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本日の修理は、卓上ベル。チーンって鳴らすやつです。こいつが鳴らないので直してほしいというのが今回の依頼。よく見ると、ボタンが完全に下に下がっている状態です。これではそもそもボタンが押せません。文字通り、「チーン」ってやつです。Ωヽ(-“-;) で、ひっくり返してみるとこんな状態。L字型のステーにクラッパー兼オモリがついてるんですが、このL字型のステーが妙に鋭角になってます。そもそも、この卓上ベルがどういう仕組みで音が鳴るかというと、片側にクラッパー(ベルに打ち付ける部分)兼オモリがついているL字型のステーが軸に固定されている状態で、1. デフォルトでは、オモリが下に行くので、ステーの反対側がボタンを押し上げている2. ボタンを押し下げると、軸を中心にステーが動くので、クラッパーがベルに打ち付けられて音が鳴るという仕組みなんです。ところが、現在の状態は、下の図のようにクラッパーがついてるステーが鋭角なので、クラッパー(オモリ)が自重で真下にある状態でもボタンを押し上げることができておらず、当然ボタンが押せないので、クラッパーでベルを打つことができないという状態です。なので、ステーを曲げて角度を広げてあげれば良いわけです。こうすると、クラッパーが自重で真下に来た状態で、ステーの反対側がボタンを押し上げることができるので、ボタンを鳴らすことができます。これで完成♪と思って、何度か鳴らしていただら、だんだんボタンの戻りが悪くなってきてしまいました・・・。改めてひっくり返すと、またステーが鋭角に戻ってます・・・。しかたがないので再びステーを曲げなおすんですが、結局何度か使うとまた元に戻っちゃう。これ、もうステンレス製のステーが何度も曲げられることによって劣化しやってるんですね。結局、何度か繰り返しているうちに、ポキッと折れました・・・(涙)。(スミマセン、写真撮り忘れてた)本来でしたらここで終わってしまうところですが、よくよく考えたら、これで金属疲労を起こしてた部分はなくなったので、金属どうしを瞬間接着剤でくっつけて、良い感じの角度で固定できればOKじゃんと気が付きました。というわけで、ちょうど良い角度で固定できるようにガムテでクラッパーを固定しながら瞬間接着剤で固定です。結果、見事に直りました。何度鳴らしても壊れないし、どうやら大丈夫っぽいです。
Apr 7, 2024
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本日はカラーボックスの修理。最初は、学童保育で使っているカラーボックスが、ネジ止めしている棚板が割れたってことだったので、棚板だけ持って来てもらうことを想定していたんですが、今時珍しく棚板がダボで固定しているんじゃなくて、ネジ止めなのと、よくよく見てみてたら棚板1枚だけじゃなくて、複数枚壊れていて、簡易的に補修した状態ってことだったので、バラして全部持って帰ってきたらしい。それでは1つ1つのパーツを見てみましょう。カラーボックスのご多分に漏れず、コイツも材質はMDFでした。MDFというのは、木材のチップを粉状に線維化してから成形した板のこと。安いし、エコだし、加工はしやすいんですが、湿気に弱いし、ネジをつけたり外したりしてると、繊維がボロボロになってネジ止めできなくなってしまいます。今回は、おそらく棚に必要以上に重たいものを載せていたか、圧力をかけたのか、横板にネジ止めしていた棚板が、ネジ止め部分を中心に割れちゃっていました。こちらは天板で、割れてモゲた破片をそのまま接着剤で固定してありました。平らにはなっていなくて、接着した部分が盛り上がっちゃってるんですが、割としっかり固定されているので、ここはこのままにすることにしました。こちら(↓)は底板。モゲた部分をテープで止めるという荒業。ただ、これは片側だけじゃなくて・・・横から見ると裏表両方ともダメになっちゃってました。で、こっち(↓)は下から2番目の棚板。こちらが最近壊れたやつで、ガムテでモゲた部分が貼り付けられていました。では、修理していきましょう。修理方法は、いつも通り木屑+木工用ボンドです。ねりねりして・・・壊れたところに埋めます。それだけだと棚板としての強度はないので、上から2mm厚のベニヤ板を接着して、完全に乾燥するまで数日間放置です。裏表両方とも壊れているところも・・・木屑+木工用ボンドを盛って、両サイドをベニヤ板で挟んで固定。この間、余計なテープを剥がします。普通に剥がすと、カラーボックスの色が剥げちゃうので、ヒートガンで温めてテープの粘着力を弱めながら剥がします。で、先程のベニヤ板や周囲の禿げた部分をフラットブラックで塗装。乾燥が完了したのがこちら。結局5日くらい乾燥させました。はみ出た木屑+ボンドはヤスリがけして平らにしてあります。これまでの修理方法では、棚板としては心許ないので、棚板はL字ステーで横板に固定することにします。L字ステーの裏側に両面テープを貼って、位置決めをしたら、ネジでL字ステーを固定。修理しなかった天板も、このままではいつかまた壊れるので、下側にL字ステーで固定。というわけで、完成です。MDFは何度もネジをつけたり外したりしているとバカになってしまいます。以前にもブログに書きましたが、ネジには1本1本クセがあるので、MDF側にもそのクセに応じたネジ穴が形成されているはずなので、かみさんには分解して持ってくる時に、どのネジがどこに使われていたのを全て分かるようにしてもらいました。超メンドクサイ作業だったと思いますが、こういうことが後々生きてくるのです。グッジョブでした。
Apr 18, 2024
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凄く久しぶりにBootlegを買いました。Bootleg、もともとは密造酒のことで、密造した酒をブーツのふくらはぎの部分に隠して持ち込んだことからこの名前がついたのですが、別に私が買ったのは密造酒ではないです。洋楽を古くから聴いている人にはとても馴染みのある言葉だと思いますが、要するに「海賊盤」のことです。海賊盤と言っても、「正規に販売されたレコードやCDを不正にコピーして販売しているもの」のことではなくて、オーディエンスがライブを隠し録りしたり、PAからのLINE出力された音源が流出したりしたものをレコードやCDにして販売しているもののことです。つまり、明確な違いは、「購入者は海賊盤だと知った上で購入している」という点にあります。特に、スタジオ収録されて販売されているアルバムとは全く異なるアレンジでライブを行うアーティストや、ライブの度に演奏が異なるアーティストのファンは、正規に発売されるライブアルバムだけではなく、あらゆるライブの音源を聴き較べたいというニーズが高く、Bootlegは貴重な史料的価値があったりします。当初はBootlegとして発売されたものの、その出来の良さから、後年アーティストが正式に公認するというケースもあったりするのが面白いところです。昔は輸入CD屋に入りびたり、観客が隠し録りした音源のbootlegを買ったものですが、そもそも当時はBootlegのCD1枚で5,000~10,000と非常に高額でしたので、貧乏学生には簡単に購入することができるものではありませんでした。