株式会社SEES.ii

株式会社SEES.ii

2020.02.18
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       《D》については短編の02と03を参照。番外としては​ こちらから
                         登場人物一覧は​ こちらから


 10月10日――午後12時。

 46号線の山道を走るフィアットの中、伏見宮京子は胸の上に手を当てる。ゆっくりと
視線を横に移し、宮間の様子を注視する。車内のスピーカーから流れるジャズ・ピアノの
音色に交じる、宮間たちの会話を聞く。 
 ケンカ? ……いや、これは戦いなんだ。誇りを取り戻すための……。
「……宮間、本当にヤるのか? 手ぇ、貸さなくてもイイのか?」
 ハンドルを切りながら鮫島が言う。……助手席の川澄さんはニタニタしているだけだし、
まったく……この人たちは……。
「いらないわ……田中を――始末するのは私よ」
 宮間が低い声で言う。京子には何も言えなかった。
「……お前が失敗したら? 尻ぬぐいは俺らがしろと?」

"鮫島先輩"らしいから」
「そうか。まあ……骨くらいは拾ってやるよ」
 そう。宮間は戦うつもりなのだ。私と同じ女性の身でありながら。"誇り"という抽象的
で、曖昧で、不確定なモノのために。泣いて、泣いて、泣き続け――でも、立ち上がって、
立ち向かって……もしかしたら――宮間有希の姿がこんなにも美しいと思えるのは、彼女


「……とはいえ、アンタには手伝ってもらうわよ? 川澄……」
「――はぁ? イヤです」
 川澄の淡白な返事を聞くと、私はいてもたってもいられなくなった。「どうしてそんな
ことを言うんですかっ?」
 そうだ。この男はそういう人間だった。私を澤社長をおびき寄せるためのエサ、としか
思っていないような……岩渕さんをエサに私をここまで連れて来るような……そういう、
自分のことしか考えていないような――そんな人だったことを思い出す。
「ケガする可能性が1%でもあるのなら、僕は車内で姫様と待機します。正直言って――
宮間先輩が失敗しても、その後で警察に連絡すれば簡単にヤツは取り押さえられますし、
それで岩渕さんの"お願い"は完了です。……さらに、僕の"個人的な目的"に、聖女様はあ
んまり関係ないんですよねえ……」
 ……この男は。

「加勢の報酬は……そうね、アンタの好きな駅弁を、現地に行って直接買って、日帰りで
アンタに届ける……てのはどうかしら? どんな田舎でもいいわ。……私をパシりに使え
るなんて、こんな贅沢な男はいないわよ?」
 次の瞬間――
 ルームミラーの中で川澄の目の色が変わり、邪悪な笑みが浮かぶのを――京子は見た。
見てしまった……。

―――――

 ハイエースの薄暗い後部座席の上で、楢本ヒカルは思った。
 ……私は、やっぱり、死ぬんだ。
 捕らえられ、カゴの中に閉じ込められた野鳥が、狭いカゴの中で必死に助けを乞い、や
がてはエサも食べなくなり、疲れきり、衰弱しきって死んでしまうように――ヒカルもま
た、恐怖と絶望の中にいた。
 ……私は、"聖女"でも何でもないんだ。
 ……私は、ただの人間で、バカな女で、どうしようもなく弱いだけ……。
 1時間近くもそんなことを考え、泣き続けた。薄暗く、薄汚れた車内の中で横に倒され、
これからの運命を思い、また泣き続けた。
 ……やっぱり、私は、"聖女"ではなかった。
 何となく、察しはついていた。いや、とうの昔に気がついていて、私はその考えを無視
し続けていたのだ。すべては宇津木からの潤沢な資金があれば可能な"神託"で、私はそれ
を訴えるだけの人形で――。そう。私には予知の力などないのだ……天変地異どころか、
明日の天気すらもわからない……何の価値もない、ただの人間なんだ……。

 ハイエースが山道を下っていることはわかっていた。その気になれば、自力でドアの鍵
に触れ、車外に飛び降りることも可能なようにも思われた。けれど、ヒカルには――抵抗
する気力が残っていなかった。それぐらいに、そう感じてしまうぐらいに、ヒカルの心の
中には絶望と恐怖しかなかった。

