男無しでは生きていけない女

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2004年05月04日

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あたちの家にてっちゃんがいて、ただいま入浴中。
5月4日現在深夜の3時半。
その隙を狙って日記を書く。

どうしますか？
襲いますか？
やっちまいますか？（笑）

てっちゃんは奥ゆかしい人なので、襲ってきたりせずに
必死に寝る人だと思います。

うちのベッドは寝心地がいいと、目を二重にしながら言います。

イイコ。てっちゃんいい子。

俺の家に来た位では触発されないらしいです。

てっちゃんはあたちがキャバクラ時代のお客様です。
風俗で働いていると言ったら、ちょっと間を置いて
｢人の生きていく手段に口出しは出来ないっすよね｣
という模範解答。
何もかもが優秀だ。望みどおりだ。

セックスなどせずとも、満足してあたちは今睡眠薬を一錠飲み、
てっちゃんと同じ条件の下、眠りにつけるはず。

てっちゃんイイコイイコ。
現在29歳なり。

（据え膳は食わないのが利口だと思うぞ）
日記書き終わりが3時40分。
あっ、お風呂から上がった模様。急げ！急げ！

ヒロを家で待っている間、ささくれだっていたあたちは、てっちゃんに

だってヒロは今日セックスだけしにやってくる。
本当は明日ヒロと飲む予定だったのに。
寂しい空しいなんとも空っぽな気持を持て余し、てっちゃんに逃げた。
てっちゃんは快諾してくれ、心の安定は保てた。
すまないてっちゃん。ヒロへの不満を紛らわすみたいなことをして。

ヒロは12時10分前に到着。

フラ｢ご飯食べたのぉ？｣
ヒロ｢はい・・・フラさんは？｣
フラ｢食べた～｣

・・・しばし沈黙・・・

フラ｢うちってさ・・・何も無いんだけど、ビールでも飲む？｣
ヒロ｢今日は朝5時半起きでずっとサーフィンやってたから
　　　飲んだら多分寝ちゃうよ。｣
フラ｢ええよ。寝れば。｣
ヒロ｢そんなもったいない。・・・フラさん何か怒ってる？｣
フラ｢いいや。別に。｣

実りの無い会話を約小一時間。
「もう眠いんです」「堪えられないんです」という表情になってくるヒロ。

ベットに寝るように指示すると、急に人懐こくなってくる。
はぁ～はぁ～な事をする（やっぱり）
思っていたよりも「やられた」という感覚は無い。

ヒロはリアクションがとてもいいので、どうもあたちの方が攻めている
気持ちにさせられる。
ヒロならセックスフレンドでもいいやと思ったりする。

例えば、挿入すると見せかけてやめたりすると、目が哀願する。
止めないで！と乞う振る舞いはこちらの胸がわくわくする。
あたちの望みどおりの「捨てられわんこ顔」をするんだもの。

｢ねえヒロ・・・寝てる間に日記書いていい？｣
どんな日記かも聞かず｢どうぞ｣と言い残して寝息を立てている。
横顔を見つつ、Xファイルのモルダーに似てると思った。

ちゅうか・・・プレイの一部始終を日記に書くんだぞ。
快諾していいのか？（笑）
知る由も無い。

でも、全部は書かない。もったいないから。
悔しいけど、なんだかヒロの事が（セックスが）気に入っているみたい。
だってあっという間に濡れる事が出来るんだもの。

お昼は一緒に食べてくれるらしい。
スーパーひとし君は無駄になった。

あたちはこれからもう一眠りするとしよう。現在朝の7時半。
夜はてっちゃんと飲まなきゃいけないし。

それはまるで男無しでは生きていけない女の行動そのもの。

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