Bootlegのビデオとか、とんでもない金額でしたよね・・・。財布スッカラカンにして購入し、ワクワクしながら家に帰って聴いてみたらとんどもない音質でがっかりするなんてことは良くある話で、そんな中でもたまにとても良い音のBootlegに出会うこともあったりして、インターネットが普及する以前、この手の情報を入手する手段が非常に限られている中で、世の中のロック少年はBootlegと喜怒哀楽を共にしてきたわけです。学生時代に高価で手が出なかったBootlegを、自由にお金が使えるようになった今になって買ったりとかね。で、今回久しぶりにBootlegを買いました。と言ってもよくよく考えたら1年ぶりくらい。直近で買ったのは1979年、グラハム・ボネット在籍時のRainbowのライブ音源2種類でしたが、今回購入したのは、今年ライブに行った2つのアーティストの、観に行った当日の音源です。ROD STEWART PACIFIC EXPRESS HITS TOUR 2024 LIVE IN JAPAN DEFINITIVE EDITIONLIVE IN CONCERT ONE LAST TIME 2024.3.20 東京公演JOURNEY "LURKING FEAR"50th ANNIVERSARY FREEDOM TOUR JAPAN 2024NIPPON BUDOKA, TOKYO, JAPAN 23RD OCTOBER 2024どちらも2枚組のCD音源と、当日のライブ映像が入ったDVDもしくはブルーレイが付属しているもので、金額はどちらも5,000円程度。動画の方は、オーディエンスが収録したものをベースに、音源だけCDに使用したものに差し替えてあります。で、そのCDに使われている音源のベースが、IEMなんですな。IEMというのは、In-Ear Monitor(イヤモニ)のことで、アーティストがライブ中に自分達の音を見失わないように、返し音を聴くためのイヤホンから流れている音源のことです。イヤモニから流れる音源は、当然ワイヤレスで会場内に飛んでいるわけですが、それを傍受してオーディエンスが収録した音源ということになります。凄い世の中ですな。複数のイヤモニ音源とオーディエンスが収録した観客席からの音源をいい感じにミックスさせて一昔前のbootlegでは考えられないような高品質なライブ音源に作り上げるんです。イヤモニならではの音として、モノによってはオーディエンスが普段聞くことのないような音が入ってることがあり、今回購入したものだと、JOURNEYの方は次の曲のタイトルを知らせる声や、曲の入りを知らせるための「ワン、ツー、スリー、フォー、ツー、ツー、スリー、フォー」というカウント声が入ってたり、ドラムが入らない部分ではテンポを統一させるためのクリック音が入ってたりします。邦楽だとなかなかこういうのはなさそうですけど、こういうのもひっくるめて洋楽、ロックの文化なんだよなぁと思ったりしているので、海賊盤の是非について議論するつもりは全くないです。最後に、今回購入した2点についてですが、どちらも音は素晴らしいです。特にRODの方はホントに良い。もう来日することはないと思いますし、記念にお勧めですよ。
Nov 19, 2024
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今回のオモチャ修理は、先日修理したコレ。修理後、アスレチックランドゲームに使用できる玉も購入した結果、放課後ルームではとにかくヘビーローテーションで使われているらしい。その結果・・・飛行機だかロケットだかの軸が割れました(涙)箱に書いてある材質表記によると、本体の材質はポリスチレンなので、アクリサンデーで溶着が可能。早速割れ目にアクリサンデーを垂らして洗濯ばさみで固定。アクリサンデーが付着したところは溶けてただれてしまうので、400番 → 600番 → 1000番でヤスリ掛けして、表面を綺麗にしたあとで本体に取り付けたら完成。そうそう、このアスレチックランドゲーム、前回の修理では中にある歯車を修理したのですが、「若干引っ掛かりがある」と子供たちが訴えているということでしたので、再度調整することに。もう最後の手段ってことで、歯車を自作することにしました。元々あった歯車をベースに型取りして、その型を利用してプラリペアで新しい歯車を作成するという方法です。というわけで、使用するのはプラリペアを販売している武藤商事が売ってる「型取くん」。(同梱不可)造形補修剤プラリペア用型取剤 型取くん25g(7×23×58mm×3個) K-55型取くん1本を取り出してお湯で温めると、柔らかくなるので・・・柔らかいうちにコネコネして、既存の歯車を密着させて型を取ります。型取くんが冷えたら、既存の歯車を取り出して、型にプラリペアを詰め込みます。歯車が小さいので、隅々までプラリペアがいきわたるように、液体と粉末を少しずつ型に入れていきます。型にプラリペアを充填したら、念のため小一時間ほど放置し、その後型から取り出すと、下のようになります。細かいところの形を整えて、穴を空けたら完成。これ、大きさは直径6mmくらいです。で、こいつを2つ作ったら、先日調整した歯車と交換して完成。
Aug 31, 2023
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本日の修理品はコチラ。鉛筆削りでございます。まだブログに記録を残す前、Facebookで同じ種類の鉛筆削り(赤)の取手の部分を修理(っていうか自作)したことがありましたが、今回は青いやつです。修理箇所はココ。取手の部分がグラグラグラグラに緩んでます。これでも全然使えるし、何ならフレキシブルに動いて使いやすいんじゃないかと思ったくらいなんですが、かみさんに聞いてみると使いにくいらしい。どんだけ使いにくいのかと思い、試しに鉛筆を入れて削ってみたら・・・ハンドル回すと一緒に鉛筆も回っちゃう。これでは鉛筆削れません。まぁ丸い鉛筆を削ろうとしたってのもあるんですが、どうやら鉛筆差し込んでロックするところの保持力が弱ってるらしい。これを直すには、鉛筆を差し込む部分、カニの目玉みたいな所をバラさなければいけません。で、バラすためには、本体の後ろ側、上部の奥にあるネジを緩める必要があります。コレ(↓)は右側ね。ちょっと見難いですが、プラスネジが入っているのが見えるので、ドライバーで緩めます。反対側も、と思ったら・・・オイッ! 誰だ鉛玉入れたやつ(怒怒怒)!!!ピンセットを引っかけて鉛玉を取ろうとしますが、全然取れません。仕方がないので、FREEZE LUBEを使って鉛玉を一気に冷却し、縮小させて取り除けるか試してみると・・・なんとか半分だけ出てきてくれたので、クニペックスのスリップジョイントプライヤーさんの登場です。見よこの口先を。お蔭様で鉛玉を取り外すことができました。で、ようやく分解。蓋を外すとこんな感じ。本来はバネが入ってますが、動作確認のため一旦バネは取り外しています。カニの目玉部分をつまむと、3つのパーツが開いて鉛筆が入れられるようになります。目玉を戻すと、下の写真のように3つのパーツが閉じて鉛筆を保持する仕組みなのですが、どうやら表面のゴムパーツが摩耗していて、隙間ができてしまっています。これは、ゴム部分を交換するしかないですが、そんなもの持ってません。どうしようかと思いましたが、ここは熱収縮チューブを使ってみることに。本来は配線を結合した時の表面処理に使うものですが、この中から一番太いやつを使って、細く切ってパーツに被せたら、ヒートガンで温めます。そうすると収縮するので、チューブがパーツに密着するようになります。これを3つ作れば、それぞれのパーツの厚みが増すことになるので、摩耗分が対策できるかな?と。で、結果的に3つとも作ってパーツを取り付けてみたところ、見事に隙間が無くなりました。これで保持力がある程度保てるでしょう。つづく。
