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2018.11.13
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テーマ: 東洋医学(139)
カテゴリ: 東洋医学
​​​​​​​​​​​​​​前回までの 精・気・血・津液って何? 第13回「津液による病症」 で一通り説明しました。

今回は、それらには相互関係があって、そのバランスが大事なんですよと言うことをおまけ的に説明します。

まずは精と気の関係です。
気は精を生じ、精は気を生じ 、まとめて精気と言われるくらい関係が深く 相互転化 の関係にあります。

腎に貯蔵されている精は絶えず、原気を生み出しています。
精が十分あれば気も旺盛に、精が不足すれば気も衰えます。
実際に精虚の患者さんは気虚の症状も多く見られます。
反対に気が十分あることで臓腑の機能が正常に働きます。


次は精と血の関係です。
精は血を生じ、血は精を生じ 、と言うようにこれも相互転化の関係です。特にこの関係を 精血同源​ と言います。​

必要に応じて精の一部は血の構成成分となり、一定の血量を維持しています。
その血は全身の臓腑を滋養していますのでどちらにとってもお互いが欠かせません。
そのため血虚から精虚になったり、反対に精虚から血虚になったりします。
その結果、精虚と血虚の症状が同時に存在する ​精血不足​ になるのです。​

精と津液の関係も同じで、どちらも 水穀の精微 からでき、身体を潤していますので、 精の不足は津液の不足、津液の不足は精の不足 でもあります。​​


気が血に及ぼす作用は ​生血、行血、摂血​ の3つに分けられます。​
せいけつ、こうけつ、せっけつです。

生血とは血を生み出すことで、気が脾や腎を正常に働かせ、血を生み出しています。
気が不足すると脾や腎が正常に動かないので、血も不足します。
​気血両虚​ と言います。​

行血とは血を巡らせることで、気の推動作用によって血は全身を巡っています。
気が不足したり停滞したりすると血行が悪くなり血が固まる血瘀になります。
気が不足して血瘀が出来た場合を ​気虚血瘀​
気が停滞して血瘀が出来た場合を ​気滞血瘀​ と言います。​​

摂血とは血を固摂することで、気の固摂作用によって血が脈外へ漏れ出るのを防いでいます。
気が不足すると出血しやすくなり、この状態を ​気不摂血​ と言います。​​

反対に血が気に及ぼす作用は2種類です。

1つ目は、気を作るということです。
血が脾や肺、腎を滋養しているため、これらが正常に働き、気を生み出しています。

2つ目は気を載せるということです。
血が気を載せて全身を巡っています。
言わば、血が乗り物で、気が運転手というところですね。

ちょっとこの相互関係はややこしいので、おまけ程度に考えてください。
次回は残りの気と津液、血と津液の関係を説明します。

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最終更新日  2018.11.13 13:55:53
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