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テケ・テン・テレスケ・スットコ・ドッコイ・テケ・ステテコ・テン・・・年金宝くじ(創作落語)(01/30)創作『年金宝くじ』え~、たいへん陽気がお寒いようで、大変でございますな。ついこないだ、年が改まったと思いましたら、もう、節分を迎えるようで、あたしの懐(ふところ)は、季節に関わりなく寂しい寂しいって鳴いてますが・・。え~、いまァ、年金問題が国中で話題になっております。ねぇ、いくら歳ォとっても、命と健康の次に大事なのが金でございます。この年金改革法案ってのが、いま、まな板の上に乗せられてまして、善い法律になるのか、悪法になるのか、だれにも見当がつかない・・。天下の悪法てことで有名なのは、かの「生類憐れみの令」でございますが、あれ、ほんとは実在してなかった法令だそうですな?将軍綱吉からは、「かわいそうだから、犬猫を繋ぐな」てぇ覚え書きが出ていただけだそうで・・。それが、段々話が大きくなりましてな、「犬目付」やら「犬目明し」まで現れまして、犬の戸籍、「犬別帳」なんてのも作られましてね、しまいには、各町内には、「犬印」の紋付羽織の番人まで置いたってんですから、念が入ったことでございます。犬を殺した大工を左官屋の娘が密告したところ、大工は獄門、娘には五十両の賞金が出たそうですが、極め付けは、蚊を叩いて切腹になった御小姓もいたそうで。「覚え書き」が、たいへんなことになってしまいまして・・。とうとう将軍綱吉は、「犬公方」(いぬくぼう)にされちまいまして・・。あんな覚え書き、書かなきゃあよかった・・と悔やんだでしょうな。社員A 「どォも納得いかないんだが・・?」社員B 「あぁ、なにが・・?」社員A 「厚生年金の保険料だけどな・・」社員B 「保険料がどうかしたか?」社員A 「払う保険料は毎年上がるって話だろ。その代わり、貰う年金は毎年下がるッてんだろ、 こんな割りの合わない話ってあるか・・?」社員B 「それってクイズか?」社員A 「なに云ってんだ。いま、国会でモメてんだろ」社員B 「国会もくだらねぇことで、モメてんだナ?」社員A 「わからんやっちゃな。 おれたちが貰える年金をどれくらいにするか決めてるんじゃねぇか」社員B 「ほんだら、多く貰えるように取り計らってくれぃ」社員A 「おめぇは長生きするよ・・」社員B 「悪かったなぁ。ほんだら、払わなきゃぁ、サッパリしていいんじゃねぇか」社員A 「払わなきゃ、年金はもらえねぇじゃねぇか」社員B 「ほんだら、払えばいいじゃあねぇか」どこまで行ってもキリがありませんが・・。社員A 「おう、新しい年金法案が出来たってよ」社員B 「へぇ~、どんなんだ?」社員A 「『年金宝くじ』ってんだそうだ」社員B 「へぇ~、宝くじ? それで買ったんか?」社員A 「買った、買った」社員B 「で、いくら貰えるんだ?」社員A 「3億円だ」社員B 「どひょーん!! おれも買おう」社員A 「あわてちゃいけない。当ったらの話だ」社員B 「当らなかったら?」社員A 「もらえない」社員B 「な~んだぃ。それじゃあ、普通の宝くじと同じじゃねぇか」社員A 「ところが、お立ち会い。違うんだな」社員B 「へ~、どこが違うんだ?」社員A 「宝くじを買った金額は、保険料として社会保険庁のデータベースに個人登録される」社員B 「ほ~、それで?」社員A 「分らねぇかなぁ。宝くじを買えば買うほど、将来もらえる年金は多くなる」社員B 「なぁ~るほど!!」社員A 「当れば、途中で3億円の臨時ボーナスだ」社員B 「なぁ~るほど!! こいつぁ、見のがすわけにゃあいかねぇ」え~、てな法案が出来たら、どおします・・?はい、「覚え書き」だけには、しないでくれ。おあとがよろしいようで・・・
2015年01月30日

テケ・テン・テレスケ・スットコ・ドッコイ・テケ・ステテコ・テン・・・無免許運転(創作落語)(01/19)創作『無免許運転』え~、まいど、ばかばかしいお笑いで恐縮でございます・・・・・なんて高座に上がるたんびに同じことを言っております・・。そちらのお客さん、そんなに飲んでると、寄席の打ち出しまでにゃ、酔いつぶれてますよ・・。え~、江戸のむかしに「負わず借らずに子三人」とか「余らず過ぎず子三人」・・とか云われてまして、子供は三人ぐらいが丁度よい、・・なんて考えられていたんでしょうな。・・かとおもうと・・「死なぬものなら子一人、減らぬものなら金百両」なぞという言葉も残っていますが、これだと少子化社会になってしまいます。ともかく、この頃ァ、子供はもちろん両親の子であるんですが、同時に長家みんなの子供でもあり、さらに町全体の子供でもありまして、みんなに見守られて育った。