Dec 19, 2023
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キッチンタイマーのボタンの反応が悪い、とかみさん。またアルミシール貼り付けか・・・と思いながら、自分でも試してみます。一応すべてのボタンをチェックしてみますが、特に問題なさそう。ストップ/リセットボタンが、左側を押すと反応が悪くて、ボタンの右側を押せばきちんと反応するというのが、まぁ気になると言えば気になる所。改めてかみさんに訊いてみると、やはりストップ/リセットボタンの反応が悪いと。とりあえず分解しますか。裏側4か所のビスを取り外して・・・御開帳~基板がビス2本でとまっているので、取り外します。はい、アクセス完了。まずはシリコンリムーバーを綿棒に塗布して接点部分を掃除します。ゴシゴシしてたのですが・・・あれ?作業をやめてそっ閉じ。かみさんに報告しました、「ボタンの右側押してくれ」と。
Nov 25, 2024
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本日の修理はコチラ、スカパーのチューナーのリモコンの修理です。最近、やたらとリモコンの効きが悪くなってきたので。リモコンの修理は簡単なのですが、チマチマした作業がメンドクサイのでなかなか重い腰が上がらなかったのですが、リモコンが効かないストレスの方が勝ちまして、ようやく着手です。まずは、リモコンのどのボタンの反応が悪くなっているのか改めてチェックします。スマホのカメラアプリを起動して、リモコン先端の送信部分にカメラレンズを向けて、スマホの画面に表示させます。スマホのカメラはリモコンの赤外線が発光しているか確認することができる(できない機種もあります)ので、スマホのディスプレイを見ながら、リモコンの全てのボタンを押して送信部分が発光するかチェックします。その結果、音量調整、録画一覧呼び出し、-スキップ、停止ボタンが発光しにくいことが分かりました。いずれも使用頻度の高いボタンですが、番組表呼び出しとか、+スキップとか、使用頻度が高いのに全く問題ないボタンもありますね。ま、とりあえずやることは決まっているので分解です。リモコン四隅のネジを外して、いつも通りピックを使って分解します。で、バラしたのがコチラ。アレ?すっかり忘れてましたが、過去に直した形跡がありますね。どうりで使用頻度が高いのに反応が良いボタンがあったわけだ。基盤部分はシリコンリムーバーとコンタクトスプレーで掃除します。ついでに、パネルの細かい部分もシリコンリムーバーで掃除。ボタンのゴムシートはぬるま湯と中性洗剤でお掃除。さて、全体的に掃除が終了したところで、リモコン修理の本番です。使用するのは、アルミテープです。リモコンは、先程掃除した基盤に、導電塗料が塗られたゴムボタンの裏が接触することで通電して反応します。経年劣化でこの導電性が失われてくるため、リモコンの反応が悪くなるのですが、修理する方法としては、改めて導電塗料を塗ったり、アルミ箔やアルミテープをボタンの裏に貼るという方法があります。今までの経験上、導電塗料は塗っても密着性が悪くて再び取れてしまうので、アルミテープを貼った方がお手軽で効果の持続性も高いです。というわけで、アルミテープをボタンの寸法に合わせて切り取るため、ボタンのサイズを測ります。過去に修理した際、番組表呼び出しボタンの裏には、小さい3つの正方形のアルミテープを貼って処理していましたが、基盤側を見てみると3つのボタンにする必要はなく、1つの大きなテープで問題なさそうなことが分かります。というわけで、作らなければいけないアルミテープはこの通り。寸法通りにチマチマとアルミテープを切り取って・・・ピンセットを使ってボタンの裏に貼っていきます。扇形の部分は、面倒なのでマスキングテープにマジックテープで型取りして・・・切り取って作成することにしました。こんな感じ。結局、ついでなので問題なかったボタンにもアルミテープを貼りつけておきました。ボタンシートを取り付けてリモコンを組みなおし、動作確認で問題ないことを確認したら作業完了です。
Jan 4, 2024
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本日の修理は、ポケモンのエンテイのソフビ。なお、翼はありません。エンテイの方はこれまで何度か修理してるものですが、これまで修理したところが壊れたわけではなくて、今度は前脚の指辺りの破損です。右脚は単に割れてるだけですが、左脚は指の部分がとれちゃってます。取り敢えず作業がしやすいように、ヒートガンで温めてソフビを柔らかくしながら脚を取り外します。今回は2種類の修理の仕方でどちらが強度があるか、ちょっとした実験を兼ねて修理したいと思います。まずは単に割れているだけの右脚の方は、単純に瞬間接着剤を塗布して接着します。割れ目の隙間までしっかり接着剤が入るように、刷毛付きの神瞬を使った後で、洗濯バサミで固定。神瞬(ハケ付き瞬間接着剤 7g) ゴッドハンド 瞬着 [接着の日]左脚の指が取れちゃった所も瞬間接着剤を使うのは変わりませんが、こちらはプラスしてコレを使います。そう、ティッシュペーパーです。まずは過去に修理した形跡である接着剤の破片を取り除きます。木工用ボンドで修理したのかな?適当な大きさに切ったティッシュペーパーを用意します。本来は接着する部分を裏から補強したいところですが、上手く裏側からアクセスすることができないので、表側からティッシュを当てます。そしたら、このティッシュに瞬間接着剤を垂らします。シアノアクリレート系の瞬間接着剤は、空気中や接着面の水分と反応して重合して硬化しますが、その際反応熱が発生します。ティッシュペーパーや布などに瞬間接着剤を染み込ませると、通常よりも空気と触れる表面積が増えるので、一気に化学反応が起きて急激に発熱します。実験によると170℃まで上昇したという報告もあるくらいですから、下手するとヤケドします。危険なことではあるのですが、実はこの方法を使うと、接着面を補強したり強度を上げることができるんです。今回は、ティッシュを使う場合と使わなかった場合でどれだけ強度が変わるかという実験をしようというわけです。というわけで、左脚はティッシュに十分瞬間接着剤が染み込んだら、とれてた指のパーツを嵌めて、洗濯バサミで固定します。固まったら、周囲の余ったティッシュペーパーを取り除いて完成。左右異なる方法で修理しましたが、どちらが先に壊れるでしょうか?