「……岐阜に入ったら、適当なホテルに入ろうな? ……ヒカル、これから長い旅になる
んだ……仲良くしようぜ……」
 座席に寝転ばされ、体中を拘束され、涙を流し、汗まみれになって――ヒカルは田中の
ドス黒い、悪意に満ちた声を聞いた。
「《F》なんざすぐに忘れさせてやる……これからは、俺のためだけに"神託"を使え……」
 神様なんていないのだ……いたとしても、私の元には現れなかった。結局――母さんは、
母さんのまま死んだだけ……なの?
「フィラーハ様っ! 万歳っ! 万歳っ!」
 田中が大声で叫ぶ。叫び続ける……。

 私に神の力など、ない。神様など、いない。じゃあ……あの人には?
 ああ、そうだ。そう、なんだ……そういうことなんだ。
 私は……私は、ただ……あの人に、あの方に……。
 自分がなぜ《F》を立ち上げ、《D》に敵意を向けたのか?
 その理由に――ヒカルはようやく気がついた。

 そう思った次の瞬間――鋭いブレーキ音が鳴り響き、田中とヒカルの乗るハイエースは
動きを止めた。
「川澄ぃっ!」
 凄まじい怒りと憎しみを込めて、田中が叫んだ……。

―――――

 ハイエースから降りた男を、宮間有希はじっと見つめた。日の光の加減か、田中陽次の
顔は人ではなく、鬼のようにも見えた。
「川澄ぃっ!」
 ハイエースの脇に立って田中は、私ではなく、フィアットの助手席から降りた川澄を睨
みつけて叫んだ。どうやら、私のことなど眼中にないらしい。
「外道が……。お前の相手は、私だ」
 川澄がおかしそうに微笑んだ。「……そういうことなんです。すいませんね、田中さん」
 そう。田中と決着をつけるのは私だ。この役は、誰にも譲る気はない。

「へえ? お前、宮間か?」
 私のほうに一歩踏み出し、田中が言った。その言葉が、あんまり私の予想した通りだっ
たので、私は思わず笑ってしまった。
「何だあ? お前、俺にヤられに来たのか?」
 どこまでも下品で、知性の欠片もない口調とセリフだった。
「それは貴様のことだ、外道……拉致った女を解放し、土下座して詫びろ」
 背中に隠し持っていた伸縮性の特殊警棒を"左手"で握り、宮間は言った。「土下座した
としても、私は許さないがな」
「……許さない、だとっ? お前がっ? 俺をっ?」
 田中がまた一歩、また一歩と踏み出し、宮間との距離を数メートルにまで縮めた。私は
握った警棒を地面に向けて振る。瞬間、キンと乾いた金属音がし、警棒が本来の姿にまで
伸びきった。
「ええ。私は貴様のような外道を許さない。殺す、と言ったのを覚えていないのかしら?
本当、猿以下の知能ね」
「……なん、だとっ? このクソアマ……」
 田中の頬がピクピクと痙攣し、額にはいくつもの血管が筋を立てて浮かぶ。私は"突撃"
するために身を構えた。
「安心してください。相手をするのは私だけです。横にいる川澄も、運転席にいる男も、
あなたに手を出すつもりはありませんから」
 深呼吸を一度し、冷静な口調と意識を体に戻す。戻す……そう。《D》の、兵士の誇り
を取り戻す。そうだ。取り戻すだけのことなのだ。
「私はあなたと違うので、正面から、正々堂々と、行くわ……心の準備は、いい?」
 自分に言い聞かせるように、
 自分に命令するように、
 自分を奮いたたせるように、
 宮間は、意を決し――決断したっ!

「行くぞっ!」
 次の瞬間――宮間は警棒を強く握り直し、今度は自分から――田中に向かって一歩、ま
た一歩と歩を進めた。数メートルほどあった距離はグングンと縮まり、田中の表情の細部
まで見える。そこには――とてつもなく醜くく、とてつもなく汚らわしい、欲に狂った、
ケダモノの顔がニタニタと笑っている。負けるわけにはいかなかった。そう。何があって
も、何をしても、"どんな手"を使ってでも、負けるわけにはいかなかった。

 田中との距離は残り7メートル――。
 田中は下卑た笑みを浮かべている。宮間は歯をギリリと噛み締めた。
 残り6メートル――。
 田中は相変わらずニタニタと笑う。宮間は歩きながら、右手で自身の太腿をまさぐった。
 残り5メートル――。
 田中が、「んな棒きれで俺に敵うワケねえだろうが……」と呆れたように呟く。宮間は歩
きながら、"予め切断"したシャネルのスーツの切れ込みに右手を突っ込んだ。
 残り4メートル――。
 田中が笑いながら、「お前も、俺のペットにしてやろうか?」と宮間に問う。宮間は歩く
脚をピタリと止めた――
 次の瞬間だった。
 宮間が脚の動きを止めた刹那――……
 彼女の背後から、嬉々とした男の声が響いた。

