そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

2005年05月30日
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カテゴリ: ちょっとビジネス
私のデスクの目の前に貼ってある紙~まさに私の座右にある言葉、
それは、ある会社の企業理念である。
縁もゆかりもない会社だが、生業のコンサルタントとして
クライアントに対するとき、そして私自身に対する自戒としても
思い出しては眺めている。

まず、そこには「事業に失敗するこつ」とある。
企業理念といいながら、これである。なぬ?と思わせる。

1.旧来の方法が一番良いと信じていること。
2.もちはもち屋だとうぬぼれていること。



3.ひまがないといって本を読まぬこと。

 単に本を読まないだけでなく、勉強しないことと考えたい。「忙しい」が口癖の人はなるほど勉強していない人が多いから、「忙しい」は禁句にした方がいいな。

4.どうにかなると考えていること。

 日本人の悪い癖だ。よく言えば楽観的だが、結局何もしない、根本的な対処を怠ることになる。昨夜のNHK特集でバブル崩壊時の銀行や大蔵省の幹部の動向を追ったドキュメントを見たが、まさにこれが、日本を未曾有の大危機へ、10年以上の構造不況へと導いた。

5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること。

 この傾向は中小企業やベンチャー企業に顕著かもしれない。多忙なのに貧乏。そろそろ落ち着いて考えた方がいいと思うが。

6.良いものはだまっていても売れると安心していること。

 この傾向はメーカーに多い。特に自信のあるところほど陥りやすいようだ。

中略

10.お客は我がまま過ぎると考えること。

 顧客満足向上、顧客第一主義とスローガンではぶち上げながら、これはついついそう思ってしまうこと。我がままはお客のニーズの現れ、我がままを言ってもらえるうちが花。お客の期待感が言わせていると考えよう。



 ここは日本だ。単なる売上利益至上主義では、ブランド力は上がらない。お客に支持される会社にもビジネスマンにもならないのだ。今のホリエモンでは羨望の目で見られても尊敬はされないのが、我が日本の現状だ。私の専門のリレーションシップ・マーケティングは、企業とお客の「情」を繋げることだと思っている。もちろん人間対人間の情だから「人情」なのだ。

12.そんなことはできないと改善せぬこと。

 これもダメな会社、ダメなサラリーマンの常套句だ。前例主義の役人もこれを常套句とする人が多いようだ。「できないのではなく、貴様ができないのだ!」と言い返してやろう。

どこの会社の企業理念かって?
松下でもホンダでもない。玉子屋です。


玉子屋のホームページを勝手にみなさい。

http://www.tamagoya.co.jp/
http://www.tamagoya.co.jp/kaisha/rinen.html






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最終更新日  2005年05月30日 15時57分32秒
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