Jul 5, 2024
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先日大子で紅葉と滝を楽しんだばかりですが、週末になると自然の中を歩きたくなるので、今回は秩父へ。私はGoogle Mapの自分のアカウント上に、これまで行って良かった所と、今後行ってみたい所が全てマークされているのですが、以前調べて行ってみたいなぁと思っていた秩父の渓流が保存されてなくて、この数日ずっとネットで探してました。結果、土曜日朝にようやく場所が確定できたので出発することに。目指すは埼玉県入間郡越生町の黒山三滝と、埼玉県秩父郡皆野町の日野沢三滝です。朝9時過ぎに出発し、祝日ってこともあり渋滞に遭いながら、途中関越道のPasar三芳で休憩。以前、小田原で謎解きした時に食べて美味しかった小田原吉匠の鯵のから揚げが売ってたのでお買い上げ。車の中でウマウマしながら、関越道を坂田西スマートICで下車。毛呂→越生を経由して12:30頃にまずは黒山三滝に到着。無料の駐車場があるのですが、車がいっぱいで止められなかったので、少し戻って有料で開放している研修施設の無人駐車場に駐車。夕方16時まで500円でした(料金は備え付けのポストに投函するパターン)。越生と言えば梅林が有名ですが、どうやらハイキングが盛んらしい。トレッキングの恰好している方が結構いらっしゃいましたが、年齢層高めだったので比較的緩めのトレッキングなのかもしれません。滝を見に行く前に、ルート上にあった根っ子食堂で腹ごしらえ。けんちんうどん(かみさん)、きのこうどん(私)、あと山菜の盛り合わせも。見た目味が濃そうな色をしているのですが、いずれもやさしい味のうどん。ほんのり柚子の風味で美味(うどんも手打ちっぽい)。そしてきのこがまた美味かった。さて、しばらく歩くと看板を発見。この道はなんでも「関東ふれあいの道」なんだとか。「関東ふれあいの道」というのは、調べてみると、関東地方一都六県をぐるりと一周する総延長1,800km近い長距離自然歩道の愛称なんだとか。東京都八王子梅の木平を起終点に、高尾山、奥多摩、秩父、筑波山、九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結んでいます。美しい自然を楽しむばかりでなく田園風景、歴史や文化遺産にふれあうことのできる道で、より多くの人々が利用出来るよう10Km前後に区切った全160の日帰りコースが設定されていて、それぞれ起終点が鉄道やバス等と連絡するようになっているらしい。全コース踏破すると認定証と記念バッジが貰えるらしいです。こんなすばらしい取り組みが行われているなんて全く知りませんでした。ウォーキングやトレッキングって、イマイチどこを歩いたら良いか悩むことがありますけど、各都道府県のウェブサイトでルートマップが公開されていますので、こういうのを利用するのもアリですね。道の途中には、岩魚の塩焼きを売ってる店を横切りながらしばらく歩くと、1つ目の滝「天狗滝」への分岐が現れます。切り立った岩の間を流れる水流の左右を縫うように歩きながら、滝のある上部を目指します。もう少し先まで行きたいところですが、ココから先は進入禁止。ふと右を見ると、どうやら上まで登れるらしい。四阿っぽいものもありそうです。もう一段上にも観瀑ポイントがありそうですけど、木が邪魔で見えない気がしたので、今回はここまで。下に戻ります。さて、本線に戻って、男滝、女滝を目指してもう少しだけ歩きます。で、男滝と女滝に到着。上の方が男滝で落差11m、下の女滝は5m。それにしても、いつも思うけど、滝って写真で見ても全然迫力が伝わりませんな。写真で見ると全然大きく見えませんけど、ギリギリまで近づくと、実はこの大きさ。この2滝は橋とセットで写真撮るのが良い感じ。さて、ここで14時20分ごろ。少しペースが遅いですが、ここから車で1時間ちょっと北西に移動して、今度は日野沢三滝へ。近くに10台弱止められる無料駐車場があるので、そこに駐車。観瀑ポイントまで歩きます。どうやら日曜日までライトアップをしているらしい。神楽もやるみたいだけど、流石に18時まではいれないなぁ・・・()。日野沢三滝のメインは、ここにある「秩父華厳の滝」。上空滝と不動滝へはこのまま直進します。左は崖、すれ違うのはちょっと厳しい細い道を観瀑ポイントまで歩きます。秩父華厳の滝に到着。こちらは落差13m。以前はこの先にある上空滝に対して、「下空滝」と呼ばれていたようですが、昭和40年代に町おこしを狙って名称を変更したんだとか。岩肌が赤いですが、これは赤チャートと呼ばれるもので、放散虫というプランクトンの骨格(二酸化ケイ素)が深海底で堆積したものなんだとか。さて、元の道に戻って、「あ、こっちの方が綺麗に見えるじゃん」とか思いながら、他の滝を目指します。ここで、より上流にある不動滝と、手前にある上空滝方面に分岐します。我々は上空滝方面へ。けものみちみたいな所を歩いて・・・上空滝に到着。もう少し近づきたいけど、とにかく岩が凄い。そして、岩を乗り越えても大して大きな滝ではないので、なんとなくがっかりな感じ。まぁ、ここに来るまでの間、脇を流れていた川の水量が明らかに少なかったので、滝の大きさには期待してなかったのですが。この時点で16時。もう一つの不動滝の方はさらに水量が少ないようだったので、3つの滝を制覇するのは諦めて、ここで散策終了となったのでした。山間は暗くなるのも早いしね。渓流好きなので滝とか渓流ばかり出かけるのですが、滝って、身近にアドベンチャーを感じる観光資源だと思うんですよね。滝にたどり着くまでの道はもちろん、だんだん大きくなる音、突然目の前に現れる大自然。滝を目にするたびに、こんなにたくさんの水がどこから来るんだろうって不思議な気持ちになり、自然の偉大さを感じます。大きな滝は、観瀑台が整備され、そこまでたどり着くまでの道もすっかり整えられちゃってて、あんまりアドベンチャー感がないから好きではないのですが、こういう自然溢れるところにある滝はいつ行ってもいいですねぇ。
Nov 26, 2024
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夏ごろに修理に出していたビジネスバッグをまた壊してしまいました。今度は、チェストベルトのバックル。普段はリュック形態で使っているのですが、カバンを床に置いていると、チェストベルト部分をたまに踏んづけちゃうんですよね。で、見事にバックルのメス側を割ってしまいました(涙)。片側は合わせ目から真っ二つに割れてる感じなんですが、反対側は割れて一部が欠けてしまいました。とりあえずシリコンリムーバーと綿棒で周囲を綺麗にして・・・綺麗に割れている方は楊枝を使って瞬間接着剤を割れ目に塗布。クリップで固定。問題は欠けちゃってるこちら側。欠けている部分はプラリペアで作るので、型取りのためにプラリペア用の「型取りくん」をお湯で温めます。武藤商事 4522201000161 K-55 型取りくん 25g型取りくんが柔らかくなったら、欠損しているのとは反対側の内側から型取りくんを当てて固まるまでしばらく放置します。固まったら、型を抜き取ります。で、その型を、修理したいところに裏から当てがいます。で、プラリペア登場。今回は久しぶりのブラックです。muto プラリペア プラスチック 造形補修材 ブラック PL-16型取りくんをマスキングテープで固定して、欠損部分にプラリペアを入れていきます。しばらく放置して、固まったら型取りくんを除去。800番でヤスリ掛けしたら完成です。次回予告・・・
Jan 28, 2024
