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2006年05月04日

ボーッとしている時間（宇宙を味方にする方程式３）

カテゴリ：生活

この部分にとても共感する・・・

子どもと向き合ってはいけない

何もやっていない時間というのを認めてあげると、子どもはのびのびとおおらかに
育ちます。反対に、何もやっていない時間を認めないと、すごくせわしなくて
神経質な子どもになってしまいます。だから、何もしていなくてボーッとしている
時間を認めてあげることがとても大切。

私たちが子供の頃は、親が忙しかったので、子どもが勝手にボーッとして
遊んでいる時間が許されていました。ところが今は子どもが少なくて、おまけに
あまたの教育評論家が「親は子どもに向き合え」と言うものだから、常に子どもに

中略

向き合え、向き合えって、甘栗をむいているんじゃないのだから、親子関係は
あまり向き合わないほうがいいと思います。

一言で言うと、子どもと向き合っているということは、子どもの目の前に
立ちふさがっているということです。立ちふさがってあら捜しをしている。

子どもに向かって「あんたのここが気に入らない。ここがダメ。ここをなんとか
しなさい」と言っているようなものです。

こういう教育は教育ではない。たぶん子どもは息苦しくて、なんとかこの親を
どけたいと思っているに違いありません。

すごく楽しくて理想的な育て方、育ち方というのは、親が楽しそうに勝手に
前を歩いていって、その背中を子どもが追っかけていくという形なんです。

中略

これは学校の先生にも言えるのですが、おもしろいことをたくさん知っていて、
次から次へと自分がおもしろいと思うことをやって生きている先生を見ると、
生徒は「この先生、おもしろそうだからついていこう」と思います。

でも、いつも生徒に面と向かって説教だけしている先生にはついて

「あんたいないほうがいいよ」と生徒から言われてしまう。

でも、そう言っても先生はどいてくれないから「この先生を無視して生きて
いこう」と考える。先生が来るとおしゃべりしたり、教室の中を歩きまわったり
校庭に出て遊んだりする。これはその先生を否定しているというあかしです。