MARIAH CAREY
1970年、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。88年、後に夫となるトミー・モトーラ氏(現在は離婚。トミー氏の現在の妻はラテン歌手のタリア)に直接デモ・テープを渡し、契約をした話はあまりにも有名。当時マライアは18歳。その後、デビュー・シングル「VISON OF LOVE」を発表。彼女の7オクターブという驚異的な声量を生かしたこの曲は、たちまちヒット・チャートを急上昇するビッグ・ヒットとなり、全米チャート1位を獲得。その後、リリースされたシングルも5枚が連続で全米チャート1位。これは女性新人アーティストとしては、未だにマライアしか成し遂げていない大記録。アルバム『MARIAH』もヒット・チャートを急上昇、第33回グラミー賞で、見事新人賞と最優秀女性ポップ・ボーカル賞を獲得し、その後アルバムも全米1位に。以後、リリースする楽曲、アルバムすべてが大ヒットを記録。その内容はポップスから、R&BやDANCEナンバーへと変化してきた。その影響か、最近ではアーティストとしてのやや勢いは衰えてきた模様。女優としてはサントラも手掛けた半自伝的映画『グリッター』に主演として出演したが、残念ながら成功はしなかった。しかし、90年代が生んだ最高のDIVAであり、今後の活躍が期待されている。