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本日は家電修理の依頼です。ドン・キホーテオリジナルの、「3枚プレート電気グリル鍋 TSG-1304」。ティーズネットワーク株式会社が作っている2021製のもので、どうやら全く温まらないらしい。商品の詳細が知りたかったのでティーズネットワークのwebサイトを見てみたのですが、このモデルの取説PDFは公開されていませんでした。とりあえず、豚肉でも焼いてみようと思いましたが・・・ぶー ぶーコンセントに繋いで、レバーを高温側にしても加熱ランプが点灯しません。温かくなるの?温かくならないよ?ぶっちゃけ、ホットプレートの類の「温まらない」という不具合の原因は、ほぼほぼ決まっているので、早速ひっくり返してバラします。で、バラしたのがコチラ(↓)この手の不具合の原因は、↓のサーモスタット(一定の温度になると電源が切れて、温度が下がると再び電源が入るというコントロールをする部品)が壊れているか・・・↓の白い耐熱チューブの中に入っている温度ヒューズが飛んでいるかのどちらかです。たいていの場合は温度ヒューズが飛んでいるのが原因なので、まずはそれを確かめます。耐熱チューブを剥いて温度ヒューズを取り出して・・・ヒューズの前後にテスターを繋いでみると、通電しません。やっぱりヒューズが飛んでますね。この温度ヒューズは、10A 250V / 15A 125Vの240℃で切れる温度ヒューズ。これと同じ性能の温度ヒューズを購入して交換すればOK。で、問題はこの後。本来、温度ヒューズというのは、緊急対策なんです。つまり、サーモスタットが正常に動作せず、想定以上の温度になってしまった時に電源をカットするために存在するんですね。今回、温度ヒューズが飛んでいるということは、サーモスタットが上手く機能しなかったということになるので、このまま温度ヒューズを交換しても、再び同じことが起きる可能性が高いです。そこで、サーモスタットがきちんと機能するか確かめてみます。まずは、レバーの動作に合わせてON/OFFするかのチェック。https://youtu.be/2NuG56EBuR0ついで、通電しているかサーモスタットにテスターを噛まして確認します。https://youtu.be/96Jm7GlpIrgここまでは問題なさそうです。では、サーモスタットが温度に反応してON/OFFするか確認ですね。サーモスタットにはいくつかの種類がありますが、今回のはバイメタル式のサーモスタットです。バイメタル、つまり熱膨張係数の異なる2種類の金属を貼り合わせて板状にしたものが使用されています。熱膨張係数が異なるものが2枚張り合わさっているので、その板に熱を加えると反るんですな(冷えれば元に戻る)。それをスイッチとして活用するのがバイメタル式サーモスタットです。なので、このサーモスタットに熱を加えてスイッチのON/OFFが作動するかチェックしてみます。動画で私が持っている部分が、鍋底に接触している金属プレートで、このプレートがサーモスタット下端のバイメタルに繋がって温度を伝達しています。なので、このバイメタルをライターで炙ります。通電しているか確認するために、一応テスターも接続したままの状態にしておきます。https://youtu.be/yl7duXMcW9Y実際に何℃で反応しているかまでは測定していませんが、温度変化に対してサーモスタットがきちんと動作していることは確認できました。とりあえず、温度ヒューズを購入して交換ですな。というわけで、ネットで温度ヒューズをポチッとしたところで作業終了。物が届いたら続きの作業を行います。
Nov 9, 2023
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土曜日昼から日本橋の周遊型謎解き、「新麒麟伝」です。日本橋案内所でキットを購入して、スタート。今回キットが2つありますが、これは「新麒麟伝」という謎解きが「日本橋古今七不思議」という謎解きと「まいごのきりんくん」という2種類の謎解きが連動するものだから。それぞれ単品で購入することもできますし、単品として解いて連動させないというのもありだと思いますけど、ここはやはりフルで楽しみたいですよね。ちなみに前者は周遊型、後者は自宅でもできるやつで、前者は攻略まで2時間、後者は45〜90分だそうです。今回は「日本橋古今七不思議」の方からスタートさせます。「日本橋」と言えば、やはりここ。日本の五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の起点です。橋の真ん中、センターラインの所には「日本国道路元標」があります。流石に直接見に行くことができませんが、橋の袂にはこれのレプリカがあるので、興味のある方はどうぞ。そして日本橋と言えば、青銅の麒麟像。今回の謎解きはこの麒麟に纏わるお話ということですが、どんなストーリーが展開されるのか楽しみです。謎解きの方は、良い意味でスタンダードなもので、特別迷うようなこともなく、日本橋界隈を散策しながら進めることができます。日本橋には各県のアンテナショップがあるのですが、富山のアンテナショップを見つけたので、久しぶりに「月世界」を購入。子供の頃から好きな富山銘菓です。あと、一緒に買ったヨモギ餅がめちゃくちゃ柔らかくて美味。というわけで、途中で昼食を食べたりして2時間半程度で終了。最後にひっかけ的な問題があって、気が付かなければそこで終了するし、気がつけば更に先の展開に進めます。これはなかなかよくできてます。で、もう一つの絵本っぽい「まいごのきりんくん」の方も、家に持ち帰らずに日本橋でやってしまうことにしました。先日の兜町での謎解きの時もそうでしたが、この街は意外と外で座って作業するスペースがあるのが良いです。結果としてこちらの謎解きもまるで謎解きのお手本のような展開で楽しい。ヒントを見ずに30分程度でクリアしました。さて、時間が中途半端なんで、この後どうしようか・・・となりまして、「そういえばこの辺りできる謎解きがまだあったなぁ」と思い出し、その販売所がすぐ近くであることに気がついたので、新たに買ってきました。「東・京・漫・彩」「買うだけ買って、やるのは後日でいいや」と思ってたんですが、手元にあるとついやりたくなってしまうもの(苦笑)。最初の2問だけやっちゃいました。で、帰宅。帰宅後、改めて新麒麟伝を見直し。なんか凄くモヤモヤするんですよ。2つの謎解きの連動と言う割には、若干連動要素が乏しいのと、思わせぶりな伏線が回収しきれてないような感じがするんです。で、改めて謎解きに使ったものを見返してたんですが、あっ!!というわけで、ここから先はルールの都合上書けません。1つだけ言えるのは、「再度日本橋行き決定」。
Jun 17, 2024
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今回のオモチャ修理はパープレクサス。名前聞いてもピンとこない方も、子供をお持ちの方なら見たことがあるかもしれません。透明なプラスチック球の中に、トリッキーな立体迷路が組まれているもので、球体をグルグルと回しながら、中に入っている金属球を迷路のスタートからゴールまで導くオモチャです。で、その迷路のパーツに壊れているところがあるらしい。しかも異なる2つの球体の内、どちらの球体が壊れているのか分からないとのことで、2つ持ってこられました。壊れてない状態を知らないのに、壊れているのと壊れてないのの2つを渡されて、壊れているところ探せというなかなかの無茶ぶりです。とりあえず、2つをじっくりと眺めてみます。水色の方は3D迷路に可動ギミックはなく、特に壊れているところもなさそう。ホントはこの水色の方が壊れていれば、殻割り楽っぽいのになぁ・・・と思いながら、紫の方を見てみると・・・あぁ、66番のバケツのヒンジ部分が外れてて動かなくなってますね。どうやらこれを直してほしいというのが今回のリクエストだろうと判断しました。ということは、この紫のを殻割りしなければいけないのですが・・・あぁ、ピッタリ接着されてて、殻割りに苦戦しそうな予感しかしません・・・(涙)ちなみに私が普段使っている殻割りの道具はコチラ。厚さが色々ありますが、一番手前のヤツが一番薄くて、0.1mmです。あまりにも薄いので力は入れられませんけど。あと、ピンクっぽいのは昔から使ってるギターのピック。JIM DUNLOP製の1.14mm。一番使うのはトライアングル型のピックっぽいヤツ(ピックじゃない)で、金属製で適度な厚みがあって力を入れやすいのが◯。