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2007年06月28日
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カテゴリ: 外国映画 さ行



スパルタ2

紀元前492年から、449年まで実に四十年以上も続いた、ペルシア戦争。大国として次々に周りを併合していくペルシアと都市国家集合体ギリシャとの戦い。アジアとヨーロッパのがちんこ対決です。

その戦争の中でも特に有名らしい、紀元前480年のテルモピュライの戦い。これがこの映画のお話です。

スパルタといえばすぐスパルタ教育って言葉が浮かぶくらい有名だけど、今の子はどのくらい知ってるのかな。

生まれた段階で身体的欠陥があれば殺し、ある程度育てた段階で森に行かせ、自力で生き残ったものだけが兵士になる。身体的に優秀な人間しか生き残らせないのが、軍人国家スパルタという国らしい。ただ、そうすると、身体的には欠陥があったり、病弱だったりしても、知能の優れた知的に優秀な遺伝子がどんどん生き残れずに削られていくわけで。戦争って兵力だけじゃなくて、知略によって勝利する場合の方が圧倒的に多いのに、体力と軍事力だけで国家を守ろうとしたスパルタは間違ってるんじゃないのかなあ。

もろもろの事情によってこの戦いでは、スパルタ軍の中の精鋭300人だけでペルシャ軍の侵攻を食いとめようとして、そしても最後には全滅。

映画では、そのあとに1万人くらいの兵士を集めて再度戦いを始めるところで終るので、そのあとどうなったのかとか、この300人のやったことがどんな意味があったのかとか、結局どっちが勝ったのかとか、わからなかった。

結果的には、ギリシャ軍が勝利にして、ペルシア軍の侵略を食い止めることに成功する。

映画の中では、ペルシア軍とペルシアの王クセルクセス王は悪者として描かれているが果たしてどんなものだろう。

生まれた子供を選別して殺し、ペルシアからの死者を殺し、勝ち目のない300人の兵隊での戦い。スパルタのやっていることはよくよく考えればあんまり全うじゃない。少数精鋭なんてコトバは嘘っぱちだなあとつくづく思う。

観ていると、まるで太平洋戦争当時の日本とアメリカみたい。どんなに優秀な人材でも、圧倒的な数、物量にはかなわない。どんなに必死でスパルタ軍が戦っても、そのあとからいくらでもやってくるペルシア軍にはかなわない。サイや、象、巨人兵。雨のような矢。

スパルタを何とか持ちこたえさせたのは、大きなラウンドシールドと、槍と結束力だったけれど、後半ばらばらに戦うようになると、だんだん崩れていく。盾も槍も持たないとなると、さすがのスパルタ兵といえども、ただの弱い人間でしかない。鍛えられた体よりも、丈夫な盾を作り出した、技術の方が大きい気がする。

少数による戦いを勝利に導くのは、知力なのだと思う。

歴史上の他の戦いでも、少ない数で勝利を得たのは、戦力ではなく、知力によるところが大きい。

軍事力を磨いて武器を買い集めるより、経済的な力を高めて、国民全体の教育力と知性を上げることこそが日本がこれからも、生き残っていく最大の方法だろうなあとこの映画をみながら考えた。

スパルタは負けたけれど、その戦闘シーンのひとつひとつは面白かった。全員で丸い盾をくっつけて、敵の攻撃を徹底的に防御したり、盾の間から、槍を突き出して攻撃したり、タイミングを合わせて、敵の軍や象を崖から突き落としたり。その部分を楽しむための映画なので、これは、はっきりいって歴史ものじゃないですね。ファンタジーでもすんじゃうかもしれない。でも、これが歴史的事実だからこそ、説得力が出て面白みがますともいえるけどね。もちろん、史実と異なる部分もあるようですが。

スパルタ

こののち、ギリシャの都市国家は、アテナイの戦略によって最終的には、アテナイの併合されていく。やはり、体力より頭脳の方が強い。

勉強しようぜ。







  赤いマントと黒パンがなかなかよかった。この当時の地球ってあったかかったのかな。
   この盾はやっぱり青銅かなぁ。この当時鉄の精製は出来たのかな。


300 <スリーハンドレッド>@映画生活







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最終更新日  2007年10月04日 18時37分12秒
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