フラメンコギタリスト渕崎昭彦 公式BLOG (ふちログ)

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2017.12.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
師走のある日、友人が浪曲師としてのデビューすることになり
その舞台を見てきました、
僕は「浪曲」については,まったくの門外漢で
語りの手法も知らなければ、どんなお客さんが集まり、
どのような雰囲気でステージが進行していくのかも 知らなかったわけだが、
鶯(ウグイス)色の着物を纏ったその友人がステージ上に現れた瞬間に
客席からは囃子声が巻き起こり、まだ海のものとも山のものともわからぬ
新人を歓迎するであろう 惜しみないその温かいエールを聞きながら
ふと スペインで経験したいくつかのシーンを思い出していた


それは、もしかしたら「文化」と呼んでもいいのかもしれない。
出演者だけがではなく 聴衆もそれを行うことで、舞台会場全体に
フラメンコの空気が染み渡り一体感を生み出していくのだ、
もちろん それは義務として行うものではなく、あくまで自然発生的に生まれるものである、
それが 最高潮に達するとき「オーレ」が生まれ、この上ない調和の瞬間が訪れる、
だが、いつも その瞬間がやってくるわけでは もちろんない、
それでも いつか訪れるかもしれない、その瞬間を求めつつ 
アフィシオナード(フラメンコを敬愛する者の意)達は会場に足を運び、
ただの聴衆としてではなく 暖かさと厳しさを備えた眼差しでエールをおくりつつ
共にフラメンコに参加し、またそれにより 出演者達もより上質なフラメンコへと
育まれていくのだ


(実際、歌舞伎にもその文化は見られるし、サッカーのサポーターだって
それと相似するものを見ることができる、)
たまたま 僕の経験上というか 思考がそれが頭に浮かんだだけのことなので
これは ご容赦ください。

無事ステージを終えた彼の佇まいと、聴衆からの拍手を聞いて

そんな当たり前のことを 思い出した一時であった

ちなみに師や兄弟弟子から頂いたと思われる大事なデビュー戦のご祝儀で
彼から一杯のそばをご馳走になってしまったことは ここだけの話にしておこう。
















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最終更新日  2018.01.08 11:16:11
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