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2015.11.26
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カテゴリ: ランニング
【ブログ移転のお知らせ】
本ブログは2016年4月よりライブドアへ移転しました。
いずれ完全に閉鎖しますので、今後は下記URLにてご覧いただくよう宜しく御願い致します。
http://blog.livedoor.jp/glico_ageha/archives/5201257.html


第35回つくばマラソン完走記 兼 備忘録


◆0-5km(24'24) Avg:4'53/km (これ以下、タイムは全てNETです)

筑波大学構内を進む。
綺麗に色付いた秋の並木道を期待していたけど、見頃は過ぎてしまっていたのか。
それ以前に、景色は目に入っていなかったのかも知れない。


止まることは無いが人が多く、思うようにペースが作れない。
しかしそれは想定内。
無理してジグザグに走ったり、歩道に乗ったりせずに進む。
最初に飛ばしてしまったら、後半終わってしまう。
まずはウォームアップくらいの感覚で良いのだ。

脚は軽い。
体調も良い。
調整はバッチリだ。
今回のテーマとしている「フォーム」「呼吸」「リラックス」の3ワードを心の中で唱えながら、淡々と進む。
リラックスは出来ている。
良くも悪くも、緊張など微塵も感じなかった。


この辺りからはランナーもバラけてきて、快適に走れる。
追い抜かれることはあまり無く、8割くらいのランナーをパスしてゆく。
それでもランナーは途切れることは無い。
一体Cブロックだけで何人のランナーが詰め込まれていたのか、、、。

4km付近でゲストランナーの野々村真をパスする。

思ったよりも背が高く、言われれば確かにオーラもある気がした。
沿道や周囲のランナーから声を掛けられても、丁寧に返答をしていた。
まだまだ元気なのだろう。笑
芸能人と言うネームバリューを持った人間が、マラソンの理解の普及に身をもって努めてくれるのは有り難いこと。

タイムはあまり気にせず、5kmを通過。
最初の給水はアミノバリューが無かったのでスルー。

◆5-10km(23'32) Avg:4'42/km

序盤は渋滞でキロ5とかだったので、徐々にギアを上げていく。
プランは平均4'40/kmで32km地点まで行くこと。
これは3週間前の練習でクリアしているので、本番でも出来るはず。
残りの10kmは気合で何とかするのみ。

今回は、今までに無くコース動画を見てきた。
会社の昼休みでは、20分くらいのコース動画を毎日見て研究していた。
そのお陰で、今自分がマップのどの位置を走っているかを把握できていたし、次が右折か左折かもほぼ判っていた。
今大会からコースが大幅に変更になったらしいが、自分にとってはこれが初のつくばマラソンなので気にすることは無い。
まっさらな無垢な気持ちで走ればよいだけ。

5km過ぎでオーバーパスが現れる。
もうここまで来たのか!という感じ。
順調な証拠だ。

すぐにそのオーバーパスをくぐり、真っ直ぐに北上。
右手前方に、筑波の高嶺が見える。
曇っていても、その存在感を醸し出している。

ここでもランナーを抜いて行くことが多い。
しかし同じペースで走るランナーも固定されてくる。
インテルのNAGATOMOユニフォーム、広島カープのDOBAYASHIユニフォーム、黄緑の「ならしのスマイルラン」のシャツ、アーセナルっぽいユニフォームみたいなシャツを着た金髪ランナーetc、、、。
追い付きそうになったり離れたり、程よい距離感で進む。

牛角前で第二給水所。
アミノバリューを貰って二口飲む。

少しずつ加速し、プラン通りのペースに乗せようとする。
まだまだ楽しく走れてる。

◆10-15km(23'23) Avg:4'41/km

この大会、伝統はあって有名だけど、沿道の声援は少ない。
大学構内や工業地帯がメインコースで、住宅街や商業地域をあまり走らないから仕方ないが。
コース動画を見ていてそんなイメージがあったけど、その通りだった。
それでも子供連れや御老人なんかがポツポツと応援に駆け付けてくれている姿を見ると嬉しくなってくる。

10km過ぎあたりからは、本格的に工業地帯に入る。
都市計画で道も整備されていて、大規模な工場や研究施設の植栽も美しい。
日本では無いようなスケール感を思わせる風景が続く。

正直、この付近の記憶はあまりない。
集中していたのか否かは判らない。
先程の見覚えあるランナーの背中を追いながら、淡々と走っていたと思う。
どこかの給水所で、アンパンを食べた気がする。
アミノバリューを飲む際に、右目に入って痛かった覚えもある。

12km付近で、両方の乳首に痛みを感じる。
シャツが擦れているのかと思ったけど、ちょうどゼッケンスナップの部品が緩衝していることを把握。
練習では出ない痛みなので何故?と思ったが、謎が解けた。
今後は絆創膏なりテーピングなりでの乳首養生が必要ですね。
でもシャツを脱ぐ訳にも、ゼッケンを外す訳にもいかず、シャツを摘まんだりして誤魔化しながら進む。
流血も覚悟したけど、15kmくらいの地点ではそこまで気にならなくなった。

