スリランカ宝石留学物語

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ジェムガスキー

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死ね死ね@ Re:スピネルとサファイアの見分け方は?(05/17) 死ね死ね死ね死ね死ね
bluemoon* @ Re:微笑む宝石(03/08) こんにちは😊💞 フェイスブックの使い方が…
小林勉@ Re:微笑む宝石(03/08) このブログに影響され6年前、ラトゥナプラ…
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サエ@ Re:博物館へ行こう! オォー! これまた興味深く、ロマンチック…
2007.05.22
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カテゴリ: 宝石について
パパラチア

・・・・と呼ばれる サファイア がある。

スリランカでしか産出されない といわれてる宝石で、
名前も シンハラ語 (スリランカの言語のひとつ)から命名されている。

その意味は
蓮の花

あ~、 仏教国 にふさわしく、
気品 にみちた名前なんでしょ~!!

ピンクとオレンジの中間のような 色合いで、
これは、 クロム の含有量がルビーに比べて少なく、
その配列もかなり不規則になってるから(←ちょっと専門的!)

あ~、クロムが多かったら ルビー になれたのにね~!!
何とも控えめな、自己主張の少ないサファイアである
(↑と勝手に私が思ってる・・・だけ)

しかし 希少性 が高いため、
キング・オブ・サファイア
その値段も王様級!!

だ・か・ら、
スリランカに来たら、ぜひパパラチアを買いたいわ~
と言う人(一般庶民)も多い・・・・・
・・・・・・・・・・・・が、 天然の無処理のパパラチア
あまり、コロンボの店でも見かけない。

もちろん、
パパラチアもどき は・・・たくさんある。

ある時、
知り合いのアメリカ人から、
パパラチアをついに買ったのよ~!!
と見せてもらったことがある。

見ると、
それは、
はっきり言って、
オレンジサファイア だった・・・・・・

・・・・・・・・・・・
でも彼女は私に鑑別の依頼をしてるわけでもないし、
おそらく、
ま~!ステキ!!   ってなほめ言葉を求めてるので、

とりあえず、
ま~!大きなサイズね~!

と言っておいた・・・・が・・・ストレスが残った・・・。

こういった場面ではどうしたらいいのか?
と他の ジェムモロジスト に聞いたら、
みんながみんな、
絶対に、それはパパラチアではない! とは言わない。

鑑別依頼がない限り
それが例え、 サファイアでなく、ガラスだとしても黙っておく
そうだ。

おおおおおお~! ストレス がたまるな~!!!
(おばさん年齢になったから、 おせっかい度 も高くなってるのよ~私)

さて、
そんな パパラチア
スリランカでのみ産出と書いたが、

今では、
バンコク あたりで、
ベリリウム拡散処理 されたパパラチアが
大放出されてる

ちなみに、
サファイアの加熱処理は合法 だが、
このベリリウムを使った処理は、非合法である。

でも、別に取り締まりがあるわけではないので、
市場では、当然のようにサファイア、もしくは、
パパラチアサファイアとして売られている。

2005年の英国宝石学協会の会報誌
(Vol.29 No.7/8)によると、



ベリリウム拡散されたものは、カラー・バンドなどが薄い

あと、なんたらかんたら・・・説明が・・・。

ふ~む、
まだまだ、 修行 が必要でございますわ!
しょんぼり





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Last updated  2007.05.22 15:33:15
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