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最近はいじるネタが無いので放置状態であったのですが、最近 「高演色LED」
なるものに興味を持ち、LED化しているマップランプをアップデートしてみることにしました。
「高演色LED」とは、従来白色LEDは明るさの効率だけを求めて設計されていたのですが、照らされたものの見栄えを考慮したLEDの事です。
白色LEDは元々その発光原理からして、その光に赤色成分が無いために照らされたものの赤色がくすんでしまう傾向にありました。
今まで綺麗な白色ばかりに目を奪われていたのですが、それでもなんだか色合いがおかしい。つまりLEDっぽい色というのがあったのはそのためなんですね。
色合いだけなら、車内で絵画を鑑賞するわけでも無いのでまあイイかと言うところですが、マップランプたる所以、地図って赤色の色分けって多いじゃ無いですか、それがくすむと言うことは地図が見にくいということになり、これは許されるものではありません。
いままで、いくら照度を上げても見にくかったのはこういう所に原因があったという訳なのです。
では、うんちくはこれくらいにして(誤解がありましたらご指摘コメント下さい)、アップデートする素材のLEDはこちらです。
OptoSupplyの3chip砲弾型を使用します。
左が高演色タイプ、右が従来タイプです。
蛍光体が少し小さく、発光色は青みが少なくなっています。
さくっと作成しました。
左が今まで使用していたもの、右がアップデート版になります。
今までのものは、当時は明るかった3chipフラックスを三発と、純白の砲弾型を9発仕込んでいました。純白を使用して綺麗に発光させる考えだったんですよね。
でも、照らすとこんな案配でLEDらしい青かぶりした発色で、赤がくすんでいます。青かぶりは人間の目の順応性でそれほど感じはしないのですが、赤がくすむので暗くて見にくい感じを受けてしまいます。
アップデート版は9発だけですが全て3chipの20ルーメンなので、計算値ではこちらの方が明るくなります。
高演色タイプだけでは暗くなってしまうので、9発のうち、3発だけは従来タイプとしています。
センターのドア開連動の3連LEDも2発を高演色タイプに同時に打ち替えています。
で、アップデート版ではこのような見え方になりまして、バランスがとれて見やすくなったでしょ。
こりぞまさしく高演色の恩恵であります。この玉は高演色の度合いを示すRa値が85とあまり性能は良くないのですが、この玉でも十分ですな。
ちなみにルームランプを点けると、こんな感じでそちらは青っぽいので、
(左がルームランプ、右がマップランプです)
ちょっと青かぶりしてしまいます。
この程度は許容内でしょうか、少々様子を見ることとします。
更にちなみにRa95の蛍光灯で取ると、こんな感じ。完璧ですね。
全てカメラのホワイトバランスは太陽光固定です。
さて、こんな様子ですっかり肩身が狭くなってしまった従来タイプのLEDですが、そのまま捨てるのももったいないので玄関で使っている百均のタッチライトの方へ移植して、余生を送る事になりました。
こちらもちょっと色味が気になりますが、明るさ優先でよろしいかと・・・
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