で、最初はこれらの道具を使おうとしたのですが、そもそもピッタリ接着されちゃってるので、道具を入れる隙間がありません。仕方がないので、まずは刃の細いデザインナイフでカッティングラインを入れた後で、カッターで地道に殻割りしていきます。殻割りにはかなり力を使うので、手元が狂ってもケガしないように防刃指サックを使います。滑るから若干やりにくいんだけど、ケガしたくないですから。こういう時、超音波カッターがあると楽なんだろうなぁと思いながら格闘すること数時間、この外輪の中には、当然2枚を合わせるための凹凸(スナップ)があって、できればそれを切らないで済むように慎重に作業していたのですが、どうやらそのスナップ自体ががっちり噛んじゃってるようで、隙間作った後でコジッても全く外れません。殻割りできないことには始まりませんから、ここは諦めて強行手段をとることに。クラフト用の細いノコギリを使って、一気に真っ二つにしてしまいます。ぱっかーん!!今までの苦労が嘘のようにものの数分で殻割りできました。中身を取り出して・・・66番のバケツのヒンジを嵌めたらOK。殻割りした時に、殻の中にたっぷり削りカスが入ってしまったので、ペットのアルパカさん(コンプレッサー)登場。エアーで一気に削りカスを吹き飛ばします。で、折角殻割りしたので、細かな傷だらけで中が見えにくくなっているポリプロピレン製の球体をコンパウンドで磨いておきます。内側はどうせ金属球が動き回ってすぐに傷ついて曇っちゃうので、外側だけでも軽くね。さて、それでは元に戻していくわけですが、輪っかの中の凹凸をぶった切っちゃったので、どうやってくっつけましょうかね。接着剤やお得意のプラリペアで接着するのは簡単ですが、そうすると次に壊れた時に殻割りするのがもっと大変なことになります。どうしようか悩みましたが、元々あった全部で12か所ある凹凸部分をリベット止めすることにしました。使うのはコイツ。3.2mm径のリベット。輪っかを2枚重ねた時の厚さは9mm弱なので、かしめ板厚6.4~9 5mmのブラインドリベットです。下準備として輪っか2枚の内側をヤスリで平らにしておいて、残っていた凸部分をニッパーやデザインナイフでバッサリとカット。2枚を重ね合わせてテープで仮止めしたら、ドリルで直径3.3mmの下穴を開けます。穴があけ終わったらポリプロピレンの球体と迷路部分を間に挟み込んで、リベットを打ち込みます。12本リベットを打ち込んだら完成。リベットはネジやボルトと違って子供には絶対に外せない上、リベット自体をドリルで破壊すれば外すことができるので、次にコイツが壊れた時も、すぐに修理できます。
Oct 28, 2023
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AT車のシフトレバーがなくなって騒いでる。シフトレバーがなくなった! 斬新「スイッチ式シフト」採用の日産人気ミニバン「セレナ」 登場から1年もいまだに反響多数その昔、新谷かおるの漫画に「ガッデム」というのがありました。ラリーをテーマにした自動車マンガの金字塔とも言える、車好きなら一度は読んで欲しいマンガです。私も今でも単行本を持ってます。で、そのマンガの中に、このようなシーンがあります。主人公がオートマの車でラリーに出場した際、ミッショントラブルが起こるんですね。子供の頃にこれを読んで、いつかシフトレバーが無くなる日が来るんだろうかと思ったものです。原作が連載されていたのは1988〜1999年。20年経ってようやく世の中が新谷かおるに追いついたんだと、とっても感慨深い思いでこのニュースを読みました。なお、私は古い人間で、いくらAT車でもシフトチェンジ(シフトダウン)は頻繁に行う人なのでレバーじゃないと許せない派です。レバーじゃない時点で選択肢から外れます。
Dec 7, 2023
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鉛筆削りの修理、その1の続きです。グラグラになってるハンドル部分の修理です。グラグラしている原因は、軸が穴を広げちゃったから。なので、もういっそのこと完全に引っこ抜いちゃいます。で、改めて軸を見てみると、もう完全に軸が曲がっちゃっているので、これは使いません。じゃあ、どうやって取り付けようかなぁ・・・と悩むこと数分。リベットで緩く締結してみることにしました。取っ手の部分は内径5.5mmなので、これにあったリベットを用意します。手持ちから探してみると、4.8mmのこのリベットが良さそう。ハンドルの穴を広げないとリベットが通らないので、ドリルで穴を開けて・・・リベッターで締めすぎないように間にプラ板を挟んで・・・いざ、締結。で、結果として、リベッターで締め付けすぎちゃって、取っ手が回らなくなってしまいました(汗)。なお、取っ手の真ん中あたりが白くなっているのは、中でリベットが広がって、取っ手を広げようとしているから。このままだと鉛筆削りにくいので、取っ手の部分に隙間を作るため、取っ手の締結部分をリューターでカットします。これで隙間ができて、取っ手が回転するようになりました。というわけで、これで修理完了。今回、かなり雑な修理になってしまいました。少々反省。
Dec 21, 2023
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12/29、突然長女のスマホがお亡くなりになった。なんでも「ゲームをしている最中に画面が砂嵐になって、その後画面が暗くなって何もできなくなった」と。年末年始にスマホがないのは不便なので、スマホの修理屋に持っていくことを勧めました。で、修理屋に行った長女から電話で報告がありました。調べてもらった結果、どうやら電力を供給すると、バッテリーには電流が流れているらしいのですが、基盤に流れていないらしい。おそらく基盤の故障で、その場合、中古の同機種を手に入れてから基盤の移植をするので、4万円ほどかかるとか。場合によっては、バッテリーを交換すれば治る場合もあるとのことらしいのですが、バッテリーからの配線が突然死ぬというのもちょっと考えにくいし、バッテリーはまだ十分に残っていたらしいので、仮にバッテリー交換をしても無駄に終わるだろうと思い、作業不要で帰ってきてもらいました。結局その後、買い物に出かけていた私&かみさんと合流し、新しいスマホを買いに出かけたのですが・・・。というわけで、休み中に分解する新しいオモチャを手に入れました。Xiaomi Redmi note 10 Proです。早速分解していきましょう。用意するのは、エタノール。我が家では怪我した時の消毒用に私が子供の頃から家にあるやつですが、今時って「ケガしても消毒せずに、水道水で汚れを洗い流すだけで良い」っていう考えが主流なんですよね。我が家では怪我には使われることがなく、専らアルコール除菌用に使ったりしています。で、そのエタノールを注射器に入れて・・・あ、一応言っておくと、これは工業用の注射器なので、人体に使うやつじゃないですよ。元々ピンポイントで雑草に除草剤を注入するために持ってるやつです。スマホの裏蓋を止めているシールの粘着力を弱めるため、隙間に流し込みます。しばらく放置した後、オープナーを隙間に入れてちょっとずつ広げる → エタノール流し込むを繰り返します。この辺までオープナーが入るようになったらもう一息。最終的にはオープナーよりも厚みのあるピックを使って裏蓋を剥がします。この機種の場合、バッテリーにアクセスするには裏蓋を剥がした後、本体側面を外す必要があるので、側面パーツと一体型になっているフレームを外すため、下側の7か所の金色のネジと、上側8か所の黒いネジを外します。その後、側面のSIMトレーを抜き取って、最も側面フレームが弱いSIMトレーが入っていた辺りにオープナーを入れて、側面のフレームを外していきます。側面のフレームはシールではなく、爪で止まっているので、割れないように注意しながら、パチッ、パチッと外していきます。無事に、側面のフレームが外れました。これでバッテリーにアクセスできるようになります。今回はバッテリーを交換するのではなく、基盤に繋がっている配線の抜き差しをして、「あわよくばスマホが復活したらよいなぁ・・・」という淡い期待を基にした分解なので、バッテリーの下側2か所と、上側2か所にある基盤との接続端子を一度外して、再度付け直してみました。結果的に、やはりこれでも治らなかったので、やっぱり基盤自体が死んじゃったんでしょう。今回の作業は、これで終了(元に戻すけど)。なお、長女には結局同じくXiaomiのRedmi 12 5Gを買いました。ちょうど今月、メモリやストレージがこれまでの倍の8GB、256GBになったモデルが出たばっかりで、秋葉原のヨドバシに目当ての色が1台だけ在庫があったので、そいつをお買い上げ。料金も33,000円程でした。今回壊れた機種よりもAntutuで10万ほど高い45万点ほど。ライトユーザーにはコスパ良いモデルですね。
