花屋な日々

花屋な日々

2025.05.23
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今日もどったばたの金曜日。
ヘロヘロだぜあたいは。

車に積みきれないほどの荷物をようやく積んで
市場から店に戻ったのに

「なんか大量に荷物積み忘れてない?」ってセリ人くんから電話があり

「いや、えー、そうかなぁ?そういえばロベ忘れたかも」
「いやいやいや、ロベとバラとグロリオサとガーベラと枝ものとなんか他にも忘れてるけど」
「うそーん!」

そんなにか?ほんとか?


「あー、まぁあとで野菜買いに行くから持ってきますよ、なんとか俺の車に積めそうだし」

「なんだ君は天使なのか」

そう、今日は月に一度のオーガニック野菜の販売日、
バタバタと市場から戻ったから、まるっきり一台車見落としてたらしい。

そして、セリ人くん、この前お裾分けした野菜がめちゃくちゃ美味しかったとのことで、今日は買いに来てくれることになっていたのだ。




イロイロあって、市場から戻ったのが10時半。
農家さんたちが来ちゃう来ちゃう~とあわてていた。

とりあえず今日はスタッフ二人いたので、
野菜販売の準備のテーブル出しなどをお願いして、
販売の手伝いに来ていたご近所さんたちと大急ぎでセッティング。
車から花を降ろす間も無く


花の仕入日と野菜販売が同じというのもなかなかハードよね、、

花屋と野菜に走り回ってぶっ倒れそうだった。

農家さんたちも、野菜を並べたり値段をつけたり手伝ってくれるのでかなり助かる。
やはり、生産者がそこにいるというのは心強く、美味しい食べ方も教えてくれるし最強だ。

今日は 農家さんが連れてきた中学生の体験実習の男の子もいて賑やかだった。




みんな若手だ。多分30代かなぁ
専業農家さんが多い。


やはり、珍しい野菜などはほとんど午前中に売り切れてしまう人気ぶり。

この前食べた「カーボロネロ」とかいう珍しい黒キャベツは、
生産者さんが「いちばん好きな野菜」と言っていただけあって、本当に軽く炒めただけで絶品だった。

市場のセリ人くんは、どうもそれがお目当てだったらしい。
「この前もらったあの野菜、すんげーうまかった、マジ驚いた、軽く炒めてちょっと塩を振っただけで食べたんだけど、今まで食べたことない、ホントにうまくて。今日はそれを買いにきた!」
と言っていたのだけど、早々に売り切れていたのだ。
ものすごく残念がっていたので
仕方なく
私が取り置きしていたものを譲ってあげた、、
うー、私も食べたかったが
忘れた荷物を届けてくれたし仕方ない、感謝の意を込めて しかしかなり躊躇したが、うん、譲ったよ。大人だもの。

セリ人くんは二人で来たんだけど
実はひとりは少し前に市場を退職して、
カーボロネロを譲ったセリ人くんは、なんと今日が仕事納めだった。

有能な人材がどんどん辞めてしまう、、市場マジやばいな。

「じゃあさー、あなたたちの退職祝いに、今度ご飯食べにいこうよ、うちも今年は20周年だし、なんか美味しいもの食べに行こう!ただし時間は5時から7時の二時間制限ね、私ほら忙しいから。イタリアンとフランス料理のどっちかで、予約とれる方でとっとくよ」

ということになった。

長く勤めた仕事を辞めるほど追い詰められた彼らと、
心が壊れるほど無理して頑張ってしまう残された人たちと。
どこかで発散して、リフレッシュしないとね。
愚痴ならいくらでも聞くぜ♪
Yayaya 一緒に殴りに行こうぜ

「いやいやいやダメダメダメダメ のらねこさん胸ぐら掴んでホントに殴り合いになりそうだから」
って
彼らは案外冷静だったりする。

ねー、人生は一度きりだからさ、無理して我慢して心が壊れるまで仕事する意味あるぅ?
好きなこと、やりたいことをやり尽くしたほうがいいじゃーん、
って言ったら

そう、ほんとそれ、そーなんだよー、って。

じゃあ俺ラーメン屋になろうかな、、

お、いいねそれ!ラーメン好きだもんね!でも飲食はキビシイゾー

でもなんか楽しそうだよね

そうね、好きなことなら楽しいかもね

のらねこさんホント自由人だもんなー

自由人じゃねぇ自営人だー


じゃ、まとにかく、ご飯は来週にでも♪って解散した。



お客さんには
「あら花屋さん!野菜も売ってるの?」と聞かれ
「あー八百屋に転身したんですよー」なんて言って、
バタバタしながらも楽しい一日。

楽しそうでいいわねぇってよく言われるけども

楽しいよ!確かに!
でもそれ以上に大変なんだぜホントは。




実は今日はちょっと苦戦した。
なぜなら今 どこのスーパーに行っても野菜はかなり安いのだ。
うちは、価格は決まっているので、オーガニックだし安くはない。
だけど、オーガニックという価値で売っているので、安くするつもりもない。

隣のスーパーの野菜担当が見に来て
「高いな、うちの倍じゃん」って。
「でもオーガニックだから当たり前かー」って。

うちは、隣のスーパーにも花を卸してるわけで、
それなのに野菜も売るとなると怒られちゃうかなと実は心配してた。
でもそんな心配は不要で担当者は言った。
「オーガニックでしょ?全然オッケー、うちと競合しないから~」

だよねだよねだよねー、って

一応私も 筋を通すところは通してるのだ。


無農薬、オーガニック、
一昔前なら 虫食いだらけの葉もの野菜をイメージしたと思う。
ところが
若手農家さんたちが作るこのオーガニック野菜、ホントにきれいなのだ。

例えば
ルッコラを育てた人ならわかると思うけど
あのルッコラを、無農薬で虫食いなしできれいに育てられるなんて、私には想像もできない。
どれだけ手間暇かけたら あんなにキレイなルッコラが作れるのだ?と思う。

ホントにすごい。



今日は午後からゴリ押しでYさんに助っ人に来てもらい
野菜販売も無事に終えたけど

引き続き
ボランティアで野菜販売してくれる人を探してますよー

現物支給でどう?ダメかな



花屋のほうでもスタッフ募集してます。
そちらはボランティアではなく、ちゃんと時給出ます。





今日もくたくたヘロヘロ。
しかし充実感もいっぱい。
今日もお疲れちゃん。





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Last updated  2025.05.23 22:17:25


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