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「人生には、明るいところと、暗闇があると思うの。私の人生はずっと暗闇だった。だけど、暗闇『だけ』ではなかった。光が挿すところがあった。だから生きてこれた。」
人はあまりにも深い悲しみや苦しみ、考えられないほどのショックな出来事に遭遇すると、心を殺し、自分を殺し、違う仮面をかぶることがある。それは、自分を守るというだけでなく、相手を守ることだってある。そして、暗闇から抜け出すために、一筋の光を目指して前にすすみ、そして、明るさをもとめて、その一筋の光に寄りかかっていこうとする。・・・私はそう思う。
(C) 2011 映画「白夜行」製作委員会
亮司と雪穂はまさにこの関係だった。
19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りになった。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きていく。
母は従業員と浮気。そのことを亮司は知っていた。だけど、父は優しかった。そして、そんな状況の中、自分が子供という立場で自由にできる場所、児童館で教えてもらって、大好きな切り絵のはさみを父は買ってくれた。どんどんどんどん切り絵にはまっていった。
現場を見てしまったことで、誤って殺してしまった亮司の苦しみ、そして、その苦しみから逃れるかのように、悲しい過去を背負った雪穂のために、殺人を繰り返さすしかなかった亮司。最初、堀北真紀さんが演じるので見に行ったのですが、 高良健吾
さんの、大胆なのに繊細すぎるほど繊細で、繊細なのに大胆なほど大胆な演技は秀逸。すごい色っぽかったです。
また、男の子を病気でなくし、同じ子供をもつ立場から、ずっとこの事件を追い続け、亮司の悲しみを理解することで、事件を解決していく笹垣潤三役のサスペンスドラマの帝王 船越さんの演技も必見です。 白夜行
を見てきました。それでは、今日はこの辺で
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