
秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami
の町田珠実です。
秋山巌「波音も」1984年
伊豆はあたたかく野宿によろしい波音も 山頭火
草木塔 柿の葉 に収録されている句です。
昭和11年4月18日の旅日記には、
伊豆はあたゝかく死ぬるによろしい波音
と記されています。
山頭火旅日記より
四月十八日 滞在、休養、整理。
伊豆はさすがに南国情調だ、麦が穂に出て燕が飛びかうてゐる。
○伊豆は生きるにも死ぬるにもよいところである。
○伊豆は至るところ花が咲いて湯が湧く、どこかに私にふさはしい寝床はないかな!
大地から湧きあがる湯は有難い。
同宿同行の話がなか/\興味深い、トギヤ老人、アメヤクヅレ、ルンペン、ヘンロ、ツジウラウリ。……
焼酎をひつかけてぐつすり眠つた。
・なみおとのさくらほろほろ
・春の夜の近眼と老眼とこんがらがつて
・伊豆はあたゝかく死ぬるによろしい波音
・湯の町通りぬける春風
ぼろ着て着ぶくれておめでたい顔で 山頭火 2023.01.02
おとはしぐれか 山頭火 2022.10.21
すわれば風がある秋の雑草 山頭火 2022.09.12
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