透析生活

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2023.05.29
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カテゴリ: 家族のこと
父方の伯父が亡くなりました。


伯父が怪我をして入院したのは2年前。

運の悪いことにコロナ禍での入院となってしまったため、

長いこと家族の誰とも面会できず、

病院スタッフとも最低限の接点しか持てなかったせいか、

入院中に一気に認知症が進んでしまったようでした。


そのため、怪我が治ってからも自宅に帰ることはできず、



そこでも面会制限があり寂しい毎日だったようです。


昨年末からは条件付きでの面会がOKになりましたが、

息子たち (=我が従兄) は遠くに暮らしているので、

弟である我が父が時々面会に行っていましたが、

認知症のせいで 「会話が成り立たない」 と、

父が悲しそうに言っていたのが印象に残っています。


そして、2ヶ月くらい前から伯父は体調を崩し、

介護施設から病院へと移っていましたが、

先日、我が両親に看取られつつ息をひきとりました。


結局、私は伯父と3年くらい会えないまま、




最後の2年間、伯父は本当に寂しかったろうと思います。


もし新型コロナなんてものが存在しなかったら、

認知症になるのも遅らせることができたでしょうし、

家族と一緒に思い出話をしながら、

最後の時を迎えられたかもしれません。





でも伯父は最後に、

ドクターも驚くくらいに頑張ってくれました


GWを乗り越えるのは難しいと思われていたようですが、

新型コロナが5類へ移行するまで頑張ってくれたおかげで、

面会制限も緩和され、家族 (=我が従兄夫婦とその子供たち) も

生きている間に伯父と会い、お別れをすることができました。


親孝行ならぬ、子孝行ですね。


コロナ禍では世界中の人が辛い思いをしましたが、

特に日本では、若い皆さんが大きな被害を受けましたよね。


学校行事が制限されて、

修学旅行も運動会も入学式や卒業式さえ充分にできないまま、

辛い時期を過ごした若い皆さんは、本当に我慢したと思います。


でも多くの若い方たちには、これから長い人生が待っています。


大人になった時に、「あの時は大変だったよね〜」 と、

思い出話の1つとしてコロナ禍を語り合える時も来るでしょう。


でも、伯父のような高齢者の場合、

残された人生はものすごく短く、

その短い時間をコロナ禍で制限されることは、

取り返しがつかない結果に繋がるのだと、改めて感じました。


伯父はそのことを、身をもって私たちに教えてくれたのですね。


今頃、既にあちらの世界にいる伯母に出会って、

「聞いてくれよ〜下界では大変だったんだよ〜」 と、

いろいろなことを報告しているのかもしれません。


本当に、お疲れさまでした。


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最終更新日  2023.05.29 01:21:04
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