―――――

「澤社長ーーーっ! こっちですっ!」

「何だとっ!」
 両手を力いっぱいに振る川澄の動向に仰天し、田中陽次は思わず背後を振り向いた。

 だが、誰もいない。誰もいるはずがない。そこにあるのはただの道で、補整されたコンク
リートで、山林や雑草だけなのだから。
 ――しまった!
 瞬間、田中はそれを知った。宮間が『正々堂々と戦う』など本気で言うわけがないのだ。
田中は、急いで宮間の姿を視認しようと顔の向きを戻そうした。ゴトリと何かの金属が地面
に落下する音がする。同時に――強烈な悪寒がし、田中の背筋を貫いた。
 だが当然、間に合わなかった――。
 ――次の瞬間、田中は見てしまった。宮間が"両手"に握り締めているのは、特殊警棒など
ではなく――8オンスのネイルハンマーだったっ!

「くたばれっ!」
 宮間の叫び声の直後――田中の体はコンクリートに叩きつけられるように沈んでいった。
こめかみを中心に猛烈な頭痛を感じ、アゴが痺れたように動かなくなった。
「思い知れっ!」
 次に背中。『助けて』、『許して』と言う間もなく――

「二度と《D》のっ、名古屋の街に来るんじゃねえぞっ!」
 今度は右膝に激痛が走り、そして左膝……。そこで、闇が訪れた。

―――――

 何度目かの発信の後、ようやく川澄との電話が繋がった。携帯電話のバッテリーも残り
少なく、こちらの状況もできるだけ伝えておきたかった。
『……こちらは無事です。"聖女"も、確保しました』
 岩渕誠は安堵した。しかし安堵はしたものの、未だ状況は改善されていない。「そちら
はどうです? 何かありましたか?」
「……《F》はパニックだな。宇津木もかなり混乱している……俺から携帯電話を没収す
るのも忘れて、ついさっきツカサと一緒に倉庫へ放り込まれた……簡易トイレだけ渡され
てな、まぁ……監禁状態だな」
『あははっ、最高ですね』
 川澄の笑い声が電話越しに倉庫に響く。……相当に上機嫌だな、コイツ。「笑うな、こ
ちらはお前と聖女様待ちだ。早く来てくれ」
『了解です。今――ノビてる田中さんを縛り上げてる最中ですので、終わったらすぐにそ
ちらに向かいますよ……』
 急に川澄の声が小さくなり、電話の向こうでガサガサと物音がした。
「田中か……どうやってヤツを止めた?」
『いや~……あのですね……ははは……』
 しばらく沈黙があった。何か言いたくない事情でもあるのだろうか? 思いあたること
はひとつだけ、ある。
「川澄――お前、誰か連れて来たろ? 鮫島さんは確定だとして……ひょっとして、宮間
も一緒か?」
『三分の二、正解』
「……やはり、京子も……一緒か」
 今回の件に関し――岩渕が最も関わって欲しくなかった女の顔を思い浮かべる。クソッ、
川澄の野郎、ふざけやがって……。
 だが、鮫島を連れて来てくれたことは僥倖だ。岩渕は視線を倉庫の隅に移し、木箱の上
で静かに座るツカサの顔を見つめた。少年は疲れたように微笑んでから、心配そうに岩渕
の顔を見つめ返した。……こんな状況で、よく泣きもせず耐えていると思う。岩渕は小声
でツカサに「もうすぐ鮫島さんが来てくれる、安心しろ」と軽く手を振った。

『……ところで、アレの件なんですが……』
 電話から川澄の、歯切れの悪い声が聞こえた。
「アレって何だっ?」
『ほら、"澤社長を煽るな"って話ですよ……』
「ああ、頼みごとばかりして悪いが、頼む。ヘタに挑発すると、ここの《F》の家や敷地
も全部、火の海になるのがオチだからな……」
『ごめん。それ、ムリっぽいか――』
 川澄が言葉を言い終わるか、終わらないかの間際、突如――電話の向こうで激しく風を
切る音が鳴り響いた。非常に独特で、モーターとエンジンを足して割ったような、機械的
で、強く、規則正しい……考えるまでもない、これは……まさか……。