Dec 31, 2023
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本日のDIYはこちら、ミューズのノータッチです。【おまけ付】薬用 せっけん ミューズ ノータッチ 泡 ハンドソープ 詰め替え ボトル(250ml*4個セット)【ミューズ】[おまけで白いノータッチ自動ディスペンサー本体付き]これ、センサーが反応して液体せっけんが泡状になって出てくれるんでとても良いのですけど、難点は、使用頻度が多くないと中で石鹸が固まって詰まっちゃうんですよ。今回はその修理です。っと、その前に。カートリッジって、販売されている時は下の写真のような天地で売られてるんですが、実際に使う時は逆さになるんですよ。これ、どうして商品のステッカーを上下逆にしないんですかね。本体に刺した時に最適な見た目になるようにデザインすべきだと思うんですよね、センスないなぁって思う。閑話休題。本体をひっくり返したところにスイッチがあって、このベース部分は防水用のパッキンでとまっている仕様になってます。このベースを取り外すと、中に電池が入ってます。で、四隅にネジがあるので、そのネジを外すんですが・・・2か所のネジが回転するのに外せません。他の二本は外せたので、試しに引っ張ってみたら、電池BOX部分を取り外すことができたのですが、よく見るとネジのメス型部分が折れちゃってました。この電池BOX裏の形状を見ると、凄く複雑な形をしていますが、それには訳があって、この下にある歯車の固定を兼ねてるんですね。なので、この電池BOXがしっかりとネジ止めされていないと、歯車がガタついて正しく動かなくなってしまいます。なので、メス側の再建を行います。まずは折れた部分に瞬間接着剤を塗って残っている部分に接着します。で、その周囲をプラリペアで固定。これで大丈夫でしょう。ちなみに、この本体、モーターが回転して、下の赤く囲ったっ部分2か所にあるピストンが駆動して、洗剤と空気を送る仕組みになっています。右側のピストンを分解したのがコチラ。こっちは空気を送る方のピストンだと思います。さてさて、修理に戻りましょう。実は、先程まで見ていた歯車部分は、今回の故障とは全く関係がありません。液体石鹸が詰まるのはこの部分ではなく、もっと出口側なんです。そこにアクセスするには、本体上部のカバーを外す必要があるのですが、それには下記の2つの爪を取り外す必要があります。これ、カートリッジを固定する爪なんですが、ネジを隠すためのメクラ蓋も兼ねています。この爪は、ペンチで無理矢理引っこ抜くのが一番手っ取り早いです。この際、ラジオペンチのような先の細いものではなく、爪全体をガッツリ掴めるペンチの方が良いです。この爪を引っこ抜くには、それだけ力を使います。で、引っこ抜いた爪がコチラ(↓)爪を外すと、中に2本のネジが見えるので、こいつを取り外します。すると、上の蓋が取り外せるようになり、液体石鹸が通るチューブがむき出しになります。下の赤い矢印が液体石鹸が通る部分、青い矢印が空気が通る部分で、この2つが混ざって出口に向かっていきます。この出口部分を取り外すと、こんな感じなんですが、これは3分割することができます。で、一番出口側のパーツ(右端)の中には、液体石鹸と空気を泡に変えるための細かな編み目が入っているんですが、この編み目が固形化した石鹸で詰まっちゃうんですね。というわけで、このパーツをしばらく煮沸して固まってしまった液体石鹸を取り除きます。沸騰したお湯にしばらく付けた後、エアダスターを吹き付けて吹っ飛ばしたらOK。元の通りに組付けたら完成です。ところが、電池を入れて電源をONにしても、ウンともスンとも言いません。試しにテスターで調べてみたら、どうやら電源スイッチが死んでるようです。緑青で汚かった基盤を綺麗に掃除して、スイッチ部分にコンタクトスプレーを吹き付けてしばらくガチャガチャやってたら通電するようになりました。汚かった本体もシリコンリムーバーで綺麗に掃除して完成。逆さまのステッカー、何とかならないもんだろうか・・・。
Mar 17, 2024
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本日の修理品はコチラのキッチンタイマー。いくつかのボタンが反応しなくなってるんですと。試してみると、よく使うであろう1、0、START、STOP/RESETの反応が悪くなっています。原因はこの手のアイテム定番の部分でしょうし、治す方法も簡単なので、さっさと分解しましょう。裏を見ると、上部に2箇所、スタンドを開いたところにも2箇所ネジがありますので、コイツを外します。基盤が6つのネジで止まってるので、コイツを外します。はい、基盤が取れましたので、基盤をシリコンリムーバーで清掃した後で、綿棒にコンタクトスプレーを染み込ませて塗布します。で、ここからがメインの修理です。ボタンの裏側に適当な大きさに切ったアルミテープを貼って導電性をもたせます。今回は反応が悪くなっていた4箇所に施します。終わったら元に戻して動作確認をして修理完了です。
May 16, 2024
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3週連続「さと山ウォーク」、今回は第3区「光風台駅~上総牛久駅」。第2区で光風台→海士有木、第4区で上総牛久駅→里見駅を歩きましたが、今回はその間を埋める感じですね。鉄道の駅としては、光風台駅~馬立駅~上総牛久駅で、距離としては8.5km、2.5時間の行程です。今回は朝方の天気が微妙だったので、朝9時に家を出発。これまでなら五井のクロワッサンファクトリーで朝食を食べるところですが、今回は上総牛久駅に直行して、到着したのが10時45分ごろ。この後気温が高くなるってのがちょっと心配でしたが、第3区は距離が短いので何とかなるだろう、と。先週、第4区を歩く時にチケットを購入した上総牛久駅前の深山文具店さん。その時に第3区分のチケットも買っておいたので、今回は駐車場で準備を整えたらすぐにウォーキング開始です。と、その前に駅でトイレに行っとこうと思ったら、駅舎の隣にあるトイレがなんだか凄いことになってました。「里山トイレ」というらしい。なんでも、養老渓谷へとつながる里山への玄関口でもある上総牛久駅として、小湊鉄道が行っている逆開発にならい、里山(=人と自然と建築が溶けあい、相互に依存する場所)の始まりを予感させる風景を作りだしたらしい。そんなわけで、一つの大きな建物としてのトイレではなく、小さな建物(トイレ)たちが木々の間に点在する構成になっていて、建物は木々と共生し、里山らしい多様な風景を作り出すようなデザインになっています。入り口付近の赤い建物の中にはパネルがあって、それによると男性用トイレは1つで、あとの5つは女性用になっている様子。使用中のトイレは赤く表示されるようになっていました。階段を上ってみると、現在は使用していない車輛が展示されていました。展示車両はトイレの横から入れるようになっていて・・・無料の休憩所になっていました。中には、本やピアノが置いてありました。