PR
Keyword Search
Comments
Freepage List
岡田尊司

今週号の週刊ポストの「秋葉原通り魔事件」の記事の中で、岡田さんがメディアによる 「脳内汚染」 について言及されています。また、「脳内汚染」に関する話題は、後ほどエントリーします。
さて、誇大自己症候群という言葉は、作者の造語のようで、
1 現実感の乏しさ、自己愛的な空想
2 低い自己評価とそれを補う幼児的万能感
3 他者に対する共感性の乏しさ、罪悪感の欠如
4 突発的に出現する激しい怒りや過激な行動
5 傷つきやすさ、傷つきへのとらわれ
などの現代人の特徴的な病理をさしているそうです。従来の精神医学が規定する「疾患」という枠組みでは捉えきれないとして、底部を横断する共通の病理を「誇大自己症候群」と呼ぶことにしたようです。別のページでは、
1 肥大した万能感や病的な驕り
2 ファンタジー有意な傾向
3 他者の痛みに対する共感性の乏しさ
4 反省や自己制御の欠如
といった表現でも説明されています。
おそらく現代人である私たちに、これらの病理は多かれ少なかれ、当てはまる部分があるでしょう。私も結構当てはまり、この本を読みながら苦い思いをする箇所が結構ありました(汗汗)。
加藤容疑者の事件が、他の事件に比べてマスコミによる取り扱いが長いのは、おそらく、この「誇大自己症候群」が規定しているような現代人の危機的部分がより多く感じられるからなのではないかと思うのです。
多くの 連鎖や共感、同情 が沸き起こったのは、社会全体が「誇大自己症候群」に侵されていることを裏付けているのではないかと思ってしまいます。
この本について詳しく述べていくと、とてつもなく長い文章になってしまいそうです。岡田さんに対しては批判の声も少なくないようですが、私は岡田さんの論に賛同します。
最終章には、「誇大自己症候群を防ぐ」として、具体的な対策を挙げてくださっています。項目だけ。
1 傷つきに打ち勝つ力を育てる
2 愛情と叱ることのバランス
3 個性よりも人としての基本を
4 ぬくもりのある体験の回復
5 自立を促す社会システムの必要性
6 公平なチャンスと格差の制御
ぜひ、やっていかなくてはならないことばかりだと思います。
KYとアスペルガー 4 Jan 27, 2008 コメント(8)
KYとアスペルガー 3 Jan 19, 2008 コメント(4)
Calendar
New!
森3087さん