まだまだ順調。
しかし今回のテーマの3ワードは、この辺りから徐々に頭から消えて行った気がする。

◆15-20km(23'12) Avg:4'38/km

15km地点から工業団地を抜けて、田畑や芝生が広がるエリアへ。
この5kmが最も気持ちよく走れていた区間。
最速ラップは17km地点で、4'31/kmを記録。
ここをピークに、今後は下降線を辿ることに。

17km付近で、先ほどの陣営で知り合ったNomさんに追い付く。
まだ姿と名前が一致していなかったので、見覚えのある真っ赤なシャツを発見して、背後から「葛飾っ!」と声を掛ける。
気付いて振り返り、談笑しながらしばし並走。
「私はこれから失速するんで、先に行って下さい。」と言われ、健闘を誓い合って先行させていただく。
確かに楽ではなさそうな表情と息遣いだった。
粘って欲しい。

直後に民俗的な太鼓の応援が沿道からあり、元気を貰う。
給水所ではアミノバリューは飲み、水は腿に掛けて冷やす作戦に出始める。

コースがクランクして、さらに見晴らしの良い景色になる。
一面芝生が広がっていたが、あれは畑なのだろうか?
ただの空き地にしては美し過ぎる。

そろそろ20kmという頃、微妙に腿に疲労を感じ始める、、、。

◆20-25km(23'55) Avg:4'47/km

腿の疲労を感じつつ、気のせいだと誤魔化しながら20kmを通過。
まだ早過ぎる。
撃沈レースの板橋Cityを思い出す。
あのレースも、23kmくらいから失速が始まった。

板橋から8ヶ月。
成長はしているはずだし、このペースでの32km走も3週間前に消化した。
しかしレースプランの「32km地点までは4'40/kmで走る」というペースに乗せられなくて焦る。
ガーミンをいくら見ても、平均ペースは4'44/kmのままでピクリとも動かない。
いま思うとこの辺りから少しずつ、しかし確実に歯車が狂い始めてきた。

ハーフ付近で最初の補給。
好調のせいで忘れていたメダリストを飲み込む。

再びクランクし、大通りに回帰。
周囲のランナーは減ってきている。
今までのフルのレースでは、常に周囲は大勢のランナーに囲まれていた。
同じ規模のマンモス大会だけど、板橋でもかすみがうらでも見なかった風景。
20km地点の通過では、板橋やかすみがうらの時よりも15分以上早く通過している。
それだけ今回は速く走れているんだ。
自信を持て!と自分を叱咤する。

騙し騙し走り続ける。
ペースは落ちてきているけど、板橋の時ほど急激では無い。
粘るんだ。

◆25-30km(24'23) Avg:4'53/km

中央分離帯のある大通りに出る。
二車線の内、片側は交通規制がされておらず、コーン越しに普通にクルマが並走している。
もし背後から暴走車が突っ込んできたら、、、とか考えてしまう。笑
排気ガスを気にする声もあったが、そこまで気にならなかった。

緩い下り坂を越え、つくばEXをくぐる。
そしてこのコースで最も道幅の狭い箇所へ到達。
本当に狭いし、ガードレールも無い。
足を踏み外したら、田んぼに落下してしまいそうだ。
結構危険な上に、直角クランクも続く。
実際に最初の直角コーナーで、他のランナーと接触してしまった。
あれは怖い。

その恐怖を乗り越えると再びつくばEXをくぐり、緩く長い登り坂。
周囲は森林に包まれるも、すぐに市街地に出る。
研究学園駅前付近になり、このコースで一番声援が多い地点だろう。
ディーラーなどの店舗が並び、一気に街が開ける。
折り返して来るランナーと沿道の声援を交互に見やり、元気を貰う。
給水所ではドリンクとバナナをゲット。
少しでも補給しよう。

折返し地点を過ぎ、来た道を戻る。
ここで先程パスしたNomさんの姿を確認。
差は700m程だろうか。
「これから失速する」とか言ってたけど、十分粘っているじゃないか!
しかし満身創痍な表情だったし、こちらも余裕は無かったので、無言でエールを送る。

その200mくらい背後にも赤い「葛魂」シャツを発見。
、、、がじゅさんだ!
表情からは苦しさは判らなかったけど、真っ直ぐ前を見つめて走っていた。

失速し始めても、それなりのペースは保ててると思っていた。
しかし意外なまでに2人は近くに居た。
今後さらに失速したら、アッと言う間に吸収されてしまいそうだ、、、。という恐怖に襲われる。

ランナーズアップデート越しに応援している仲間の姿が脳裏に浮かぶ。
彼らに恥ずかしい姿(数字)は見せられないし、見せたくない。
そんなことを思いつつ、景色は再び工業地帯に戻り30km地点を過ぎる。






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最終更新日  2016.04.28 13:00:19
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