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カテゴリ: eläinpelastus
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  アニマルレスキューは野生動物の救護を意味します。
 わが国で病気や負傷した野生動物の救護が
 本格的に取り上げられるようになったのは、
 ここ数年(※1996年当時)

 事はそれほど単純ではありません。

  傷病を負った動物が発見されると、役所なり救護機関に通報され、
 その指示に基づいて搬送しなくてはなりません。
 それに続く診断・治療は獣医師を初めとした専門家が
 担わなくてはならないはずですが、
 現実には野生動物の診断・治療ができる獣医師は非常に少ないため、
 持ち込まれた傷病動物を獣医師でない人たちが
 手当てに関わらざるを得ないのが実情です。

  ところが、手当て、治療だけですべて解決するわけではなく、
 それに続く看病(飼育)、リハビリ、さらには野生復帰まで
 手がけなくてはなりません。
 このように、アニマルレスキューとは、
 収容から野生復帰に至る一連のシステムと理解すべきでしょう。

  これまでわが国ではアニマルレスキューのシステムをカバーした手引き、
 マニュアル等は皆無に等しい状態で、関係者がそれぞれ手探り状態で
 取り組んできたといって過言ではありません。

  この教本は野生動物救護研究会会報の「サポート」に掲載された
 治療、看護、リハビリ、野生復帰等のレポートと
 会員の救護経験をもとにして作成しました。
 マニュアルといえるほどの完成度の高いものではなく、
 必要事項を箇条書きにして整理したに過ぎません。
 けれども、救護の現場で少しでも役にたったとすれば、
 それは諸情報を提供された会員諸氏のお陰と申すべきでしょう。

  もちろん、この一書ですべてを網羅したものとは思いませんし、
 よりよい技術が他にもあるはずです。
 そういった点についてもご教示願えれば幸いです。

  1996年3月




『アニマルレスキュー教本 野鳥編』
      小川巌著 エコ・ネットワーク発行
http://city.hokkai.or.jp/~eco/
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Last updated  2012年02月19日 16時22分04秒


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