こんにちでも赤ん坊が産まれるときァ、母子の生命の危険がともないますが、江戸時代には、その危険度はもっと高うございました。母親が赤子を残して命を落としたなんて話はよくあったことで、残された亭主は、赤子の乳をだれかから分けてもらわなければならない。これを「乳貰い」と云ったそうですが、こんなときてきぱきと母乳を確保してくれたのが、同じ長家に住む女房たちでございました。「親がなくとも子は育つ」とは、この乳貰いのことでございまして、母親がいなくとも、赤子は周囲の人の世話でちゃんと育つという意味でございます。え~、一方「育てたように子は育つ」とか・・「親の背中を見て子は育つ」なぞとも云われておりますが子供さんを見てますてぇと、その親御さんがだいたいどんなあんべえの人物かってのが、・・想像できますナ。熊 「おう、八。 おめえのとこは、PTAの父親面談に行ったか?」八 「いゃ、まだ行ってねェ・・」熊 「おれは、いま、行ってきたとこだ・・」八 「どうかしたか?」熊 「なんだか知らねェが、担任の先生がぼやくんだ・・・」八 「なんて、ぼやいてるんだ ? 」熊 「人間の子が欲しいってんだナ・・」八 「なにを? その先生の子は、人間じゃあねェのか?」熊 「そうじゃねェ、・・生徒のことだ」八 「生徒は、人間じゃぁねェのか?」熊 「うちのせがれは人間だ!」八 「どうも、話が呑み込めねェな・・?」隠居 「これこれ、二人ともどうした?」熊 「へぇ、じつは、かくかく、あ~でもねェ、しかじか、こ~でもねェってわけなんですがね、 ・・八のやろうが、ちっとも解からねェんで・・」八 「あたぼーよ! そんな、闇夜にカラスが飛んでるような話が解かってたまるかってんだ! ねぇご隠居、解りますかい? このやろうの云うこと・・」隠居 「まぁ、まぁ、・・うむ、解るようでもあるが・・、いや、解らんな。 すまないが、その"こ~でもねェ"ってところをもう一度云っておくれでないか」熊 「へぇ、・・こ~でもねェ・・」隠居 「う~む、読めた!! その先生の言いたいことはこうだナ。 ・・学校に入学する前に、人間の子としての躾(しつ)けがされてない子が多くて 困る。 ・・そういうことだろう」熊 「そう、そう、そういうことなんで・・へぇ」八 「始めっから、そう言ゃあいいんだ・・」熊 「べらぼーめ、始めっからそう云ってるんでェ!」隠居 「おまえさん達も、いちおう人の親だが、・・躾けはうまくいってるのかな?」八 「へぇ、いちおう、親なんですがね。 ・・躾けってぇほどの大それた仕事は、してねェッす・・」熊 「へぇ、あっしも、とりあえず親でげすが、 ・・躾けとか、面倒臭いことはでぇ嫌いで・・」隠居 「これこれ、あきれた手抜き親たちだねぇ。 それにしても、ひと昔前は、たいていの家に"家風"ってのがあってナ、 ・・一家の権威ある年寄りが、きちんと管理していたもんだが・・」八 「いまは"家風"を持ってる家は、ねェんですかい?」熊 「引っ越しのどさくさで、何処かに落っことしたかも知らねェな・・?」隠居 「 これこれ"家風"は物ではない。 その家の"おきて"と云うか、まあ、そのようなもんだ。 いまは、核家族時代になっちまって、年寄りと別居してる家庭が大半だからナ。 そういった"おきて"なんかも、うやむやになっちまったんだナ。 それと、出来ちゃった結婚が増えてることもあるな」八 「へぇ、そりゃまあ、どうしてで・・?」隠居 「出来ちゃったァ!? しょーがねェから結婚するか・・。 生まれたァ!? まあ、なんとかなるだろう・・ってとこじゃないかな」熊 「あっしんとこと同じだ・・」八 「行き当たりばったりだな。あっしんとこも、まあ、そうだけど」隠居 「親となる心構えもなにも出来て無いうちに、赤ん坊のほうが先に生まれて来ちまう・・」熊 「その心構えってのを教えてくれる師匠が、何処かに居ねェんで・・?」隠居 「学校で教えりゃいいのかもしれないが、・・・そうでないと、 無免許で車(子供)を運転(養育)してるようなもんだナ」八 「へぇ~、あっしらは無免許で車(子供)を運転(養育)してたんだ・・!」・・・その翌日、PTAの父親面談で八 「・・てェわけで、あっしらは無免許で車(子供)を運転(養育)してましたんで・・」教師 「・・・(この無責任おやじめ ! ) そうでしたか、 ・・じつは、私も教師には向いてないような気がして、 ・・目下、学級崩壊させてまして・・」八 「・・・(このインチキ教師め ! ) 先生も大変でしょうが、 ・・自信を持ってやってくだせぇ」教師 「地震ならありますけど・・」八 「へぇ、・・?・・してその心は?」教師 「はい、・・毎日揺れてます」おたいくつさまで・・
2015年01月19日
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