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2006年04月19日
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カテゴリ: 外国映画 は行
ここのところなぜか戦争ネタ多すぎ。戦争オタクでもないのになぜでしょうね。
面倒な話が続いてすみませんね。

そういいながら今日もこれだ。

【DVD】ヒトラー~最期の12日間~ スペシャル・エディション【期間限定2枚組】

先日『アドルフの画集』をみて、そしてその後がこれ。
続き物を見ているような、全然ちがうような。

それでも、先に『アドルフの画集』を見たことが影響していたりする。

ついでに公式サイトは こちら

ええと、ネタバレしてますので。

物語はまさに第二次世界大戦終盤。終戦まであと数日。

地下要塞にこもったヒトラーとその側近達、一部の兵士たち。

物語の主人公はヒトラーの秘書であった一女性です。

戦後生き残った彼女によって伝えられた最後の日々のヒトラーの真実。
ほんとにどこまで真実なのかは所詮映画だから確証はないですが。

それでも、戦闘シーンの迫力はすごいものでした。
そして、苦しい状況の中で怒りまくり、怒鳴りまくるヒトラー。

ちなみにヒトラーは作品中ほとんど軍服を着ていない。宣伝のポスターやビデオ等の写真ではヒトラーは軍服姿なのですが、映画の中でヒトラーが、軍服を着ていたのは一度だけ。いつもスーツ姿で総統というよりもやさしいおじさんのようにみえる。一見ね。
ヒトラーは政治家であって、軍人ではなかったということなのでしょうか。

そして、作中では十代前半の少年兵も登場するし、敗戦直前のヒトラーは市民の安全や命なんか考えてもいない。陥落寸前のミュンヘン市内の病院には山積みされた裸の死体。そして、医師がいなくなった病院に忘れ去られたように残されている老人達。日本の戦時中と大して変わらなかったのだなあと思いました。

そしてヒトラー夫妻を皮切りに順次自殺していくのです。
すごいのはゲッペルス夫人(だったかなぁ)が六人の子供を毒殺するあたり。

それくらいヒトラーとナチスを信望していたということなのだろうか。
そして更に陥落寸前でも、逃げようとしない側近や秘書の女性達。
彼等はこんなにヒトラーを信望していたのだろうか。
いったいヒトラーのどこにこれほどまでの魅力があったのか。
イマドキの私から見るとモノスゴーク不思議なのでした。


映画のラストでは、彼等がその後どうなったのか一人づつ教えてくれるのですが。

そして更にその後、主人公の秘書の女性の本人が出演して彼女の言葉で語ってくれます。
「ヒトラーのしたことはひどいことだけれど、自分自身は関係ないのだと長いこと思っていました。けれど、自分と同じ年に生まれ、自分がヒトラーの秘書になった年に処刑された女性の記録を見た時、私は愕然としたのです。」と。

この映画のテーマはもちろん反戦ですし、上手い言葉や時代の流行に流されずに、自分の頭で考えなさいよと言っているのだろうと思ったのですが、その上でさらに更に、「直接目の前で人が死ぬのを見ないから気づかないけれど、本当は自分が人の死にかかわる仕事をしていることも、人の死を自分の飯の種にしていることにも、きちんと思いを及ばせられなければダメなのだよ」と言っているのだと思うのです。

そういうのは多分今の現実にもあって、アジアの田舎の村で芥子しか作れないからなのか、それ以外に生きていく方法がないから大麻を作って人の命や人生を自分達の収入の犠牲にしていることだとか、

姉歯事件に怒りながらも、自らは米軍基地があることでそこから仕事を得ることが出来るために米軍を拒否しきれない現実、(米軍の存在をイヤだと思う本心とは裏腹に)、

そんなことが心のジレンマになっていて、苛立ちは増していく。

ものすごーく間接ではあるけれど、米軍がらみで仕事を取るということは、やはり人の命とひきかえているということで、やはり軍隊が人の命にかかわらないわけはなく、

米軍が今実際必要なのかどうかとは別のところで、考えてみてなのですが。

今現在、だからそれをすっぱりやめようよ、とはもちろん言えないけれど、それでも、もっと他に自分の仕事はないのか。もっと他に地域のために仕事を、産業を作り出していくことはできないのか、他の手段はないのかと、心の奥で考えるスタンスだけでも、持てないものだろうかと考えてみるのです。


それにしても、ドイツの映画はドイツ語に限る
ヒトラーが英語で怒鳴ってても…ねえ。







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最終更新日  2006年04月21日 22時51分32秒
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