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2009.03.03
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カテゴリ: 東方小説


紫が藍の方を向く

少女は両の手を翼の様に拡げて

「藍」
「紫じゃない、ふむふむ」


石の欄干が提灯と重なる様にして?連なる

「今日は雛祭りだったかしら」

誰ともなくつぶやく

「うんっ」


「ええ、藍が教えて上げて」

「紫は‥何でもないわ」


雛祭りは

手前にある本を開いてみた藍

少女は寝転びながら頬杖をついて

紫は斜め後ろから



「雛祭りは厄除けの儀式。流す文化。河は流れて海へと通じる。七夕と同じね。
明かりの文化かしら。これは貴重な資料ね。

「藍ーわかんないよ」

少女がむずがる


私もまだ研究中。
橙‥は
オルゴールでも聴いてる?私が螺旋を回そう。」

しだいに暮れていく森の中で灯りの灯がぽぉっと流れていた。





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最終更新日  2009.03.03 19:16:58
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