
そのままになっていた作品。
ようやく観られてよかった。この機会に感謝。
いやあこれはすごいね。
おれ自身も障害者の立場になったのもあって、
すごくいろいろ考えさせられたし、心動かされた。
どうみても発達障害な男と、脳性麻痺の女のウルトラヘビー級のラブストーリー。しんどい映画だけど観るべき映画。
ソル・ギョングとムン・ソリが圧巻。「ペパーミントキャンディー」の二人も素晴らしかったが、この作品の二人はもうちょっと別格の感あり。ムン・ソリよくここまで演じたなあ....脳性麻痺の感じを本当によく表現していた。おれも麻痺があるのであの身体の感覚は普通よりもわかると思う。おれはあそこまで重度ではないけれども、身体の状態としては同じ路線の症状なのだから。
時々挟み込まれるファンタジーがすごい（象とか出ちゃう）。
ファンタジーシーンの女の子は完全に健常な状態なのが本当に泣ける。心揺さぶられた。本当に泣けて泣けて....
彼女は全身硬直して言葉もうまく出ないし、健常者から見るとめっちゃ異様に見えるんだろうけど、頭の中は普通の女の子なのだ。だから、恋だってするし、大事にされたら嬉しいしときめく。抱っこされたらなんだか安心したりもするだろう。いや、もう相手してくれるだけでもどんなにうれしいだろう。
家族が彼女の障害を悪用してズルしてるのはつらいが、こーゆーことはけっこうあるだろう。
家族が彼女の障害を利用してる。搾取だ。