「ヘリかっ? 川澄っ! 社長はエアロスを呼んだのかっ? アイツらは大型ヘリも複数
もってるはずだ。何機だっ? 何機飛んでいるっ?」
『あ――……3機、ですね。そちらに向かって低空飛行中みたいです。ヤバイなぁ……』
 そこで、電話の充電が切れた。
「畜生――っ!」
 窓のない狭い倉庫の中で、岩渕は呻いた。自分の想像する最悪の結末が脳裏に映り、胸
が押し潰されてしまいそうだった。

「岩渕さん……ここの人たち、どうなっちゃうの? ヒカルさんや、家政婦のおばちゃん
や、おじいちゃんたち……みんな、本当は優しそうな人たちだよ?」
 ツカサの目に、大粒の涙が溢れて流れる。
 岩渕は強く奥歯を噛み締め、「……何とかする。何とかしてみせる」と言うことしかで
きなかった。それしか言葉が思い浮かばなかった……。

―――――

 鮫島恭平に付き添う形で、京子がハイエースの車内を覗き込むと――そこには、両手と
両足をビニールの紐で縛られた"聖女"の姿を発見した。彼女は声を震わせて泣いていた。
 ああ……なんてことを……。 
 彼女を見た時、私はショックを受けた。言いたいことがあったはずだった。なぜ、岩渕
と《D》を騒動に巻き込んだのか? それを問いたい気持ちもあった。けれど、今、京子
の口から出たのは、"聖女"を責める言葉ではなかった。
「ああっ、大丈夫ですか? ケガはありませんか? どこか痛むところはありますかっ?」
 そう言って彼女に駆け寄り、紐を解き、ギュッと強く抱き締めながら、京子は自分自身
の言葉に驚いた。
「……私は……あなたを……」
 京子の腕の中で、ヒカルは泣きながらそう繰り返した。「私は……あなたを……」
「何か理由があるのでしょう? だからもう、泣かないで……」
 ヒカルを抱き締めて私は言った。「岩渕さんとツカサ君さえ返してくれるのなら、私は
あなたのしたことをすべて許します。話も聞きます。だから、ね? もう泣かないで……」
 そう。京子は気づいたのだ。感覚的に、直感的に、理解したのだ。
 "聖女"は自分と同じ人間で、誰もと同じ弱い心を持ち、だからこそ、誤った選択肢を選
ぶこともある。善悪の問題ではないのだ。彼女は、ただ"聖女"であろうとしただけなのだ。

 ヒカルは目に涙をいっぱいに浮かべて京子を見つめた。そして、「私は……伏見宮様、
あなたに憧れていた……あなたのようになりたかった……あなたと同じように……誰かに
必要とされたかった……恵まれない誰かのために、役に立ちたかった……」と言った。
 私はもう一度、ヒカルを強く抱き締めた。京子の瞳にも涙が溢れ、彼女の顔が、たちま
ち涙で見えなくなった。


―――――

 三人に隠れるようにして行っていた岩渕との通話を切り、川澄奈央人は長い息を吐いた。
目の前には、涙を流す姫君の腕の中で、同じように泣きじゃくる聖女の姿があった。

 憧れが嫉妬に変わり、尊敬が敵対に変わる。よくある話ですね。
 川澄は思った。
 《D》の姫君と同じになりたいと願った聖女は、不相応かつ不可思議な神通力をでっち
上げ、《F》を創設。何らかの形で、いつかは《D》を超えたいと願った。いつかは姫君
を超えたいと願った。意味のない努力……滑稽な話だ。

 川澄は思った。
 その聖女を手助けした男もまた、聖女と同じく、実に愚かな男だ。
 宇津木聖一――。
 幸か不幸か、彼の人生こそ、"フィラーハに翻弄された人生"といえる。僕の価値観では
到底理解できる生き方ではないですが。

 さて、もういいでしょう。この物語にも飽きてきました。残るハードルはひとつだけ。
高い高いハードルがひとつだけ……。ですがその前に、聖女には伝えておかなくてはなら
ないこともひとつだけ……。

 姫君の腕の中で泣きじゃくる聖女の耳に、僕はそっと囁く。
「あなたの支持者である宇津木聖一さんは、名前を一度を変えているようですね。わざわ
ざ家庭裁判所に行って手続きした彼の旧名は、宇野俊夫。ウノ・トシオさん。聖女様、こ
の名前に聞き覚えはないですか?」
「……本当、なの?」
 その返事に僕は満足し、ゆっくり深く頷く。
「本当です。さあ、僕らを《F》の場所に案内してくれますね?」
 そう言って僕は、傷ついた女性を優しく慰めるように、楢本ヒカルに――本来なら宇野
ヒカルと名乗るべき女性に、優しく微笑みかける。

