愚痴は自分と周りの人を虐待している
言ってもしかたがないことを言って嘆くこと。
愚痴を言ってもしょうがない。
愚痴をこぼす。
明るい事・楽しかった事・人をほめる事を語る努力をしている人以外に、同情を買う陰湿な言葉は虐待に等しい事に気付く人はほとんどいません。
愚痴は、真理に暗く、無知なこと、相手に同情を求めているものが大きく、視野が狭い。
愚痴・悪口で無駄に時間を過ごしていると、必ず自分自身やその人間関係に満足できなくなってくるでしょう。
そして、自分をよりよく生かし、強化していこうという欲求が働き、愚痴・悪口を言い合っていた自分やその人間関係から卒業しなければならない。
愚痴・悪口の話題によって雰囲気が悪くなり、良い関係を保ち続けられなくなってしまう。
愚痴・悪口は、まず自分から自制することが大切です。
言いたくなっても周りが言っていても、グッと飲み込む忍耐力が、円満な人間関係を続けるためには必要なのです。
フラットな表情で「ふ~ん」と言って受け流す。
愚痴・悪口には、同情・同調は絶対NGです。
「ほんと嫌だよね~」「やな奴だよね」などと言っていれば、その場の雰囲気を壊さずに済むと思うかもしれませんが、このように同情・同調していると、次回も必ず話を持ちかけられるようになります。
基本的態度は、感情のこもっていないフラットな表情で「ふ~ん」「あ、そうなんですか」などと言って受け流すことです。
「ちょっと冷たいんじゃない?」と思われるくらいの態度の方が、相手のエスカレートを止めることができます。
また、相手も自分の行為に冷静に気づくことができるでしょう。
「愚痴・悪口を聞く」という行為は、酔った人の介抱をするのと同じようなものです。
仲間がたまにやりきれなくて酔ってしまった場合、介抱してあげるのが親切であり、思いやりです。
しかし、会うたびに感情に任せて泥酔され、介抱させられるのは「失礼」以外の何物でもありません。
愚痴・悪口は我慢できなくなったときだけ、そっと打ち明けるのがマナーです。
そして、聞いてくれた相手には心から感謝し、いずれは自分も同じ分だけ相手の話を聞いてあげなければなりません。
そうした思いやりもない人の愚痴・悪口に付き合っていると、自分の精神衛生のリスクの方が高くなります。
上司が部下の話を聞くなど、立場的な役割を除けば、自分勝手な愚痴・悪口は適当にあしらうのがコツです。
愚痴・悪口仲間の派閥を築かない。
いつも同じような愚痴・悪口を言う人からは、頻繁に誘われるものです。
孤立を恐れて参加しているうちに、ついつい自分も愚痴・悪口を話していることも、少なくないでしょう、一線を引くことが大切です。