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2005年09月10日

　「王妃の館」へマレ地区観光　私がまだマドモアゼルだった頃のパリ旅行２２

カテゴリ：旅のあれこれ

王妃の館とマレ地区観光へ

　大家さんはマレ地区に住むお医者さんで、月に一度散歩がてら、
家賃を支払いに訪れました。
マレ地区はパリの高級住宅街。
「古き良きバリ」の頃の貴族の館に囲まれ、今でも優雅さを保っています。 骨董品店、画廊、新進デザイナーのアトリエやショップも多く、
パリでは珍しく日曜日も開いている店が多いです。

17世紀、かのルイ14世が最愛の王妃のために自らデザインしたといわれる 「王妃の館（Pavillon de la Reine）」 はパリで最古の広場、ヴォージュ広場（140メ─トル四方の広場で、ルイ13世の騎馬像がある）の一角にあり、南北にある王の館等を含めて、36の館（パヴィヨン）に囲まれています。

王妃の館 は、21世紀の今ではマレ地区を代表する超高級ホテルです。
歴史的建造物が海外では普通に使われているところが多いそうです。

この辺りは ピカソ美術館 や美しい調度品を展示している パリ市立歴史博物館（カルナヴァレ博物館とも言う） へも歩いて行けます。近くには『レ・ミゼラブル』の著者 ヴィクトル･ユーゴー の家があります。

ガイドブックの片隅に書いてあった「王妃の館」、
思いついて訪ねたのは良いのですが、迷子になってしまい道を尋ねようと36あるという館の中に一つへ入りました（立ち入り禁止だったかも？）
誰もいない荒れ果てた館なのに、自分達を見つめる刺すようないくつもの視線。
足を踏み入れたとたん、私は動けなくなってしまいました。
友人は一瞬ひるみましたが、彼女は意志の強い人なので階段を上がっていきましたが…何もなかったそうです。

実は、パリ滞在中、とうとう本物の王妃の館は着けずじまいでした（笑）
あまり目立つ看板も案内もなく目の前に行きながら、素通りしてしまったようです
※写真はベニスで泊まったホテル