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僕らはタイのバンコクに飛ぶ為に羽田空港に居た、
出国審査を終えて、フライト時間23時50分までは
2時間以上時間を待たねばならなかった。
免税店をみたが買う必要のあるものは無さそうなので、
ゴールドカードの使えるラウンジを探した
自分のクレジットカードを使い
飲み物、食べ物をいただけて
ソファー等で時間まで過ごせる無料のサービスなので、
海外の空港での待ち時間は、よくこのシステムを使わせて戴く。
しかし今回 羽田空港国際線を使うのは初めてなので、
地図を見ながらどこだ?どこだ?っと
うろうろしていた。。。
どーやらこの階には無く
一つ上の階に在りそうなのでエレベーターを探した”
なんとなく身近な通路を進み
近くのエレベーターに乗り込んだ
僕ら夫婦より先に3名の方が
先にエレベーターに乗っていて
飛び込む様に後から僕らが乗り込んだ!
長身で痩せたハーフの様な風貌を見た瞬間
以前、NHKあたりの番組で見た記憶が残る
有名な日本人指揮者の方だと直ぐに気づいた
僕は見知らぬ振りをする為に
あえて背中を向けて見ないようにし
妻にはジェスチャーで教えた!
お美しい白人の奥様と実の母君だと瞬時に推察しました
優しく穏やかに3人で会話をされていました。
1階上に上がるだけなので直ぐに出口が開きます
母君がご高齢の方だったので、
僕らは先に順番を譲り
ドアを開けたまま三人を見送ると
○○先生から
「ありがとう””」と優しい言葉を戴いた。
痩せて長身のプロポーションと
ウエーブの入った白髪の入った長髪と
優しい響きの品の在る声と
3人の持っている独特の雰囲気に
僕らは唾を飲んだ。
今まで居た世界とは、ちょっと違う風ががそこには在った
エレベーターを降りて通路を先に進むと
超高級ホテルのエントランスの様な
広い空間と受付カウンターとが在り
先の3人は自然にその中に入って行った
タダならぬ雰囲気を感じて
入り口の前に立ち尽くし
目を凝らして字を読むと
First-class lounge と書いて有った。。。
今まで起きていた事が全部その文字で腑に落ちた
あの方々と同じエレベーターで時間を過ごし
同じ方向に進みたどり着いた空間の意味は、
僕らが探していた場所では無かった。
でも不思議と心が温かく
ココに導いてきた3分ほどの時間が
とても貴重で意味のあることの様に感じ、感謝をしたのだった。

(バンコク国際空港)
旅の始まりはこんな風に進んだのでした。