スタート前から思わぬところで時間を使ってしまいましたが、11時頃にようやくウォーキングスタート。しばらく歩道のない道を歩くので車に注意が必要ですが、国道247号(大多喜街道)を渡ると車が一気に減るので、少し楽になります。それでも車道を歩くことに変わりはないのですが・・・気温が高めですが、太陽が雲に隠れてくれると涼しくなります。それにしても何もないな・・・季節柄、個人的「キング・オブ・路肩の雑草」の「セイタカアワダチソウ」が黄色い花を咲かせて幅を利かせてます。いつでもどこでも見れて、車運転してれば大抵道路脇に背高く生えていますけど、北アメリカ原産で、日本の侵略的外来種ワースト100に入っている、外来生物法における要注意外来生物です。なんか生え方も咲き方も汚いんですよねぇ・・・。ホント嫌い。で、そうこうしている内に、ルートはどんどん奥へ奥へと入っていきます。ここまで来たら一気に涼しくなりました。自然の力って凄いなぁ。2週前にもカラスウリをたくさん見ましたが、その時よりも明らかに赤みが増してますな。で、養老川にぶつかりました。ここがこのルートの目玉の一つ(?)らしい「未完成の橋」。もう完成させることはないのでしょう。明らかに橋脚が傾いてます。川の向こう側もこちら側も、道路を通すために土が盛られていて、橋を渡す気満々だったんでしょうが、途中で開発中止になったようです。その昔、この川の向こうの集落は養老川のせいで孤立してしまっていたのですが、この集落出身の政治家が、橋を渡して国道247と接続させることを公約にして活動していたそうなんです。集落の長年の夢を背負って活動していたその政治家は、新体制派の反発を受けながらもなんとか橋を渡す計画を議会で通過させ、工事も順調に進むかに見えたのですが、すでに高齢だったその政治家は夢半ばにして病床に伏して他界。盛り返した新体制派によって橋渡しの事業は途中でもみ消されたのでした。なお、件の政治家の死については、「高齢とはいえ精力的だった彼が突然病に伏すのはおかしい」「実は裏があるんじゃないか」など、当時地元では色々と囁かれていたらしいですが、真相は不明です。というのはウソですけど。ちなみに橋を渡そうとしていたのはこの赤丸部分。さて、ここからしばらくは養老川沿いを歩きます。それにしても、とにかくトンボの量が凄い。交尾後に2匹連なって飛んでいるのも結構います。あれは交尾後に他のオスがメスに近づかないように、メスを独占している姿なのですが、「どうやってくっついてるんだっけ・・・・」と一生懸命子供の頃の知識を思い出そうとしながら歩きました。全く思い出せなかったけど。なにやら右手奥でモトクロスの練習しているのを発見。砂師オフロードパークというのがあるらしい。ここらでちょうど1時間ほど歩いた感じ。時間はちょうど12時過ぎということで、ルート沿いにあった「里山カフェ FLIP FLAP」さんで昼食。チキンティッカ マサラカレー、旨し。店舗の向かいには鶏舎があってアローカナを飼ってました。鶏舎に近づいたら餌を貰えると思ったのか近づいてきました。クックック馬鹿な奴らだ。で、昼食後はデザートに、FLIP FLAPから5分程歩いたところにある「里山ファーム直営 里山農産物直売所 いちはら里山ファーム」。ここは以前にも寄ったことがあるのですが、ジェラートが旨いんだ。私は以前にも注文したストロベリーソルベ、かみさんはいちじくミルク。このストロベリーソルベ、まるでいちごジャムを凍らせたかのような味で大好きです。さっぱりしたところで、再びウォーキング開始。ホントはここからまっすぐ進めば光風台駅なんですが、ルートはこの後大回りして倍近い距離を歩くことになります。いや、もう、見渡す限り田んぼ。柿の木がいろんなところにあって、直売所でもたくさん売ってました。正面が光風台駅。前回はトノサマバッタを見ましたが、今回はイナゴさん。というわけで、14時10分ごろに光風台駅に到着。途中1時間くらい飲食してましたので、歩行時間は2時間ちょっとってところですね。駅員さんに完歩証明の印を押してもらって、ピンズをいただきました。今回はキハ401。里見の時は硬券に改札鋏を入れてくれましたが、光風台はスタンプでした。到着した電車は貰ったピンズと同じキハ401の2両編成。先頭車両はこちらで、後ろはこのカラーリング。このカラーリングのピンズは第5区で貰いましたな。さて、上総牛久駅に着いたので、帰りますか。で、これまで5つのピンズが揃いました。残りは第6区の房総里山トロッコのピンバッジのみです。ところが、この第6区、6月の台風の影響で現在清澄養老ラインが土砂崩れによる通行止めになっていて、そこのウォーキングができないので、上総大久保駅~養老渓谷駅間は列車による迂回をするように指示されています。あまり新しい情報がない状態なのですが、どうやら片側交互通行ができるまで復旧するのが11月末のようなので、しばらく様子見しようかと思っています。せっかくのウォーキングイベントなので、なるべく完歩したいですしね。
Oct 20, 2024
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さて、本日の修理はコチラ。ポケモンキッズ指人形 トロピウスです。羽の付け根部分に、どうやら過去に修理した跡が見えますが、その修理箇所もろとも割れちゃったようです。じゃあどうしてこんな壊れ方しちゃうのかと言えば、そんなの羽を無理矢理バタつかせて遊ぶからに決まってます。もう間違いありません。100%です。だって、子供ってそういうもんだし。というわけで、この部分を何度修理しても、どうせまたバタバタやるんですよ。そして、バキっと逝くんです。そうならないためにはどうしたら良いか?それは・・・最初から羽がバタバタ動くように改造すれば良いのです。というわけで、とりあえず羽をぶった切ります。胴体の接続部分は広げておきます。ここまでやって長考しました。どうやって羽を動かせるようにしましょうか。最初は真鍮のパイプを埋め込んでヒンジを作ろうかと思ったんですけど、きっと子供たちの暴力的な遊び方に耐えられず、絶対にヒンジが壊れてしまいます。さて、どうしましょう・・・。悩んだ結果、羽と胴体の接続にゴム板を埋め込むことにしました。で、買ってきたのが幅10mm、厚さ2mmのゴム板。予備も含めて20cm分買ってきました。税込み44円也。このゴム板を羽に埋め込むために、羽の根元の穴をリューターで拡大します。左が加工前、右が拡大したところ。で、広げておいて、羽を1/3程カットします。拡大した穴の太さに合わせて、ゴム板を加工し、I状にします。なぜシンプルな長方形にしないのかというと、抜け防止ですね。羽の内部でゴム板が引っ掛かるように中を加工します。で、これをプラリペアで覆います。胴体に空いた穴を埋めるため、型取りくんを温めて胴体表側に被せたら、裏にプラリペアの粉末をまぶして液体を垂らします。裏側のプラリペアが固まったら、表側の型取りくんを剥がして、今度は胴体にツライチになるようにプラリペアで整形。さらに、羽の根元部分も削って薄く仕上げます。実はこの部分がキモで、元々の羽の根元はとても分厚いので、可動するように改造しても、羽の根元が胴体に干渉しちゃってほとんど動かすことができません。何せ元々の羽は、根元に行くほど太くなるというデザインだったので。羽の可動域を確保するには、羽の付け根をなるべく薄くして、羽を動かした時に胴体と干渉しないようにする必要があります。可動の構造と合わせてこの辺りをどうやって処理するのか決めるのに長考が必要だったのでした。羽に取り付けたゴム板の反対側を胴体に埋め込むため、新たに穴を開けます。次は塗装。今回使用したのはデイトナグリーンとルマングリーン。塗装が終了したら乾燥機で2時間放置。塗装が乾いたら羽を胴体に埋め込みます。裏側のゴム板の固定は、プラリペアにするか迷いましたけど、いつでも再加工できるようにホットボンドにしておきました。というわけで、改造完了です。羽も開くぜ~!!
Nov 24, 2024
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