ゲーム開発者のつぶやき

ゲーム開発者のつぶやき

2006.08.15
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カテゴリ: 小話
完全に回復した私は、再びゲーム業界で色々な仕事に関わらせて頂きながら、
周りのプロの人間からも、徐々に仲間として認められるようになり、
ゲーム製作と学生生活の両立した充実した毎日 を送っておりました。
そして、ここで 更に私にとっての運命の出会いが待ち受けておりました

私には、学生時代に特にお世話になった プログラムの師 と呼べる方がおります。
その方との出会いを果たしたのです。
彼は、某老舗PCゲームメーカーのプログラムセクションを束ねる人間であり、

通常であれば、学生の私に対して何かを教えてくれるわけも無い人間なのですが、
ゲーム業界で仕事をするようになって、
偶然に出会い、そして、偶然に彼が忙しくない時に、偶然に私と出会ったのです。
私も、そのような方と直接に色々なやり取りをする機会は無かったものですから、
この機会を是非とも活かしたいと考えるようになりました。
そして、彼に教えを請う事にしたのですが、驚いた事に彼は快く受け入れてくれました。

仕事と教えの中から、プログラマーとして成長していく自分を感じながら、
毎日が輝くほどに充実している時間を過ごす事が出来ました。

然し、 この毎日も就職戦線の出現によって変化 を余儀なくされる事になりました。
尤も、 毎日が充実していると感じていた私は、就職活動に全く興味が沸きません
たくさんの学生が周りで就職先を決定し、
両親、祖父、祖母からは、就職への圧力が日増しに強まっていきますが、
それすらも、全く意に介さないのが当時の私の姿勢でした。
考えてみれば、やりたい事を既にやっているわけですから
就職という形に拘りが無かったのかもしれません。
親不孝者であり、就職浪人間違い無しと思われた私にも転機 が訪れます。

突然に、複数のゲーム会社から就職のお声が掛かかる ようになったのです。
バイト経験のある会社から熱心な正社員雇用のお誘いを受け、
何故か過去に接点の無い会社からも、無試験での入社を保証され勧誘を受け、
更に、うちを受けに来てほしいと会社の人事担当官から、
私に会いに来て直接に名刺を手渡されたりと、
一ヶ月の間に何社からも、大手中小問わずに正社員雇用のお誘いを受ける事態となりました。
これには、非常に戸惑いを覚えました。
何故に学生である私如きに、そこまでの扱いをなさるのかと思いましたが、
恐らくは、私を可愛がってくれた沢山の業界の先輩方がそこに影響していたのだと思います。
両親も、これを聞いて胸を撫で下ろし、何処に就職するのかが両親の話題の争点でした。

そして、肝心の私がとった選択・・・
それは、 全ての会社にお断りを入れる 事でした・・・
狂っていると思われるかもしれませんが、これが 当時の私の選択 です。

その中で、バイト経験のある会社からは、
入社日である翌年の4月1日の前日までお誘いの電話を受ける事になり、
その選択をした私としては、非常に心苦しい思いでした。
然しながら、この選択には私なりの複数の意味がありました。
一つ目の意味 は、あちらから自分を選んでくれた会社に関しては、
自分を認めて頂いて非常に嬉しかったのですが、
既に認めて頂いている前提がある分、 そこにチャレンジがありませんでした
二つ目の意味 は、 自分が望む分野の仕事が出来るかの保証が無かった からです。
勿論、プログラマーという分野は同じですが、もっと細かいところでの話です。

その後、私は自分が望む仕事が出来るであろう会社を 一社だけ受験する 事になります。
その結果、 めでたく合格 を勝ち取り、
私は 社会人としてゲーム業界の一員になる事になった のです。

思い返せば、 私が業界に入る事になった全てのきっかけは出会い でした。
ファミリーベーシックに出会わせてくれた友人との出会い、
C言語、アセンブリ言語に出会わせてくれた友人との出会い、
プログラムの世界へと誘ってくれたフリーのプログラマーとの出会い、
熟練されたプロのゲームプログラマーの方々との出会い、
学生時代に成長を助けてくれたゲームプログラマーの師との出会い、
これらの 出会いが連鎖し、私の人生に多大な影響を与えた ものと考えられます。
やはり、人間は人間として生きる以上、人との繋がりこそが大事なのだと思います。

私のゲーム業界への就職、
それは、たくさんの方との貴重な出会いによって無事に成りました。
最後に、これから、ゲーム業界を志望される方も、
それとは全く無関係の方も、全ての人々が出会いを大切にしてくれる事を願います。

以上、長い事、つまらない私の過去の話をしてしまいましたが、
これが、私が社会人としてゲーム会社に入社するまでの経緯です。
その後、ゲーム業界人として色々な経験をする事になりますが、
それは、私個人を特定出来る情報を多分に含むため、
又、私の略歴に関しては、然程の意味を感じないため、
この場で公開する事は控えさせて頂きたいと思います。宜しくお願いします。



その後に受験した会社に落ちていたらと思うと怖いですね・・・
あの当時は、何も考えていない若者でしたが、
今、同じ選択を迫られたと仮定したら違う結末を迎えるかもしれません。


就職浪人するところでした。





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Last updated  2006.08.15 15:09:49
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