Flatのガンプラ製作日記

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2025.11.22
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「火狩りの王3 牙ノ火」です。


火狩りの王〈三〉 牙ノ火(3) [ 日向 理恵子 ]

この小説の世界はどこまでも汚れています。
世界は黒い森に覆われ、残された地域は結界で守られていますが、
そこも工場から吐き出される毒で若いうちに亡くなってしまいます。

それでも、人々は争うことをやめません。
かつて神の一族から森に追放された蜘蛛の一族は、全ての者が罹患している

なりました。
その力で自由に生きれば良いだけのはずですが、自分たちを追放した
神族に復讐するべく、首都に攻め込んできます。
神でも人でも近寄れば発火してしまう自然の火を携えて。

当然、争いは避けられませんが、神族がまともかと言えばそうとも言えず。
人を使って実験を繰り返し、人とは呼べないような姿をした者を次々と
生み出しているのです。
また神族の中でも意見が合致しておらず、主導権争いが激化します。

そんな中で翻弄される煌四や灯子。
お互いを心配して安全と思われる場所に残して動く、しかし相手のことを
心配して探しに行くということを繰り返してしまいます。

なんですよね。

ちなみに揺るる火、千年彗星と呼ばれる存在は見た目はか弱い女の子の
姿でした。生み出された、と言っているので人工的な存在、つまり
機械なのかもしれませんが、少なくとも見た目だけなら、世界のために
狩って良い存在には見えません。


というか、この世界に救いはあるのでしょうか。
滅亡という未来しか見えないのが少し辛いです。
さて、次巻、どうなることか。






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Last updated  2025.11.22 23:05:43
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