花屋な日々

花屋な日々

2007.05.28
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今日は涼しかった、というか少し肌寒かったです。

このくらいの陽気が好きです。少し、肌寒いくらいの。

Tシャツ1枚ではちょっと寒すぎたかな。。。

明日は園芸の競売に行ってきます。園芸ものはインターネットでは仕入れません。だって、見なければわからないんだもの。

切花はある程度生産者のお名前や、等級を見ればわかるのですが、鉢や苗だけは、この目でしっかり見ないとなんともわかりません。

先日仕入れた「日々草」と「ブルーサルビア」が完売したので、やはりまた「日々草」ははずせない。

あとは観葉植物。 観葉植物を探しているお客さんが多いです。

でも観葉植物って、結構みんな便利に部屋の目隠しとか、暗い玄関のインテリアに、とお求めになりますが、なかなかどうして植物にとっては過酷です。

窓越しのレースのカーテン越しの日差しがあって、明るく暖かいお部屋で育ててあげないと、すぐにダメになってしまいます。

「暗くて日が当たらない寒々しい部屋に、何かないと寂しいから、観葉植物を置きたいのだけれど、まったく日が当たらなくても丈夫なのはどれですか?」

ってお客さん、よくいます。

「ありません」

って答えます。。

基本的にそんな過酷な状況下に置かれることがわかったうえで、販売したくないのです。

「多少でも明るさがとれる」とか、「午前中だけでも日が当たる」とか、少なからずお日様の恩恵を受けらる場所ならいいのですが、まったくもって日が入らない暗く乾燥した部屋、という場合、極力売らない方向、もしくは状況を変えてもらう交渉をします。

だって、植物は生き物です。その場所にそんなに緑がほしいのなら、造花というか、偽者の観葉植物を置けばいいのです。

花屋のくせに買いに来たお客さんに売らない。私、間違ってますかね。

生産者が丹精込めて育てた植物。尺鉢の観葉植物なら、そこまで育てるのに何年もかかっていることもあります。それを、インテリアとして安易に買い求め、あっという間に枯らされてしまうのは嫌なのです。植物は何も言わないけれど、私たちと同じ生き物だって理解してほしいものです。単なるモノではありません。

とは言いつつも、それらを売買して生きている私も矛盾してるけど。

まぁなんにしても、お買い上げいただいた植物は大切にしてほしいものです。

せめて、自分で本を買って調べるとか、それくらいはしてほしいなぁ。。。

ま、いろいろ思うところはありますが、明日は観葉植物をゲットしてくる気合満々な私。

ではおうちに帰ります。






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Last updated  2007.05.28 19:55:03


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