―――――

 『聖女のFと、姫君のD!』 k(最終回)に続きます。
















 今回オススメはもちろん? sees大好きaiko様……。


 aiko様。seesの青春を共に過ごした憧れの人。
 未だに歌唱力もスタンスも体力も衰えがなく……やはり少し地味ながらもすごい人です。

 何年かに一度アルバム出してはいますが、もちろんツアー公演も大切でしょうが、やは
り曲作りは積極的にしてほしい……。



 名曲多いわ。ホント。



 雑記

 お疲れ様です、seesです。
 最近はいろんな他業種の方とお話したり、仲良くさせてもらってますが…やっぱり世間は
増税とかの話や不景気の話ばかりですね……。
 とりま今話題なのは……やはり「健康増進法」ですね……。
 4月からどうすんのかなウチの会社。……工事決まるのなら早く決めてくれ……旅行にで
も行きたいしww

 さてさて、まあ―田中氏との話に決着がつき、いよいよ次回に最終話を持ってこようかと
考えている次第です。そう。澤様との最終決着の話です。変わった者と変わらない者、それ
ぞれの意識と理想、善悪の区別のない、純粋な想いのぶつかり……。実を言うと、次回の話
が作りたくて、この「聖女D」をはじめた次第です。最終話、青いかもww

 宇津木氏の名前のくだりは​ aパート からすでに「トシオ」として登場していたのですが、
まあ思い出せる人はいないかもですね……。ここら辺は某感動系短編マンガからヒントを
得て作成……ていうか、こういう作り込み個人的に大好き。​

 最終話のエンド後のパートには……ズバリ、『今回の騒動に便乗しての、川澄氏の隠して
いた"個人的"目的』です。ままま、『よくある映画のオチ』みたいな話を用意していますの
で……seesの小話に興味のある方はぜひぜひ…ご賞味くださいませww


 私、seesに関しての情報はもっぱら​ Twitter ​を利用させてもらってますので、そちらでの
フォローもよろしくです。リプくれると嬉しいっすね。もちろんブログ内容での誹謗中傷、
辛辣なコメントも大大大歓迎で~す。リクエスト相談、ss無償提供、小説制作の雑談、いつ
でも何でも気軽に話しかけてくださいっス~。"イイネ"もよろしくぅ!!

 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。ブログでのコメントは必ず返信いた
します。何かご質問があれば、ぜひぜひ。ご拝読、ありがとうございました。

 seesより、愛を込めて💓






           適当ショートショート劇場 『ホラー映画診断』


先輩A    「sees君てさ、ホラー映画だと……20分は生き残れるね」
      ???
sees    「いやいやいや、何で20分?」
先輩A    「sees君てちょっとコスいし、主人公タイプでも、ヒロインタイプでもないし」
      失礼なやっちゃな……。
sees      「ちなみに、A先輩は何分すか?」
先輩A    「アタシは~5分かなwwカップルで~、イチャイチャ中にヤられる奴www」
sees    「……幸せな最後すね」

  ―――――

sees   「……B先輩は……90分、生き残れそうですよね?」
Bパイ    「……?」
sees   「実は……コレコレこういう話でして……」
Bパイ    「いや、スプラッタ系なら10分やけど……パニック系なら、ラストまで生きるで」
      ???――あっ、これダメなヤツだ。

  ―――――   

sees   「お前さんは……エンドロールまで死ななそうやな……」
同僚c    「ダメダメ~俺なんか、最後の最後で裏切られて死ぬか、裏切って死ぬかの2択ww
      一番最悪なヤツ」
sees   「ww」
      確かに……マジメで優等生でイケメンでも、最後まで生き残れる条件て、難しい
      もんやな……。

同僚c    「でも安心しろsees、お前がゾンビになったら、俺がすぐに殺してやる」
sees   「――何が安心っ? そっち系の話の映画っ? ワシ、同僚にヤられるのっ?」

      しかし――……
      上映開始から20分で死んで、その後はゾンビになって同僚に殺される――みたいな
      評価のまま――世間話が終わるワシって、いったい(´;ω;`)ウゥゥ

                                😢了😿


こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。

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Last updated  2020.03.06 19:33:55
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